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婚約破棄をする小説は何故多い?なろうの需要から考える理由について

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こんにちは。『そうとめ』管理人のるいつです。(@Soutome_ruitsu)Twitterでは独自の創作ネタを発信しておりますのでフォローお願いします。

 

Web小説サイトのランキングを眺めていると、共通したワードが目立っていました。

それが今回ご紹介する「婚約破棄」です。

何故今このジャンルが人気なのか?婚約破棄を題材にするならどんな風に創作すれば良いのかについて知りたい方は必見です!

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なろうに多い婚約破棄を題材にした創作の特徴

まず婚約破棄がテーマになっていると聞いても、特に男性の方は「なんでそんなのが流行っているんだ?」と感じられることでしょう。

婚約とは結婚の約束をすることであり、それを破るのが婚約破棄なわけです。

一見すると創作との親和性があるのかよくわからないものですが、その特徴を見ていくとどうして人気なのかがわかってくるはずです。

 

それでは、特になろう小説に多く見られる婚約破棄物の特徴を挙げていきたいと思います。

婚約破棄になるまでの流れ

婚約破棄物の主人公は女性であることが多いです。

ゆえに読者も女性の割合が高いことが見受けられます。

 

さて、主人公が婚約破棄に至る過程についてお話しましょう。

舞台の多くは中世ヨーロッパ感のある世界であります。

そこで令嬢として生を受けた主人公は、許嫁や恋愛を経て将来を誓う相手と婚約することになります。

この婚約者は殆どの場合が王子です。

 

そしてある程度月日が流れた後に、婚約破棄をすることになるのです。

この理由として挙げられるのは、他の女性キャラに婚約者を取られたり、婚約者がクズで主人公の容姿や力量を貶して関係を解消したり、家が没落してしまったりなどです。

どれにも言えることは、主人公のせいではない要因ばかりだという点です。

婚約破棄した後の展開

自分のせいではない理不尽な要因で婚約破棄をさせられることになった主人公ですが、ここが底であり以降は報われることの連続です。

元婚約者の完全上位互換のような王子様が登場して、主人公に思いを寄せるのは鉄板です。

 

地位が落ちてしまった場合は挽回することもありますし、王族から離れて質素ではあるものの幸せな生活を手に入れていることもあります。

 

能力が劣っていたからという理由で婚約破棄されていたのであれば、その後に才能が開花したり、元婚約者の見る目が無かっただけで本当は有能だったとすることも多いです。

 

このように婚約破棄をしたことで幸せになっていく主人公に対し、元婚約者は婚約破棄をしてから踏んだり蹴ったりな目に遭ったり、主人公の素晴らしさに気が付いて後悔するというのが一連の流れです。

婚約破棄の需要

つまり、婚約破棄物の人気の理由は「ざまぁ展開」なのです。

認められず理不尽な目に遭った主人公が返り咲き、認めなかった者たちを見返す。

これは以前ご紹介した「追放物」と酷似しています。

主人公、ひいては読者の性別が入れ替わっただけです。

 

これはなろうだけに留まらず、ざまぁ展開が好きな人自体が多いのです。

虐げられていた善人が報われ悪人が最後に痛い目に遭う創作は、日本で昔からある展開ですよね。

 

そしてもう一つの需要層が推測できます。

それは「現状に満足していない既婚者」です。

婚約破棄をする主人公に退屈で平凡な結婚生活を送る自身を重ね合わせ、「私も別れたらこんな風に明るい未来がつかめるのかな。いいなぁ」と夢を見るのです。

この層の読者はそれほどざまぁ展開を望んでいないので、ターゲットにするのであれば憧れるような華々しい生活を描写して主人公の幸せ感をアピールするほうが良さそうですね。

[関連記事]なぜ勇者は頻繁にパーティーを追放されるのか?なろうで人気の謎

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婚約破棄物を創作に取り入れる際に考えておきたいこと

婚約破棄物の特徴や人気の理由をざっと見てきました。

それでは次に、自身の創作を婚約破棄物にするのであれば、どのようなことを考えておくと良いのかについてお話していきます。

やはり追放物と似ているので、ポイントも同じような感じになりますがご了承ください。

元婚約者をただのクズ王子にしておいていいのか

婚約破棄に至る理由が、王子のクズさからくるものは多いですが、王子を単にクズキャラとして使い捨てるにはもったいないこともあります。

 

主人公の家が没落して婚約破棄に至っても、陰ながら尽力してなんとか家を再興しようとする王子キャラは間違いなく人気が出るでしょう。

復縁し恋仲にならずとも、良き友人として度々登場させるのもアリでしょう。

ざまぁと一通りした後は、ギャグキャラに転向させて場を和ませる役割を任せることも考えられます。

 

ざまぁ度を高くしたいのであれば難しいですが、そうでないのであれば王子キャラや元婚約者キャラを有効活用することを考えてみて下さい。

逆ハーレムより一筋の方が人気

男性読者に向けた作品で一人の男性主人公に対して複数の女性が好意を寄せる、所謂ハーレム物は人気です。

これを男女入れ替えたものが逆ハーレム物となり、婚約破棄をした後にそうなる作品もあります。

 

もちろん逆ハーレムにしても良いのですが、人気の作品はどれも一人の女性主人公に対し好意を抱くのは一人の男性キャラであることが多いです。

描写量には限度がありますから、キャラクターを多くすればするほど一人あたりの描写は少なくなります。

つまり女性読者は描写の薄めな男性キャラに囲まれるより、描写の濃いただ一人の男性キャラに慕われる方が満足度が高い傾向にあるのです。

 

婚約破棄物は特定の男性キャラ一筋にするのがベターかと思います。

[関連記事]ハーレム系アニメやラノベが人気のワケとは?逆ハーレムについても!

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さいごに

今回は「婚約破棄」についてお話してきました。

異世界転生も取り入れた婚約破棄物も多く存在します。

人気の設定を盛っていくと、作品自体の人気を獲得しやすいくなりますが、度が過ぎると目的のよくわからない煩雑な創作になるので注意しておきましょうね。

二つぐらいまでに留めるのがベストかもしれません。

 

それではまた次回お会いしましょう。

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ちょっとしたネタが貴方の大きな創作に繋がりますように。

 

 

 

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