こんにちは。『そうとめ』管理人のるいつです。(@Soutome_ruitsu)Twitterでは独自の創作ネタを発信しておりますのでフォローお願いします。
先日アンケート記事をアップしたのですが、よく考えるとweb小説サイトについて解説していなかったことに気づきました。
なので今回は「web小説サイトの種類」についてお話します。
沢山あるサイトでどこに投稿するのが相応しいか悩んでいる人は必見です!
[関連記事]創作討論所!小説を投稿するのであればどのサイトがオススメ?
なろう以外にもweb小説サイトはある!それぞれの特徴
小説サイトに作品を投稿している人以外では、「原作は小説」と聞けば一般的なライトノベルか「小説家になろう」に投稿された作品のどちらかが思い浮かぶことが多いでしょう。
確かに「小説家になろう」は最大のweb小説サイトではありますが、それ以外のサイトも複数存在します。
それではどんなweb小説サイトがあるのかを見ていきましょう。
[関連記事] ちょっと待った!小説や漫画をエタる前にして欲しいたった一つのこと
小説家になろう
「小説家になろう」
言わずと知れたweb小説サイトですね。
ユーザー登録者数、作品数ともにトップであり、多数の作者と読者が利用していることがわかります。
それゆえ作品の更新速度が尋常ではないほど早く、注目を集めることは困難を極めます。
加えてPC版では問題ないのですが、スマホ版では作品を検索した際にあらすじが表示されません。
つまりタイトルが読者にとって作品を手に取る判断材料のほとんどを占めているのです。
その結果、少しでも目立ちながらもタイトルで作品の内容がわかるようにと説明口調の長文タイトルの作品があふれているのが現状です。
それから、これはどこも似たような問題を抱えていますが、評価システムの悪用で不正にランキングが操作するユーザーが多くいたりと、作品の内容だけで勝負しにくいのも事実です。
しかしながら埋もれた作品でも掘り返して評価してくれる「スコッパー」の存在や、圧倒的ユーザー数からなる高い知名度の獲得、書籍化の夢を掴むことのできるタイアップ企画の多さは投稿を決める一手になりうるでしょう。
[関連記事]なろう小説や漫画を完結させるのは何故難しい?原因や解決策を解説!
アルファポリス
「アルファポリス」
アルファポリスにはインセンティブが付与されるシステムがあります。
分かりやすいく言えば小説を書いていて人気が出ればお金が貰えるのです。
社会人の月給のようなお金が貰えるのかといえば、そうではありません。
確かにランキングに常に入っているような作者であればそうなのかもしれませんが、まずまずの調子で投稿してまずまずの人気である多くの作者にとってはちょっとしたお小遣いだと考えておきましょう。
しかしながら例え小銭であろうと自身の創作に一円でも価値があることを実感できるのはモチベーションに強く関わってきます。
ここは投稿サイトを決定するポイントの一つでしょう。
注意しておきたいのが、アルファポリスにはユーザー分析の機能がありません。
読者層の調査は読者の獲得に重要なのですが、それができないので人気を獲得する策を練るのが困難になります。
加えて読者が小説家になろうに比べて少なく、長期連載している作品や完結作品より最新の作品が注目されやすいこともあって、スタートダッシュが上手に切れないと人気が尻すぼみになりがちなのも辛い部分です。
カクヨム
「カクヨム」
カクヨムは「読む」ことに特化したサイトです。
フォントや色を変えられたり、背景の色を見やすく変更することができます。
あと縦読みができるのも嬉しい人は多いんじゃないでしょうか。
普段文庫本を読む方であれば縦読みの方がしっくりくるでしょう。
書くだけでなく、自分自身も小説の読者である人にはオススメのサイトです。
それからアルファポリスのインセンティブに近い「ロイヤルティプログラム」なるものがあります。
こちらは広告を掲載することで収益を得るシステムです。
多くの広告が採用しているクリック式ではなく、閲覧されることで収益が発生するのでハードルは低いですね。
アルファポリスと同じく、少額であろうとなかろうと作品が書籍化される以前にこうして作品に報酬が支払われるのは喜ばしいことです。
欠点を挙げるのであれば「画像が添付できない」ところでしょうか。
表紙絵や挿絵を書籍化前から個人的に依頼されている方もいらっしゃるでしょう。
キャラクター像はイラストが加わると読者がかなり掴みやすくなるため、非常に有効です。
しかしカクヨムではこれらは使うことができないため、あらかじめイラストや設定画をお持ちの方は注意が必要です。
エブリスタ
「エブリスタ」
エブリスタはこれまでのサイトに投稿される作品、ユーザー層共に少し毛色の違うサイトになっています。
異世界物やファンタジーが多くを占めるサイトが多い中で、エブリスタでは比較的現代を舞台にした作品が多いですね。
ランキングに掲載されている作品のジャンルやカテゴリーにBLの欄があることからも女性作者、女性読者の割合が高めであることがわかります。
異世界やハーレム物、悪役令嬢などは書くのが苦手だと感じる方でも使いやすいサイトでしょう。
またランキングを見ればお気づきになられるでしょうが、サムネイル画像が表示されるのでイラストをアピールポイントとして活用することも重要になってきます。
しかしそのような作品ばかりが人気なのかと言えばそうでもなく、フリー画像やサムネイル画像の無い作品であってもランキング入りしている作品は少なくないです。
マイナスなところとしては読者からすると検索機能の拡張性の狭さが挙げられます。
絞れるポイントが非常に少ないので、お目当ての作品に辿り着くのが難しい時もあります。
また、タイアップ企画も他のサイトに比べると少なめであり、全体的に書籍化される作品も多くは無いのが現状です。
マグネット
「マグネット」
他のサイトに比べるとかなり新しいweb小説サイトです。
知らないかった人もそれなりにいるんじゃないでしょうか。
こちらのサイトもイラストをサムネイル画像として表示することができます。
PC版のトップページでは注目されているクオリティの高いイラストがかなり大きく表示されているため「ここ本を売っているサイトだっけ」と感じるほどです。
またサイト名にあるようにマグネットに関係するシステムがあり、その一つに投げ銭があります。
投げ銭とは読者が作者にお金を渡すことができる仕組みです。
一度仮想的なポイントに変えてからですけどね。
運営会社や出版会社からではなく、応援してくれるファンからチップをいただけるのはまた違ったモチベーションアップに繋がることでしょう。
それはファンも同じで、目に見える形で好きな作者を応援できるのは嬉しいですね。
欠点としてはサイトがまだまだ若くユーザーが少なめであることと、サムネイル画像の重要性はエブリスタより高く感じるので、イラストを準備できない人にとっては厳しい戦いになる可能性もあることでしょうか。
どれか一つのサイトに絞る必要はあるのか?
以上が主要なweb小説サイトになります。
これらの中から自分の創作、自分の考えに近いサイトを選んでください。
とはいえ、どこか一つのサイトに絞る必要はありません。
複数のサイトに投稿されている作者は多いです。
複数サイトに投稿するメリット
一つのサイトに絞らずに複数のサイトに投稿することは、単に読者が手に取ってくれる機会が増えます。
ご紹介したように各サイトにはそれぞれ特徴があり、伸びる作品と伸びない作品が違ってきます。
あるサイトでは微塵も人気がなかったのに、別のサイトでは大人気になることは珍しくありません。逆も然りです。
特定のサイトで人気が出なかったからと言って自身の能力を見限るのは、尚早かもしれませんよ。
複数のサイトに投稿するデメリット
複数のサイトに投稿する欠点としては、やはり面倒くさいことです。
何が面倒なのかというと、各サイトの投稿システムにはできることとできないことがバラバラなんです。
つまり単にコピペしただけではレイアウトが崩れてしまうことがあるんです。
そのたびに調整しなくてはなりません。
加えて各話の説明に他サイトのリンクを貼ったり貼らなかったり、タグをつけたりつけなかったりなど一つ一つの作業自体は単純で時間のかからないものなのですが、積もり積もるとえらく時間の食われるのです。
そんなこんなで結局人気が今一つのサイトから順に更新が停滞し、一つのサイトだけを更新し続ける人も結構います。
あと書籍化が決定すると作品を非公開にしなくてはならないこともあるので、そこはきちんと確認しておきましょう。
さいごに
今回は「web小説サイトの種類」についてお話しました。
ここで紹介した以外に二次創作web小説サイトでは「ハーメルン」が有名ですね。
当サイトを利用してくださっている作者の方々は一次創作をメインでされているケースが多いのではないかと考え、この記事では一次創作小説サイトを中心に取り上げました。
二次創作をされる場合は利用規約に詳しく注意書きがされていることが多いので、その際はしっかりと確認しておきましょうね。
それではまた次回お会いしましょう。
よろしければブックマークやフォローお待ちしております!Twitter(@Soutome_ruitsu)
ちょっとしたネタが貴方の大きな創作に繋がりますように。
コメント