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貴族の爵位を順番にご紹介!イギリスを基準にした英語での言い換えも!

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ファンタジー系のラノベなどの小説を読んでいるとよく出てくるワード、「爵位

なんとなく偉い人だということはわかっていても、実際どのぐらいのランクなのかまではよくわかっていない人は多いんじゃないでしょうか。

今回はこの「爵位」について一覧方式でまとめてみました。

なろう小説などで誤解しやすい爵位のあるキャラを登場させたい方は必見です!

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爵位とは?ヨーロッパと日本では意味が少し異なる

爵位」の概念はヨーロッパだけではなく、日本をはじめとしたアジアにも似たような考え方はありました。

例えば古墳時代の「大臣(おおおみ)」や「大連(おおむらじ)」などと呼ばれる姓(カバネ)は、日本における爵位の起源です。

明治時代に入ると華族制度が制定され、その変遷とともに「公爵(こうしゃく)」や「伯爵(はくしゃく)」と呼ばれる爵位が登場しました。

 

元々、爵位の意味とは「功績を残した者や血統の優れた者に贈られる称号」を指します。

日本の爵位が名誉や家の功績に対して与えられた勲章だったのに対し、ヨーロッパの爵位には領主権を含んだ爵位が与えられていました。

 

そして近代化以降の日本の爵位とヨーロッパの爵位も、どちらにも関係するのが封建制度の終焉です。

封建制度を簡単に言えば、その地の偉い人の元に仕えている人が土地を与えられて、その土地に住んでいる民を任せられることを指します。

この封建制度は聞いていて感じるように、古い考え方であり、近代化とともに廃れていきました。

それで一番、割を食うのは誰でしょうか。

そうです、その地の偉い人です。

 

偉いにはそれなりの理由があるわけで、国は彼らを蔑ろにするわけにもいきません。

なので「あなたは今でも偉い人ですから安心してください」とわかるように爵位を贈ったのです。

それまでの功績からくる称号とは意味が変わってきますよね。

 

今回は、もっぱら小説でよく見かけるイギリスをメインにしてご紹介していきます。

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爵位一覧!イエスマイロードやイエスユアハイネスの意味や使い方も!

ではその爵位とはどんなものがあるのでしょうか。

イギリスを基準に近代化以降の爵位について述べていきます。

当然、イギリスのものなので英語も併記していますので創作によってはカタカナで表記することも考えてみてください。

階級が高いものから順に紹介していきます。

 

ついでに爵位の登場する作品で頻出の”Yes,○○”と爵位のある人間に返事をするときの文章も載せているので参考にしてみてください。

大公(たいこう)

英語では「Grand duke(グランドデューク)

King(キング)」たる王の次に位置する爵位の所有者であり、イギリスでは皇太子がそう呼ばれることもあるぐらいの偉大な爵位ですが、なぜか創作にはなかなか出てくる機会がありません。

大公によって統治される国を「大公国」と呼びます。

 

相手が皇位継承権のある皇太子だと仮定すると、「Yes,Your Highness(イエス、ユアハイネス)」が適当でしょうか。

ちなみに現在、皇位を所持している王や女王に対しては「Yes,Your Majesty(イエス、ユアマジェスティ) 」を使います。

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公爵(こうしゃく)

英語では「Duke(デューク)

 

前述の「大公」がない場合では、この公爵が王位に一番近い爵位になります。

返事をするときは自身が大地主以下では「Yes,your grace(イエス、ユアグレース)」であり、大地主以上だと「Yes,duke(イエス、デューク)」になるそうです。

主人公のことを考えると、前者のほうが使うことが多いのではないでしょうか。

ちなみに公爵の妻は「Duchess(ダッチェス)」、息子は「Lord(ロード)」、娘は「Lady(レディ)」と呼ばれます。

公爵はその地などに由来する公爵名があり、「Duke of ○○(公爵名)」で呼称されます。

侯爵(こうしゃく)

英語では「Marquess(マーキス)」や「Marquis(マーキス)

 

公爵と日本語での読みかたが同じなので、よくごっちゃにされています。

公爵が王族や高位の貴族の賜る爵位なのに対し、侯爵は王族の遠縁や大層な功績を残した者に贈られる爵位です。

 

返事をするときは「Yes,My lord(イエス、マイロード)」なので、一番よく創作で聞く返事になりますね。

呼び方は爵位名に”Lord”をつけて「Lord ○○(爵位名)」となります。

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伯爵(はくしゃく)

英語では「Earl(アール)」

 

創作で一番よく登場する爵位ですね。

古くにできた爵位で、公爵や侯爵ができる以前では最高位の爵位でした。

高すぎず低すぎずの階級が、程よく扱いやすい貴族感を出しているのかもしれません。

 

返事をするときは「Yes,My lord(イエス、マイロード)」です。

呼び方は爵位名に”Lord”をつけて「Lord ○○(爵位名)」となります。

子爵(ししゃく)

英語では「Viscount(ヴァイカウント)

 

子爵は最後にできた爵位です。

伯爵から任せられた土地を管理する者です。

 

返事をするときは「Yes,My lord(イエス、マイロード)」です。

呼び方は爵位名に”Lord”をつけて「Lord ○○(爵位名)」となります。

男爵(だんしゃく)

英語では「Baron(バロン)

女性の男爵も存在しその場合は、女男爵「Lady(レディ)」「Baroness(バロネス)」とされます。

 

これまでご紹介してきた爵位と後にご紹介する「準男爵」が親から子へ引き継がれる世襲制だったのに対し、男爵は「一代貴族」といってその代だけに適用される爵位です。

 

返事をするときは「Yes,My lord(イエス、マイロード)」です。

呼び方は爵位名に”Lord”をつけて「Lord ○○(爵位名)」となります。

準男爵(じゅんだんしゃく)

英語では「Baronet(バロネット)

女性の場合は、女準男爵「Baronetess(バロネテス)」とされます。

 

返事をするときは「Yes,Sir(イエス、サー)」です。

女性の準男爵には「Yes,Dame(イエス、デイム)」になります。

 

呼び方はファーストネームと呼ばれる名前に”Sir”をつけて「Sir ○○(ファーストネーム)」とするか、ファーストネームにファミリーネームと呼ばれる苗字を加えて”Sir”「Sir ○○・○○(ファーストネーム+ファミリーネーム)」となります。

女性の場合は同様に”Sir”の部分を”Dame”に置き換えてください。

勲功爵(くんこうしゃく)騎士(きし)

英語では「Knight(ナイト)

 

騎士は世襲することはできず、その代限りのものです。

また貴族でもなく、平民と貴族の中間点である「準貴族」とされます。

 

騎士には五つの等級が存在します。

厳密には一等と二等が騎士(ナイト)として認められます。

大英帝国勲章を例に挙げると

・一等「Knight Grand Cross(ナイト・グランドクロス)

・二等「Knight Commander(ナイト・コマンダー)

・三等「Commander(コマンダー)

・四等「Officer(オフィサー)

・五等「Member(メンバー)

となります。

女性の場合は”Knight”の部分を”Dame”に置き換えてください。

 

返事をするときは「Yes,Sir(イエス、サー)」です。

女性の準男爵には「Yes,Dame(イエス、デイム)」になります。

 

呼び方はファーストネームと呼ばれる名前に”Sir”をつけて「Sir ○○(ファーストネーム)」とするか、ファーストネームにファミリーネームと呼ばれる苗字を加えて”Sir”「Sir ○○・○○(ファーストネーム+ファミリーネーム)」となります。

女性の場合は同様に”Sir”の部分を”Dame”に置き換えてください。

 

また、イギリス以外の人間が騎士とされることもありますが、外国人は騎士叙任の儀式(王が跪いた騎士の肩に剣をパンとするアレ)をしていないので”Sir”と呼ばれることはないそうです。

聖職者も同じ理由で”Sir”と呼ばれることはありません。

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さいごに

今回は「爵位」について解説してきました。

全ての創作がイギリスを基準にしていないにせよ、特に呼び方だとか順番だとかが間違っていることが多いので、覚えておきましょうね。

読み方や解釈が違っていたら一報いただけると助かります。

 

それではまた次回お会いしましょう。

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<これまで記事はこちら>

ちょっとしたことが貴方の大きな創作に繋がりますように。

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