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創作ネタ「付喪神とは妖怪と違う?どんな種類があるか例で紹介!」

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みんさんこんにちは。『そうとめ』管理人のるいつです。(@Soutome_ruitsu)

は物持ちがいい方ですか?それともすぐ壊しちゃう方ですすか?

個人差はありますが日本人は比較的物を大切にするんです。自分に被害が無くても、物に当たっている人を見ると不愉快になりますよね。

この物を大切にする文化が成り立った背景の一つはある言い伝えからきていると考えられます。

今回はその言い伝えである「付喪神」についてお話します。

古来の日本を舞台にした作品をつくりたい方は特に必見です!

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付喪神の意味と付喪神絵巻

付喪神は日本が発祥の精霊であり神です。読み方は「つくもがみ」です。

その意味は「長い間使ってきた物に宿った精霊や神」です。過去に取り上げたアイヌにも同じようにカムイと呼ばれる考え方がありました。カムイ信仰のあるアイヌについて

付喪神という名前は「付喪神絵巻」という室町時代に書かれた絵巻で登場した呼び名から取られているんです。有名な「百鬼夜行絵巻」にも付喪神は多数登場します。

また「つくも」は「九十九」とも表記し、「とても長い時間」という意味があります。

付喪神の種類

付喪神と言われてもあまりピンと来ない方もいるでしょう。ですので比較的有名な付喪神を紹介しますね。

  • 唐笠おばけ……傘の付喪神
  • ちょうちんおばけ……ちょうちんの付喪神
  • 化け草履……草履の付喪神

どうでしょうか。聞いたことのある付喪神はいましたか?

こうした名前や知名度のある付喪神の他にいないのかと言われればそれは違います。付喪神はあらゆる物に宿ると考えられていますから物の数だけ存在するということになります。

例に挙げた付喪神を見ればわかるように非常に身近な道具たちですよね。もちろん現代の身近さで考えてはいけませんよ。

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付喪神を創作に活かすには

それでは付喪神が創作においてどんな役割を果たすことができるか考えていきましょう。

付喪神を表現する場合には以下三パターン考えられます。

 

一つ目は「物のまま」です。特に物自体の外見は変化せずに会話ができるというだけですね。外見が変化していないので歩けないですからペンダントや指輪など常に携帯できる物が相応しいでしょう。

 

二つ目は「少し物の姿を変化している状態」です。前述した唐笠お化けのように物の容姿を維持したまま手足など少し生き物に近づいているというのが特徴です。足が一本だったり目が一つだったりすると特異さが伝わりやすいですね。

 

最後三つ目は「擬人化」です。昨今ではすっかりお馴染みですが物を擬人化してしまいます。二つ目である「少し物の姿を変化している状態」が物の特徴9割で人の特徴が1割であるなら、「擬人化」は物の特徴1割で人の特徴が9割でしょう。萌え系を目指すならこちらが一番ふさわしい表現方法ですね。

 

後はこれらを組み合わせるのも面白いかもしれないです。必要に応じて形態を切り替えることができれば物らしさも人らしさも印象付けできるでしょう。

バトル描写における付喪神

付喪神の特徴を考えたので次にバトル物においての付喪神の活用方法を考えていきましょうか。

人形を対象とした付喪神であるならそのまま巨大化して戦うのもいいですし、呪いで苦しめるのもしっくりきますよね。人形の場合は変に擬人化しない方が味が出ると思います。すでに姿は生き物をかたどっていますしね。

 

他には「しゃべるコンピュータ」とか「しゃべる車」のように現代の物に付喪神が宿っているのは実感がわきやすいですね。これらを駆使して戦えばオカルトチックな要素とマシンチックな要素が組み合わさって面白いんじゃないでしょうか。

 

あと「長く使ってきた物に宿る」という特徴から「主人公の祖父が使っていたアイテムに宿っていた」という設定。祖父のために戦っていた付喪神が今度は新しい相棒である子孫の主人公のために戦うなんてどうでしょうか。過去と現在を対比する上で戦闘のスタイルも変化させるといいと思います。

恋愛における付喪神

最後に恋愛創作においての付喪神について考えていきましょう。

恋愛を絡ませるとどうしても擬人化してしまいますよね。確かに物×人の恋愛は面白いですがいささかニッチですよね。

 

擬人化させる上でも人間と差別化したいのは老いも無ければ物が壊れない限り死もないことです。シリアスになってしまいますが永劫の命を持つ付喪神にとって短命の人間との恋愛は非常に刹那的なんです。別れの際も絶対に看取る側になってしまうのです。これを幸福と捉えるか不幸と捉えるかは難しいですね。

 

コメディーになると「他の人にはただの物にしか見えないが主人公には付喪神が見える」という設定はいかがでしょうか。周囲で見ている側としては非常にシュールな日常場面を、主人公にとっては多種多様で自由気ままな付喪神にドタバタと振り回される非日常を描けます。

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まとめ

今回は付喪神についてお話してきました。作家さんなら使う道具に愛着がわくってことありますよね。そんな道具に名前とかつけてみるのはいか……変人ですね。やるならこっそりとしましょう。

こちらは今回ご紹介した付喪神を考える上で参考になる作品です。ぜひご覧ください。

それではまた次回お会いしましょう。

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