こんにちは。『そうとめ』管理人のるいつです。(@Soutome_ruitsu)Twitterでは独自の創作ネタを発信しておりますのでフォローお願いします。
ファンタジー系の創作は古今東西人気が高いですよね。
現実離れした、現実では無いからこそ可能な夢のあるお話が展開されます。
しかしファンタジーとは何も明るい物語だけが持ち味ではないのです。
暗いファンタジー創作は「ダークファンタジー」と呼ばれ、明るいファンタジー創作に引けを取らない人気があります。
今回はダークファンタジーの世界において重要な役割を担うことになる「黒魔術」についてお話したいと思います。
暗いダークファンタジー創作をつくりたいと考えている方は必見です!
黒魔術とは何か
魔術といえばあなたはどういったものをイメージしますか?
炎や電撃を飛ばすような攻撃的な魔術や仲間を回復するような後方支援系の魔術がパッと浮かびやすいでしょうか。
しかし黒魔術はそのどれとも一線を画す魔術です。
黒魔術とは「道徳に反し、人々に不利益を与え欲望を満たす魔術」なんです。
ではその種類や儀式の方法について併せて考えていきましょう。
黒魔術の種類
黒魔術の意味は前述した通りですが、ザックリ言えば「悪い魔術」です。
ではその悪い魔術にはどんなものがあるのか。
まずは「相手を呪う」という魔術です。
気に入らない相手を呪いによって苦しめたり、あるいは死に追いやったりすることですね。
もっともメジャーな黒魔術であり、そして創作で扱いやすいので人気です。
相手を貶める黒魔術の陰湿さが強調されやすいのもあるでしょう。
次は「死霊術」です。
これは死んだ人間を蘇らせたり、動物の死体を操る黒魔術ですね。
ゾンビやアンデッドと呼ばれる類をしもべとして使役することも該当します。
「死んだ人を生き返らせる」という行為は人によっては道徳に反しているように見えないことがあるでしょう。
しかし亡骸を勝手に思うがまま扱われるというのは死んだ身としてはありがたくは無いでしょう。
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次に「犯罪に関わる黒魔術」です。
他人を殺害したり、窃盗を働いたり、騙す際に黒魔術をその道具として使うのです。
これは呪いの項目と重複するかと思いますが、「何か黒いオーラを出して対象を殺した」のではなく「第三者を操って対象を殺した」といったように人間の精神を操って実行するケースが多いかと思います。
人の意志を捻じ曲げることは紛れもなく黒魔術に相応しい所業でしょう。
最後は「降霊術」です。
字から察することができると思いますが、これは霊を憑依させることです。
そうすることによって本来は知りえない情報を知りえるんですね。
例えば未来で降りかかる災難ですね。
死霊術や降霊術は人の生や死を操ることができるので、その得体の知れないという恐怖から迫害の対象である黒魔術としてとらえられるようになったのではないかと考えられます。
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黒魔術の儀式
黒魔術を行使するには道具や環境などの条件があります。
道具で頻出なのが「動物の死体」ですね。
ここで人間の死体でないのはあくまで「代わり」ということで動物の死体を扱うからです。
種類で言うとウサギが多いでしょうか。調達のしやすさや重量がかさばらないのが理由でしょう。
儀式の方法としては動物の死体を解体して臓器や骨を祭壇に捧げたり、薬草と配合し服用するなどですね。
それに関係するのが「相手の体の一部」です。
体の一部と言っても腕や足は困難でしょうし、それができるのであれば黒魔術なんて使わないでしょう。
使用するのは頭髪や爪などの比較的入手しやすいパーツです。
これらを先ほどの死体と同じように、対象に見立てて「代わり」として呪うのです。
その「代わり」を呪うことで、本体である対象にも影響が……ということですね。
環境で言えば「火」ですね。
火は命を連想させますから、とりわけ降霊術や死霊術では必須と言えるでしょう。
篝火として灯したり、燃え上がった炎に生贄をくべるという活用方法があります。
最後は「呪文」
大好きな人は多いでしょう、カッコいい言葉です。
実際のところは相手を恨み、貶めたいがための陰口でありかっこよくとも何ともないですが、創作に取り入れる時はカッコよく決めたいですよね。
呪文は一回きりでは無く、繰り返し唱えることで効果が大きくなるという考え方もいいかもしれません。
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黒魔術と関係の深い恋愛と白魔術について
さて黒魔術の概要についてお話してきましたが、実はもう一つ黒魔術を行使する目的があるのです。
それが「恋愛」に関係することです。
黒魔術を使ってでも恋愛を成就させたい乙女
恋愛の悩みは人類共通のものです。
時には恋愛がうまくいかずに失恋することがあるでしょう。
そこで黒魔術です。
黒魔術の「相手を自分の思い通りにする」という面が恋する悩める乙女を奇行に走らせるのです。
そこでよく挙げられるのが俗にいう「媚薬」です。
これは相手に自分を魅力的に見せるための薬です。
動物の死体や、自らの体液などを配合したものが多いです。
そんなものを飲ませるほど相手が好きでどうしようもないということですが、やられたほうはたまったものじゃないですよね。
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黒魔術と正反対に位置する白魔術
黒魔術は大雑把にいうと「悪い魔術」だと冒頭にお話しましたが、逆に「良い魔術」は「白魔術」と呼ばれます。
白魔術とは人類のためになるもの、人々を幸せにする利他的な魔術です。
己の欲求を満たす利己的な黒魔術とは正反対ですね。
白魔術の具体例を挙げるのであれば「足が不自由な人の足を治す」や「飢えそうな子供に食べ物を白魔術によって作り出し与える」などでしょうか。
ゲームで俗に言う「ヒーラー」はこれに該当しますね。
創作では黒魔術と正反対の白魔術も効果的に扱っていきたいですね。
元は黒魔術師だったキャラクターが白魔術を使うようになる展開や、逆に最初は白魔術を使っていたのに不意に黒魔術の魅力に取りつかれ闇堕ちする展開を描くことができれば面白いですね。
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さいごに
今回は「黒魔術」についてお話してきました。
タブーや禁忌は破ることによる背徳感こそ読者を魅了するので、その頂点たる黒魔術は是非とも創作で使ってみたい設定の一つではないかと考えています。
しかしくれぐれも現実では使わないように……!
それではまた次回お会いしましょう。
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ちょっとしたネタが貴方の大きな創作に繋がりますように。
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