こんにちは。『そうとめ』管理人のるいつです。(@Soutome_ruitsu)
あなたは自分自身を指すときになんと言っていますか?
男性であれば「俺」か「僕」が多いでしょうし、女性なら「私」が多いでしょう。
公的な場だと性別問わず「私」を用いるのが一般的ですよね。
さて創作においてもこの一人称は重要になってきます。
一人称はキャラクターの特徴として読者に深く印象を与えることができますからね。
今回はこの「一人称」をご紹介します。
キャラクターの一人称がワンパターンだなと感じている方は必見です!
厨二病キャラやオタクキャラにも使える一人称まとめ!
日本の一人称ってかなり多いんですよね。
使われているのは冒頭にお話したように「私」「俺」「僕」ぐらいなんですが。
それではいくつか一人称の種類をオススメの用途とあわせてご紹介します。
「私」
一番オーソドックスな一人称です。
男女問わずに使用できて、特に男性の場合だと大人になればなるほど使用される傾向があります。
「俺」
男性キャラの使用率トップクラスの一人称です。
女性キャラにも使うことができて「俺っ娘」と呼ばれる。ボーイッシュな女性キャラに多いですね。
明るいキャラに使うのがいいでしょう。
「俺様」というように自尊心の高いキャラクターが使う派生語があります。
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「俺っち」
「俺」から派生した軽い一人称です。
お調子者やひょうきんなキャラクターが使うのにピッタリではないかと思います。
「僕」
男性キャラに多い一人称です。特に子供がよく使用している他、優しい性格のキャラクターが使う傾向にあります。
女性キャラにも使えて「僕っ娘」と呼ばれ、俺っ娘より違和感の少ないキャラとしてよく使用されています。
男性でも無くて女性でもない「無性キャラ」や男の娘キャラのような中性的なキャラに使うのがオススメです。
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「ワシ・儂」
主に年長者が使う一人称です。
おじいさんキャラが多く使う傾向がありますが、あえて幼い少女キャラに使ってギャップ萌えを狙う方法があります。
「ワシは~じゃ」と語尾に「じゃ」を付けるのが特徴。
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「アタシ」
女性キャラが使う一人称です。
「私」と似ていますが異なります。
こちらの方が気の強いキャラに使われる傾向があります。
不良少女のキャラクターに使うのがしっくりくるでしょう。
また、オネェキャラもよく使っているのを見ますね。
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「わっし」「あっし」
「私」や「あたし」が砕けた一人称です。
どちらかと言えば年配の者が使う傾向にあります。
「あたい」
女性の一人称です。
商人キャラに多いと思います。
使用頻度としては高くないものの、珍しいがゆえにキャラクターの印象を与えやすい一人称です。
「わて」「あて」
「わて」は「私」の言い方が砕けて変化していった一人称です。
そこから更に砕けたのが、京都で使われるのことの多い「あて」であり、主に女性が使う一人称となります。
「ウチ」
関西圏の女性に多い一人称です。
関西人キャラはもちろんのこと、それ以外の地方に住んでいるキャラにも使うことができます。
女子中学生や女子高生キャラに使うといいでしょう。
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「吾輩(わがはい)」
男性の一人称です。
古風な一人称ですので、使用される年齢層は高めでしょう。
堅苦しさから軍人系のキャラクターに使われることが多いですね。
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「拙僧(せっそう)」
僧侶が使う一人称です。
自分をへりくだった言い方で、僧侶キャラを出すなら採用することをオススメします。
なにせ僧侶キャラ自体が少ない上に、一度聞くと忘れられない一人称ですからね。
「我(われ)」
高貴なキャラクターが使う一人称です。
言い回しが古めかしいため、妖狐のように長年生きながらえた人外キャラに使うこともできるでしょう。
地位も高いがプライドも高いキャラにオススメの一人称です。
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「余(よ)」
こちらも高貴なキャラクターが使う一人称です。
同じく古めかしい一人称であり、「我」と使うキャラがすでに存在している場合に差別化して使うのもいいでしょう。
何より「余」という一人称の中で最短の語ということで非常に印象に残りやすいです。
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「某(それがし)」「拙者(せっしゃ)」
大河ドラマを見ているとよく出てくるタイプの一人称です。
武士や忍者に多い印象のある一人称で、そのような風貌のキャラであれば採用されるでしょう。
義にあついキャラクターとのシナジーが高いと思います。
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「拙(せつ)」
単に「拙(せつ)」とする一人称も存在します。
これは自分のことを謙遜した言い方なので、物腰柔らかなキャラに合うのではないかと思います。
「まろ」
日本の公家が使っている印象があります。
採用率は決して高くなく、平安時代を取り上げた創作のように使われる範囲が非常に限定的です。
「妾(わらわ)」
こちらも公家が使っている印象がありますね。
女性キャラクターが使う一人称で、「~のう」「~じゃ」といったように古めかしい言葉遣いをセットですることが多いです。
使用される年齢層は低く、少女キャラに採用されています。
「小生(しょうせい)」
目下や同じ地位の人物に対して男性の使う一人称です。
現代では書き言葉以外は使われることがほとんどないです。
創作に関して言えば、怪しげキャラクターに採用される傾向があります。
あとは年齢層の高いキャラクターですかね。
「此方人等(こちとら)」
主に男性が使う一人称であり、現在でも使われることがあります。
漢字の表記で「等」がつくように、「俺達」というニュアンスで使うことも可能です。
「おいどん」
鹿児島県の薩摩国の武士がよく使っていたとされる一人称です。
近い言葉は「吾輩」です。
「手前(てまえ てめぇ)」
今日では二人称として使われることの多い言葉ですが、一人称です。
「てまえ」の言い方が荒っぽくなったのが「てめぇ」ですね。
言い回しにクセのあるキャラにはあっているのではないかと思います。
「身共(みども)」
「みども」と読み、主に男性が使っていた一人称です。
女性でも使うことがあったとされ、自身と立場の近しい者や下の者に対して少々改まった言い方です。
「おいら」「おら」
男性が使う一人称。
田舎出身のキャラクターが使うことが多いですね。
女性であっても使うケースがあるとかないとか。
「あちき」「わちき」「わっち」
いづれも遊郭で働く花魁が使っていた郭言葉。
創作で使うときは遊女キャラかそうでないかは特に関係がなく、商売人キャラに使われる傾向があるように感じます。
「朕(ちん)」
皇帝や天子が使用する一人称。
その特性上、一つの物語にこの一人称を使うキャラは一人にしておくのが望ましいです。
「自分」
これは現在でも稀にみる一人称です。
「自分は~」というように自身のことを自分と呼称します。
少し堅苦しさを感じさせるのか、軍人キャラに使われる傾向があります。
「当方(とうほう)」
かなりかしこまった一人称です。
エリートキャラに使われることが多いです。
そしてなぜかメガネをかけていることが多いような気がします。
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「本官(ほんかん)」
警察官によく使われる一人称です。
現実では使われることは少ないですが、創作の世界において警察官キャラの一人称として目立たせやすいために多く使われています。
「ワイ」
関西地方の男性が使う傾向にある一人称です。
ただ、掲示板で使われることが多くなったので、その印象が強い人が多いですかね。
オタクキャラに使うのもいいでしょう。
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自分の名前
一人称が自分の名前の人がたまにいますよね。
一般的には幼いころ使っていた人が多いと思いますが、成長しても名残が消えずに使用しているのだと考えられます。
創作ではぶりっ子キャラに使われることが多く、「〇〇ちゃんは~」とちゃん付けで強調することがありますね。
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まとめ
今回は「一人称」についてお話してきました。
こうして見るとかなり多いですよね。
それだけキャラクターの書き分けに便利なので頭に入れておいて損は無いでしょう。
それではまた次回お会いしましょう。
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