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創作に登場する作品に登場する主人公は、その他のキャラクターと同じ行動をしていたとしても異なる結果が伴うことが多いです。
今回はこの「主人公補正」についてお話したいと思います。
主人公補正を感じさせない描写方法などを知りたい方は必見です!
漫画やアニメで見る主人公補正の意味や特徴
主人公補正の意味は、冒頭にお話したように「主人公であるからこその結果に導かれたり恩恵を受けられること」です。
これだけでは今一つわかりにくいかと思いますので、詳しく見ていきましょう。
やたらとモテる
主人公補正の代表例として名高いのは、主人公がこれといった魅力を持ちあわせているわけでもないのに、とてもモテるというものです。
他のキャラクターの方がモテる要素があるのに、彼らがモテないとなると余計に主人公補正を感じさせるでしょう。
これは何も恋愛感情の意味としてモテるだけではなく、登場人物がこぞって主人公に注目し、敵対や肯定を行ってくるという意味でもあるのです。
主人公補正は良いものを引き寄せるだけではなく、悪いものも引き寄せることを覚えておきましょう。
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何があろうと決して死なない
主人公補正がかかった主人公は、原則死ぬことはありません。
主人公より実力が高い他のキャラクターが続々と命を落としていったとしても、主人公だけは不思議と致命傷を受けていなかったり、何らかの運要素が絡んで生きながらえるのです。
地獄や天国、いわゆる「あの世」と「この世」が行き来できるような設定であれば、主人公が命を落とすことはむしろ前提となるでしょう。
しかし、おおよその作品において主人公の死とは、それすなわち物語のエンディングを指すわけですから、早々に主人公が死ぬことが無いのは当然と言えるでしょう。
主人公にしかできないこと
例えば「今まで誰一人として成しえなかったことを達成する」「成功確率の極めて低いことを成し遂げる」「ラスボスに勝つことのできる者はいないと言われていたが勝つ」などといった主人公にしかできないことも主人公補正といえばそうなるでしょう。
あとは特殊な能力を保持していることも、よく主人公補正として挙げられますね。
それが主人公だけが持っているとなれば、更に主人公補正感が増すことでしょう。
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主人公補正をそう感じさせなくする方法など
主人公補正とは大体どんなものを指すのかについて確認できたので、次は主人公補正を読者に感じ取らせづらくするにはどうすればいいのかについてお話したいと思います。
主人公補正感が強いのは不自然さも原因かも
主人公補正を強く感じさせる原因の一つとして「不自然さ」が挙げられます。
先ほどの主人公補正の特徴の一つとして挙げた「やたらとモテること」で考えると、何の魅力も無いのでモテることに説得力がないので不自然に見えるのです。
ここで言う魅力とは主人公に対して好意や興味を持つことになるキャラに響いたものというより、読者にも伝わる主人公の魅力といった面が強いです。
例え敵キャラが「あいつは面白い……!」と主人公に興味津々であっても、読者に「……どこが?」なんて思われてしまってはいけないのです。
魅力があるからモテる、努力をしたから強い、考えて動いたから生きている。
このように結果を導き出す上で重要な要素をすっ飛ばさずに描写することで、主人公補正感は抑えることが可能になるのです。
主人公補正と主人公は切っても切れない関係
主人公に主人公補正を感じると「主人公補正あるなぁ~」なんて思ってしまうことでしょう。
読者はもちろんですが、作者側でさえ自身でそう思うことはあるのです。
ここで一つの考え方を提示しておきます。
それは「主人公だから主人公補正があるのではなく、主人公補正があるから主人公」という考え方です。
主人公補正を持ちあわせていない者は、そもそも主人公に選ばれることはないのです。
こう考えると主人公に主人公補正があるのは当然のこととして受け入れることができるのではないでしょうか。
最近では主人公補正のある主人公ではなく、「主人公補正が一切ないこと」を触れ込みとしたモブ目線主人公を据えた創作も多く登場してきました。
しかしながら、これらの作品にも少なからず主人公補正は含まれるのです。
理由は簡単、面白くないからです。
主人公を軸にして世界が展開されるからこそ面白味を感じるのです。
モブとして遠巻きに見ているだけでは、何が起こっているのかよくわからないでしょう。
そういった作品は、主人公のようなキャラのいる世界を遠巻きに見ているモブ主人公の周囲に広がる別の世界に注目して描かれているのです。
そこで多かれ少なかれ主人公補正が発揮されるのです。
やはりどうしても主人公と主人公補正はどうあがいても切り離せないものなのです。
さいごに
今回は「主人公補正」についてお話してきました
主人公補正という言葉は良い意味で使われることより、批判的な意味を込めて使われることの方が多いです。
批判的な意味で主人公補正を指摘された場合は、主人公補正自体より先に、話の流れが自然かどうかについて一度考えてみてくださいね。
それではまた次回お会いしましょう。
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