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一人称視点に三人称一元視点に三人称多元視点?小説にはどれを使う?

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こんにちは。『そうとめ』管理人のるいつです。(@Soutome_ruitsu)Twitterでは独自の創作ネタを発信しておりますのでフォローお願いします。

 

小説を書く際には地の文での人称をどうするかを決めておかなければなりません。

なんとなくで適当に使っていると滅茶苦茶な文になっちゃいますからね。

今回は「小説で使う人称視点」についてお話したいと思います。

今使っている人称が今いちしっくりこない方は必見です!

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一人称視点で創作することに関して

まずは一人称視点で小説を書く場合について考えていきましょう。

以下が例文です。

 

「昨日の晩御飯なんだっけ?」と僕は呟いた。

「お前の顔が腹が立つ」と言って彼は僕の顔を殴った。

 

このように地の文が一人称に固定されたものを指します。

ではこの用法を採用するメリットとデメリットについて解説します。

一人称視点でのメリット

一人称視点を採用しているのは、どのような作品が多い印象があるでしょうか。

一人称視点は一般的な小説にも採用されていますが、ライトノベルのように読者に主人公を重ね合わせてもらうことを意識した作品に特に多いと考えられます。

つまり一人称視点を採用すると「読者を主人公や物語に引き込みやすくなる」というメリットがあるのです。

」「」「」などの一人称が使用されることにより、まるでその場で体験しているかのように感じられるのが物語に入り込んでいける理由です。

 

それから「一人称視点の小説は書きやすい」というメリットもあります。

視点が一つに絞られ、なおかつ主人公に合わせられるので序盤からサクサクと筆を進めることができます。

視点をあれやこれやと切り替えるのは見ている側も書いている側も混乱しやすいのです。

とは言えあくまでも傾向があるだけであり、一人称視点より後にご紹介する三人称視点の方が書きやすいという方もいらっしゃるでしょう。

一人称視点でのデメリット

一人称視点でのメリットは主人公を中心に描写できることで読者を物語に引き込みやすいことでしたが、これはデメリットにもなりえます。

主人公を中心に描写というより、主人公の知るところしか描写できないんですね。

例えば主人公のいる場所から遠く離れた場所にいるキャラの描写はできないんです。

これは非常に困ることが出てくるはずです。

序盤では主人公やその周囲のキャラを描写しておけばよいのですが、ストーリーが進行するにつれて登場キャラは増えるので全員が一緒の空間にでもいないと描写できずに空気と化すのです。

 

もう一つのデメリットは「主人公の話ばかりで飽きる」という点。

主人公以外の心情や状況の描写ができないので、当然主人公について描写が殆どになり、序盤はまだしも中盤あたりで飽きが出てくる場合があるのです。

これは読者にとっての飽きもそうですが、書いている作者も同じです。

魅力にあふれる主人公であればずっと見ていても飽きることはありませんが、舞台装置としての特徴しか無い主人公だと飽きが来てしまいがちなのです。

ですので個性のないタイプの主人公を登場させる場合は一人称視点をオススメしづらいですね。

[関連記事]創作ネタ「一人称の種類を徹底解説!自分の表現はいくつある!?」

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三人称視点で創作することに関して

次に三人称視点についてお話します。

以下が例文です。

 

一「こんばんは。お久しぶりです」彼は彼女に明るく挨拶をした。

 

二「こんばんは。お久しぶりです」彼は内心、彼女を軽蔑しながらも明るく挨拶をした。

 

 

違いの方はおわかりいただけただけたでしょうか。

この二つは三人称視点であり、一は見た状態だけを描写する方法で、二はそれに加えて外見からはわからない心情をも描写する方法です。

二は三人称多元視点とも呼ばれます。

 

そして一人称視点の書き方をそのまま三人称へ変え、視点が動固定されたもの三人称一元視点と呼び、一人称視点とは異なりシーンが変わると視点が変えることができます。

では、これら三人称視点を用いることによるメリットとデメリットについてお話しします。

三人称視点でのメリット

三人称視点の一番の利点は「主人公周辺以外のキャラや場面もしっかり描写できる」ということでしょう。

人気創作になるのには主人公だけの力では相当難しいです。

ヒロイン、サブキャラクター、敵キャラクターなど様々なキャラクターが互いに関わり合いながら魅力を引き出すことが作品全体の人気へ繋がります。

主人公だけではなく、その他のキャラクターの描写にも力を入れたい方には三人称視点をオススメします。

 

また心情描写を入れるか否かについては、ご自身がどういう創作を書こうとしているかによって変わってきます。

謎や伏線の多い創作では心情描写を入れずに書くと、より読者を真相に迫らせるのを困難にさせることができます。

三人称視点のデメリット

得意不得意はありますが、三人称視点をはじめて書く人は視点が動くことに難儀することでしょう。

自分ではしっかりセリフに対して誰が誰に言ったことがわかるように解説できている気であっても、読者からしてみると「これ誰のセリフなんだ?」と困惑させていることも考えられます。

逆に読者のことを考えすぎるあまり、セリフに対して誰が言っているのかを詳細に描きすぎてくどく感じさせてしまうこともあります。

 

あとは読者を主人公に感情移入や自己投影させることに対しては一人称視点創作には劣ります。

特定の人物に偏ることのない描写をするのが三人称視点創作になるので、主人公を特別に濃く描写するのは難しいでしょう。

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さいごに

今回は「小説で使う人称視点」についてお話してきました。

他には二人称視点創作がありますが、使用頻度が極端に少なく扱いが難しいので当記事では割愛しました。

読者に語り掛けるように二人称「あなた」を使う二人称視点創作は、エッセイなどで目にすることがありますね。

[関連記事]二人称一覧!!小説や漫画などの創作に役立つ特徴を解説!

 

あと一人称視点と三人称視点を交えた創作を稀に見かけますが、できるかぎり使う視点は一種類に絞った方が作者読者共に混乱を招くことが無いでしょう。

ご自身の書きたい創作にあわせて使う人称視点を決めていきましょうね。

それではまた次回お会いしましょう。

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ちょっとしたネタが貴方の大きな創作に繋がりますように。

 

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