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創作ネタ「奴隷設定が人気なのは何故?なろうで多く採用されるワケ」

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こんにちは。『そうとめ』管理人のるいつです。(@Soutome_ruitsu)Twitterでは独自の創作ネタを発信しておりますのでフォローお願いします。

以前に悪役令嬢について解説したことがあるのですが、ならばその逆の設定についても取り上げたいなと思っていました。

というのも、最近なにかと書籍化やアニメ化される作品に共通してある設定が採用されていることに気づいたんですね。

その設定というのが「奴隷」です。

今回はこの「奴隷」についてお話したいと思います。

現実に近い泥臭い物語からファンタジーまで、あらゆる場面に使えるので要チェックですよ!

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奴隷とは

奴隷(どれい)は現実世界でも存在します。

奴隷とは簡単に言えば「人としての権利を奪い取られ、労働に使役される人」を指します。

人としての権利とは、私たちにとっては当たり前のように享受できているのでピンとこないでしょうが、自由でいることや身体が拘束されないこと、思想や意志の表示ができることですね。

奴隷は人としては扱われずに単なる労働力として扱われるのです。

労働力を生み出す奴隷は、物として売買されるのが当たり前でした。

中にはある程度の権利が認められていた奴隷も存在したようですが。

 

どこか遠い国の考えであるかのように感じている方がいるかもしれませんが、日本にも奴隷は存在していました。

今では考えられないですよね。

奴隷と生贄

奴隷は労働力という役割の他にもう一つ大きな役目がありました。

それは「生贄(いけにえ)」です。

 

生贄とは神や魔に対して捧げる生物を指します。

科学が発展する以前、天災や豊穣が神や魔が原因として引き起こされていると考えられたころに行われていた風習です。

「捧げる」のは命です。

しかし自ら進んで命を捧げようと考える人はそういないはずです。

そこで人権のない奴隷がこの役割を担うことになったのです。

 

今では人以外の動物でさえ許されることがなさそうな風習ですが、それが当たり前に行われていた時代は確かに存在したのです。

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どうしてなろうなどの創作で奴隷が人気なのか

さて大雑把ですが奴隷についての概要をお話したところで創作の観点から考えていきましょう。

ここまで見てきて奴隷という設定を創作に使いたいなと思いましたか?

どうにもシリアスな物語以外では難しそうだなと感じた方が多いのではないでしょうか。

しかし俗にいう「なろう小説」ではシリアスではなく、ラブコメやギャグで使われるケースが非常に多いのです。

アニメ化された「盾の勇者の成り上がり」もそうですね。

では奴隷をどう創作で扱っているのかパターンごとに見ていきましょう。

主人公が奴隷の逆転話

奴隷という設定は今となっては現実的ではないため、異世界転生と掛け合わせて採用されるケースが多いです。

主人公が異世界へ奴隷として転生した場合の話をします。

前世が高貴だったり平凡だったりはするでしょうが、どちらから見ても転生先の奴隷という身分は最底辺であることは変わりないですよね。

そこから必死に労働の痛みに耐え抜いて、時には剣をとり戦いながら這い上がるストーリーが人気です。「成り上がり」と呼ばれることもありますね。

この場合ヒロインは高貴な存在というケースが多いですね。

身分差のある恋はいつの時代も人気のテーマです。

[関連記事]アニメやラノベで異世界転生が人気の理由とチートの関係

奴隷のヒロインとのラブコメ

昨今非常に多いのがこの設定です。

ヒロインが奴隷から脱出する物語……ではないんです。

大体は主人公が奴隷であるヒロインを助けることが多いですね。

そして助けてくれた命の恩人である主人公にヒロインが惹かれて……というのがおおよその流れです。

 

しかしこれではヒロインが奴隷である理由がわかりづらいでしょう。

 

主人公が「命の恩人」というところが重要なんです。

奴隷という身分。親もいなければ友人もいない天涯孤独なヒロイン。

労働だけが日々を埋め尽くして生きる理由すら見つからない毎日です。

そこに現れた主人公は「初めて自分を人として見てくれる人間」であり「奴隷というどん底から救い上げてくれた救世主」なわけです。

そこでヒロインは主人公に対して恋慕の他に崇敬や依存といった感情を抱くのです。

この部分が読者を惹きつけているんですね。

主人公=自分」という風に考えている人にとっては、他の誰でもなく自分だけを頼ってくれるヒロインは独占欲を満たすことができ優越感を与えられるのです。

奴隷キャラを用いたギャグ

奴隷は権利を認められていないと冒頭でお話しましたが、勉学に励むことができるというのも権利の一つなのです。

つまり当たり前のことを知らないことが多いのです。

そこで未知の文化に触れた時の新鮮なリアクションを面白くギャグに昇華することがあります。

奴隷としての文化と一般人との文化の違いから生じる勘違いを描けるといいでしょう。

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まとめ

今回は「奴隷」についてお話してきました。

奴隷をバトル物に出すときは「闘技場」がとっておきでしょうね。

人間相手でもいいですし、大きな動物を相手するのもいいでしょう。

奴隷物のラブコメが増えた今だかからこそ、シリアスなバトル物が脚光を浴びるかもしれませんね。

以下に「奴隷」を創作に登場させたい際に参考になる作品を掲載しておくので、是非チェックしてくださいね。

それではまた次回お会いしましょう。

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