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これまでの記事で主人公のタイプについて度々ご紹介してきました。
チート主人公に平凡な主人公と能力に応じてその魅力を探ってきました。
今回はこれらに関連した「落ちこぼれ主人公」についてお話ししたいと思います。
なぜ劣等生と呼ばれるキャラクターが人気なのか知りたい方は必見です!
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落ちこぼれと言われる彼らの特徴と人気の秘訣
落ちこぼれと後ろ指を指されるようなキャラクターは多いですよね。
学力か体力で他者より劣っている場合に劣等生のレッテルを貼られることが多いです。
なぜ劣っているキャラが創作に多く採用されるほど人気なのか?
彼らの特徴と人気の理由についてお話していきます。
あらゆる面において劣っているが……
勉強もできずスポーツもできない。
果てには友人もいないという「ないない尽くし」の劣等生タイプの主人公。
しかしそんな彼が主人公に選ばれるのは当然のことながら理由があるのです。
いいところなんてまるでないように見えて、実はとびっきり優れている側面があるのです。
例えば「絶対に諦めない不屈の精神」はよく取り上げられます。
他には「ある条件下でのみとんでもない能力を発揮する」や「底なしのお人好しでどんどん仲間を作ることができる」など、ピーキーな能力だったり秀でたカリスマ性がオンリーワンの特徴として相応しいでしょう。
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劣等生だからこそわかる敗者の考え
あらゆる分野で負け続けてきた劣等生主人公は敗者の視点で物事を見ることができます。
常勝のキャラが敗者に向けて言葉を残したところで「お前に言われてもな」感があるのではないでしょうか?
一方で敗者の気持ちを味わい続けている劣等生主人公の言葉には響くところがあるはずです。
「俺も同じだ」と言われると確かにそうだなと思うことでしょう。
上から目線ではなく同じ目線からの言葉ですからね。
このように劣等生を主人公にすることで「お前に言われたくない」という感情が薄れる点も人気の一つです。
劣等性のように見えて
さて劣等生主人公で一番多いと考えられるのは「実は劣等生ではない」というものでしょう。
周囲の認識においては劣等生であるのに対し、実際は優等生というものです。
なぜ自身が優れていることを隠して落ちこぼれのフリをするのか。
それにはいくつか理由が考えられます。
例えば「有能だと知られるとまずいから」というもの。
悪人に追われていたり、本来の能力が明るみに出るのが良くない場合に目立たないように劣等生のフリをするのです。
平凡キャラならもしかすると目をつけられる可能性もありますが、劣等生だと最初から眼中にないレベルにすることができますからね。
次に「他人との競争や関係に飽き飽きしているから」
優等生は何かと他人と関わることが多くなります。
その中で頼られる場面もあれば、利用されるだけされて損をしたり煩わしい人間関係に悩まされたりすることもあります。
このような優等生特有の悩みに嫌気がさして劣等生のフリをすることで、誰とも関わる必要のない生活を送るのです。
これらの理由で劣等生を演じている主人公があるきっかけで本気を出すというシーンこそが劣等生キャラ最大の人気の秘訣であると考えられます。
その時の普段とのギャップや、劣等生だと信じていた他キャラ達の驚嘆ぶりが読者にとって心地よく感じるのです。
落ちこぼれキャラを創作に活かす際に考えておきたいポイント
落ちこぼれキャラの特徴と人気の理由について見てきたので、次は自信の創作に取り入れる際に考えておきたいポイントをお話ししたいと思います。
バトル物と恋愛物にわけて解説していきますね。
バトル物に登場する落ちこぼれキャラ
落ちこぼれキャラがバトル物に登場する際は実は優等生だったキャラ以外は「優等生キャラに策を講じて勝利する」という展開が人気でしょう。
戦闘能力に優れているキャラが格下に負けるわけがないと高を括っているところに逆転の一手を打ち込むのです。
頭が悪く策を練ることができない劣等生キャラの場合は、気合やまぐれで打開するのがいいでしょう。
ポイントは「誰でも気づける可能性のある一手ではなく、劣等生だからこそ気づけた一手」で逆転したいですね。
例えば成績下位者のみに課せられていた試験や見過ごしてしまうような日常の光景からヒントを見いだせると良いでしょう。
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恋愛物に登場する落ちこぼれキャラ
恋愛物に関しては「落ちこぼれキャラと天才キャラ」というのが不動の人気を誇る組み合わせでしょう。
どちらが主人公かは決まっていません。
正反対の特徴を持つ二人が様々な問題や試練を乗り越えて心を通い合わせていくのです。
出会った当初は敵対していても良いでしょうね。
ポイントは「落ちこぼれキャラには天才キャラに無いものを持っており、天才キャラには落ちこぼれキャラに無いものを持っている」という点を強調することです。
落ちこぼれキャラと天才キャラは、互いに欠けている部分を補い合うように惹かれあうのです。
最初は一緒にいるのが苦痛だったのにいつしかそれが心地よくなっていき、何らかの理由で一人になるとどうしようもない孤独感に襲われるという描写も入れていきましょう。
この孤独感を味わうことで「あいつがいなきゃダメだ」と再認識させるのです。
キャラにそう思わせることで、読者にも「やっぱあの二人じゃなきゃなぁ」と二人の関係性に愛着をもってもらいやすくなります。
さいごに
今回は「落ちこぼれ主人公」についてお話してきました。
劣等生に見えて優等生というキャラが多いので、本当に劣等生という設定でもいいでしょう。
その場合は優れているところは無くても、応援したくなる魅力は忘れずに用意しておいてくださいね。
それではまた次回お会いしましょう。
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