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「小説家になろう」をはじめとしたweb小説投稿サイトには、毎日たくさんの作品が投稿されています。
中には折角投稿しても埋もれてしまって、誰にも見てもらえないと頭を抱えている方もいるのではないでしょうか。
今回はそんな事態に光を射す存在である「スコッパー」についてお話ししたいと思います。
スコッパーに作品を見てもらいやすくなる方法について知りたい方は必見です!
スコッパーとはどういう意味か?
スコッパーとは「作品をスコップしてくれる人」のことを指す言葉です。
スコップとは掘り起こすことを意味し、具体的には日夜大量の作品が投稿されている中で埋もれてしまった良作品を発見することを指します。
とりわけ「小説家になろう」や「5ちゃんねる(旧2ちゃんねる)」で使われている言葉ではありますが、作品が大量に投稿されているサイトであるのならどこであろうと該当します。
なので、今回は「小説家になろう」を前提として考えていきますが、他サイトや小説以外の作品を投稿するサイトでもおおよそ同じことが言えるので参考にしていただければ幸いです。
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スコッパーはなぜスコップするのか
わざわざ手間暇をかけて作品を探さずとも、サイトのトップページには人気の作品があるのでいいのではないかと思う人がいるかもしれません。
そもそもなぜスコッパーはスコップするのでしょうか。
彼らの中でも最初からスコップをしていた人は少ないのではないかと推察します。
サイトを利用しだした頃は人気作品を閲覧していたのではないのでしょうか。
しかし、作品を見ていくうちに同じようなテンプレに遭遇しつづけてきたことによる「マンネリ感」や、人気作品が必ずしも面白いことにイコールではないことに気が付いた時にスコッパーになったのではないかと思います。
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スコッパーはどうやってスコップしてるのか
次はスコッパーが作品をスコップする方法についてお話ししましょう。
スコッパーがよく使うのは「マイナス検索」です。
「小説家になろう」では「除外ワード」として、「小説検索」の項目にあります。
これはそこに入力したキーワードを検索結果に反映しなくするシステムです。
ここに大手のジャンルや好みではないジャンルを打ち込んで、それに引っかからなかった作品を見ていくのが一つのメジャーなスコップの方法です。
他には「完結済」の作品をソートして見ていく人も多いです。
なろうではエタることが一番に懸念する要素であり、できればそのような作品やエタりやすい作者は避けて通りたいと考えている人が多数存在します。
なのでしっかりと完結した作品は好まれ、完結した作者の他作品も見ようという気になるのです。
他には「他のスコッパーのブックマークや感想からスコップする」という方法をとるスコッパーもいます。
たとえスコッパーでなくとも同じような価値観をもったユーザーであれば、その人のブックマークや感想から作品を見ていけば自分に合ったものに出会いやすいからです。
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スコップの方法から考えるスコッパーに見つけてもらう手段
それでは本題に入ります。
隠れた良作品を発見することをモットーとしたスコッパー。
彼らに自作品を見つけてもらいやすくなる手段についてお話します。
メジャージャンルかマイナージャンルかをはっきりとさせる
人気を取りたいのであればメジャーなキーワードやタグを使ってタイトルやあらすじを考えることでしょう。
逆に、人気云々を考えずに自分の書きたいことを書いているならマイナーなタグやキーワードがつきやすいかと思います。
しかし、そう簡単に割り切れる人は多くありません。
自分の書きたいことを書いて、人気も取りたいと欲張ってしまい「メジャーキーワードとマイナーキーワードが入り混じった作品」を書いてしまうと不利益を被る可能性があります。
なぜならこのような作品では、メジャーキーワードで埋め尽くした作品には太刀打ちできず、中途半端にメジャーキーワードが入ってしまっているのでスコッパーからは弾かれてしまうのです。
二兎を追う者は一兎をも得ずとはまさにこのこと。
なので、人気を取りに行くか自分が好きなことを書くかは、はっきりと区別しておかないとどっちつかずになってしまうので注意してください。
ただし、人気のジャンルが自分の好きなジャンルなのであれば、この限りではありません。
完結はさせておきたい
文章量に差はあれど、完結作が一つでもある人はスコッパーの恩恵を受けやすいです。
先ほども触れたように、完結作を辿って他の作品を見てもらえるきっかけにもなります。
スコッパー以外にも完結作を優先して読みたいと考えている人は多いので、予想以上に多くの人に見てもらいやすくなるのでオススメです。
ただし適当に終わらせた作品では見てはもらえますが、その次のアクションに繋がりません。
むしろ「この作者は最後は適当なんだな」と悪印象を与えかねないので注意が必要です。
スコッパーのいる掲示板に投稿する
スコッパーが集う掲示板やサイトが存在します。
そこに作品を投稿すればほぼ確実に反応が返ってくるでしょう。
しかし、これは諸刃の剣でもあります。
こういった場に作品を投稿することは「晒し」と呼ばれることから察せられるように作品を公開する作者は完全にアウェーな状態です。
そこでは誹謗中傷紛いのレスポンスが寄せられることは珍しくありません。
それが起因して筆を折るなんてことになると残念でなりません。
もちろん、大半のスコッパーは良い点や悪い点を含んだアドバイスなど建設的なやりとりをしてくれます。
ただ、リスクがあるということはしっかりと頭に入れておいてください。
文章量は多く
スコッパーは検索する際に文章量を重要視している節があります。
文章が長いことが作品のクオリティに直結するわけではありませんが、長期間エタっていないことから作者の熱量は感じることはできます。
なのでスコッパーに見つけてもらうことを意識するのであれば、文章量を多めにしていきましょう。
また一話一話の長さより、作品全体の総文章量が検索ではひっかかるのでそちらを念頭に置いておきましょう。
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さいごに
今回は「スコッパー」についてお話してきました。
誰にも知られていなったような作品がスコッパーによって発掘され、それがSNSや掲示板などで話題となって人気作に上り詰めることもあります。
隠れた名作に狙ってなることは難しいですが、意識することで随分と変わってくるので是非今回ご紹介した方法を実践してみてくださいね。
それではまた次回お会いしましょう。
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