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詳しい方はご存知かと思いますが、深夜アニメってシーズンごとに放映予定の一覧が出るんですよね。
Twitterや大手アニメサイトなどで拝見することがあるのですが、そのたびに「今はこんな感じの作品が人気なんだなぁ」と流行を知れるいい指標になります。
そんな中で発見した人気設定がありました。
それが今回ご紹介する「魔王」です。
バトル物創作はもちろん、恋愛創作にも有用な人気設定を押さえておきたい方は必見です!
小説家になろうを筆頭とした人気の魔王の種類とは?
先ほどお話したように魔王という設定は人気で、アニメ作品のタイトルによく見られます。
アニメというのは完全オリジナルのものもありますが、多くは原作が存在します。
例えば漫画だったり小説だったりですね。
そしてこの「魔王」という設定が多く登場するアニメの原作は「小説家になろう」をはじめとしたweb小説サイトに掲載されている作品が多いように感じます。
ではどのような魔王設定があるのか見ていきましょう。
異世界転生に関連させた魔王
かなり息の長いブームになっている異世界転生物において魔王という設定は多く登場するでしょう。
「冴えない普通の学生が異世界転生を経て魔王になる」展開は見たことがある人もいるでしょう。
魔王というのは力の象徴です。
生前の力も人望も持たない平々凡々な人間とは真逆の存在ですよね。
物理的な力や人を動かすことのできるカリスマ性は我々一般人からすれば夢のようです。
そのような読者が抱く力に対する夢や願望を小説では叶えることができるので、異世界転生で魔王という設定が用いられているのではないでしょうか。
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魔王の娘がヒロインという設定
小説で重要な役になるヒロインを魔王の娘にするという設定は多く見られます。
この場合は魔王自体はメインではないものの、魔王の力自体は娘であるヒロインが有していることがあります。
何故ヒロインが魔王の娘である必要があるのか。
その理由としてはまず「叶いづらい恋」というものがあります。
魔王の娘なのですから人間ではないですよね。稀にハーフ設定とかありますが。
異種間の恋愛はそれだけハードルが高く、道のりは困難なものになるでしょう。
しかしそこが見せ所なんですよね。
いかにして種族の壁を越えて恋が成就するのかが見ていてワクワクさせられるのですから。
もう一つは「人外萌え」ということですか。
人ではないキャラクターに惹かれる人は結構多いんです。
魔王の娘なら角が生えていたり羽があったりするでしょう。
そのような特徴が好きな人が多いと知っている作者なら、ヒロインを魔王の娘として登場させている可能性はあるでしょう。
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強大な敵としての魔王
ここまでご紹介した魔王の設定は一種の「なろうっぽさ」を感じたかもしれません。
しかしそれ以外に「物語の目標、倒すべき敵としての魔王」という全ての創作に見られるスタンダードな設定も当然あります。
やはり魔王といえば「悪のボス」というイメージが強いので、物語のゴールに設定しやすいんでしょうね。
悪の象徴たる魔王を倒すことは、主人公の「主人公らしさ」を一層強調することに繋がるでしょう。
物語の序盤では魔王に敵わなかったという設定があれば、冒険を通しての成長も感じやすいですね。
魔王を創作に活かしたい際に心掛けておきたいこと
さてなろうにおける魔王の種類をご紹介したので、次はそれを踏まえて自身の創作にどう活かせばよいのかを考えていきましょう。
例のごとくバトル物創作と恋愛物創作に分けてご紹介していきます。
魔王をバトル物に登場させる際のポイント
魔王の力はバトルで用いると必ずと言っていいほど強力なはずです。
当然と言えば当然でしょうね、魔王なんですから。
圧倒的な魔王の力で敵を蹂躙するのを見るのは気分爽快でしょう。
ところでそのような一般的な魔王の力では物足りないという作者さんはどうすればいいか。
そこで提案があります。
それは「思った以上に使いづらい魔王の力」です。
主人公が「絶対に使える力だ!」と思って意気揚々と使ってみた魔王の力が、思いの外ピーキーだったという設定です。
例えば「特定の時間や状況下でないと絶大なパワーが出ず、それ以外だと人間以下のへなちょこパワー」とかです。
力を適当に振りかざすだけでは勝てず、頭を使いながら戦わざるを得ないですよね。
このような一風変わった魔王の力は読者の注目を集めることでしょう。
魔王を恋愛物に登場させる際のポイント
魔王の娘がヒロインとして登場するという設定について先ほどお話したのですが、魔王自体がヒロインのケースもあります。
人気の理由に関しては娘であった場合と大きく異なる点は無いでしょう。
さて魔王ヒロインとの恋愛についてのポイントとして考えておきたいのは「魔王らしさ」です。
昨今の魔王系ヒロインは「魔王」という字面からも伺える荘厳さとは真逆のギャップ、つまりは「可愛さ」を強調しがちです。
それはそれでギャップ萌えが素晴らしいのですが、もはや「魔王ヒロイン=魔王っぽくない可愛さ」が定着してしまってギャップを感じにくくなってきているような気がします。
なのであえてクールさや厳しさ、そして周囲を率いるカリスマを感じさせる「魔王らしさ」を強調するのが良いのではないかと思います。
簡単に言えばクールビューティです。
魔王ヒロインは可愛いことが一般認識になっている中で、クールで美しい魔王ヒロインはかえって読者にギャップ萌えを感じさせることができて良いのではないかと思います。
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さいごに
今回は「魔王」についてお話してきました。
勇者が魔王を倒す物語って本当に創作という概念が誕生した瞬間からありそうなぐらいポピュラーな設定ですよね。
それだけ愛されてきた設定であるので大切にしていきたいですね。
それではまた次回お会いしましょう。
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