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アニメや漫画の主人公には親がいないことが多いですよね。
この設定はやたらと見かけますし、疑問に思った人もいるでしょう。
今回は「主人公に両親がいないこと」についてのメリットやデメリットについてお話します。
創作に主人公の両親を登場させるか否かについて悩んでいる人は必見です!
主人公の両親がいないワケと利点
主人公に親がいなかったり、単身赴任していたり、子供をほったらかして旅行に行っているなんて設定は本当によく見ますよね。
これにはいくつかの理由、利点があります。
まずはそちらを見ていきましょうか。
親がいると主人公を動かしづらくなるから
主人公が大人であればさほど関係ないのですが、子供だと親がいることで数々の制約が設けられてしまいます。
例えば、子供を夜中まで外でうろつかせることを許す親は少ないでしょうし、子供の恋愛相手を家に住まわせることもそう易々と許可できることではないでしょう。
これは恋愛物において割と致命的です。
バトル物であれば、子供を危険な戦場へ向かわせることには反対するでしょう。
このようにバトル物でも恋愛物でも、親がいると自由の利かない場面が多いのです。
上記のような行動を許容する親は、子を自由にさせてあげているというより無責任に野放しにしているだけだと感じるでしょう。
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親に描写を割く必要性が無い
主人公と親の関係をクローズアップする必要が無いと感じた場合は、いっそのこと親を登場させない方が余計な描写を加える必要がなくなるのです。
特に小説の場合は、無駄な登場人物は減らしてしまうことで文章がスッキリとして読みやすくなります。
ずっと家にいるのではなく、たまに家に顔を出すような親は扱いやすいですね。
悲しい過去
これまでの理由とは違い、親が必要ではあるのですが存在しないケースもあります。
主人公が幼い頃に死別している設定はその代表例でしょう。
幼い頃に親と死別した主人公は、親の温かみを知らずに育っていることが多く、そのことが物語に深く関わってくるのです。
これは主人公が大人になり、子供を授かった際にも「子供とどう接したらよいかわからない」といった問題を描くための背景設定にもなります。
また、兄弟姉妹を幼いころから養っているので世話上手だったり、親戚をたらい回しにされて人間不信になったりとキャラクターの人格形成にも大きく影響を与えるのです。
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主人公の親がいないことによるデメリットなど
それでは次に、主人公に両親がいないことに関するデメリットについてお話します。
親子愛は人気が高い
親と子の繋がりを濃く描いている作品は総じて人気があります。
「偉大な親の血を受け継いだプレッシャー」「親の背中に憧れる子」「親の子に対する愛情」など数えだしたらキリがないほど親子に関係する人気テーマは多いのです。
どれもこれも親がいなければ描写することはできません。
泣ける展開としてよく挙げられるのも親子愛ですよね。
親子愛を描くには、ぽっと出の親では今ひとつでしょう。
やるからにはしっかりと初期段階から主人公に関わっておく必要があります。
そうでないと愛の重みがでませんからね。
主人公やヒロインより人気がでることも
数は限られていますが、親キャラクターが主人公やヒロインより人気を博すことがあります。
軽率な行動をとりがちな子供っぽいキャラが多い場合だと、経験豊富な親の考えや判断はとても頼もしく見えることでしょう。
バトル物だと主人公より強い親キャラが登場することも多いです。
これはジャンプ系の漫画でよく見る、主人公の血統がとてつもなく優秀な設定が関係します。
この血統については正直、賛否のわかれるところではあります。
血統が良いということは、努力せずともある程度の力が約束されていることを意味します。
一方、努力して勝利したとしても「血統がいいおかげ」と捉えられてしまうこともあります。
何かにつけて優秀な血統が関わってきてしまうのです。
とは言え未だに優秀な血統の主人公は人気です。
親が偉大という事実自体にワクワクする読者は多いですし、秘められた力が覚醒する時もテンションが上がります。
また能力が血統に由来することで、ある意味でご都合主義ではなくなり、強くなるべくしてなるといった現実的なものになりますね。
さいごに
今回は「主人公に両親がいないこと」についてお話してきました。
物語の序盤では親がいない設定にしておいて、後々に実はボスでした展開も見かけますね。
このボスというのも敵の場合もあれば味方の場合もあるんです。
結構人気の展開なので採用するのを検討するのも良いでしょうね。
それではまた次回お会いしましょう。
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