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創作の盛り上がりどころは作品によっていろいろありますよね。
是非ともご自身で「ここだ!」と決めたとっておきの見せ場を作ってみてくださいね。
さて見せ場、盛り上がりのポイントといえば、ある展開がよく見られます。
それが今回ご紹介する「裏切り」展開です。
ストーリーに刺激を与えたい方や、キャラが裏切るタイミングについて知りたい方は必見です!
裏切るキャラの特徴とそのタイミング
作中で裏切ったキャラクターといえば誰が一番に思い浮かびますか?
古今東西、裏切りを働くキャラクターは存在します。
このような裏切るキャラクターはどのような特徴を持ち、裏切りのタイミングによって与えられる印象とはどのようなものなのかを考えていきましょう。
主人公に近しい人物の裏切り
最も裏切るキャラクターに多いと考えられるのが主人公周辺の人物です。
裏切られた時のショックは当然身近な人物であればあるほどに大きくなるものですから、裏切りによってストーリーに変化を与えたいなら適任でしょう。
しかし何故主人公と親睦を深めていたのに裏切るのか?
それの答えは「主人公に近すぎたから」という環境にあるかもしれません。
遠くから他人として眺める分には尊敬できたことでも、ずっと身近にいてその行動原理を知ったりしていくうちに反感を覚えることがあるのです。
身近な人物の裏切りは主人公を含め読者にも大きなショックを与えることになるでしょう。
ずっと一緒に肩を並べて歩んできたからこそ、どちらが勝っても負けても悲しい結果が待っています。
このどうしようもなく救われない亀裂に読者は様々な思いを巡らせるはずです。
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中立的な人物の裏切り
敵ではないものの、味方かと言われればそうでもないキャラクターっていますよね。
そのようなどちらかと言えば味方っぽい中立的なキャラクターが裏切る展開もあります。
この手のキャラは主人公や読者にとっては「やっぱりか」と思わせるような振る舞いが以前から見うけられているケースが多いです。
しかし中立的なキャラクターの裏切りは物語に大きく影響します。
それは主に戦力面での話で味方も敵も同じような戦力のパワーバランスだった場合、中立的なキャラクターの裏切りでこの拮抗状態が大きく崩れるのです。
やや有利だったり拮抗していた状態から、いきなり絶体絶命な状況に追い込まれるのです。
これは非常にワクワクさせられる展開のはずです。
裏切りのタイミング
裏切りはそのタイミングで印象が変わってきます。
序盤に裏切れば「裏切りキャラ」として地位を確立し、中盤に裏切れば物語の流れを大きく変えるターニングポイントになります。
そして終盤に裏切れば強い悲壮感や虚無感を読者に与えることができます。
それからもう一つ重要なのは「裏切ろうと思ったのはいつか」ということです。
最初から裏切るつもりで主人公らに接触したのか、それとも物語が進行していくうちに反感を覚えたのか。
あるいは「裏切ろう」と思った瞬間に裏切ったのか。
この裏切りを意識した瞬間もキャラクターの印象を左右します。
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創作に裏切りキャラを登場させる際のポイント
裏切るキャラの特徴やタイミングを見てきました。
では更に裏切りキャラを創作に採用する際に考えておきたいポイントも見ていきましょう。
裏切りは本心かどうかを考える
「こいつの考えが気にくわない」という思いで行動を起こすのが裏切りの基本です。
しかし中には「裏切りたくない」と思いながら裏切るキャラもいるのです。
この場合は裏切らなければそれ以上に酷いことや理不尽なことが起こるから。あるいは裏切ることが運命だからという理由からでしょう。
相手の幸福のために自分は裏切り者という泥を被るのです。
憎み怨み妬んでの裏切りとは異なる「相手のことを考えた結果の裏切り」は、その本意は読者しか知らないことが多く、見ていて心が苦しくなるでしょう。
その先の「物語の途中や最後に本意を主人公に知ってもらえる」のか「最後まで誰にも本心を悟られずに終える」のかもしっかりと考えておきたいですね。
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敵キャラの裏切り
裏切りキャラというのは何も味方から敵になったキャラだけを指す言葉ではありません。
元は敵側だったキャラが裏切り、味方に加わるのも裏切りキャラと言えるでしょう。
このタイプのキャラも結構人気がありますよね。
敵側のキャラが裏切る動機は「敵のやり方に嫌気がさした」か「主人公に共感した」のどちらかが多いでしょう。
恋愛物であれば「主人公に好意を抱いた」という経緯も考えられるでしょう。
バトル系創作で追い詰められてピンチの時に敵側のキャラが裏切って加勢からの共闘展開は燃えますよね。
ただここで注意して欲しいのは前作主人公を扱った記事でもお話した「味方になった途端弱体化する」ということです。
敵であった頃と変わらぬ強さで仲間になって欲しいと思っている読者が殆どです。
パワーバランスのインフレにつながるという理由で弱体化されやすい元敵のキャラは「一時共闘に限定する」や「味方ではあるものの別行動が多い」というように立ち回りを考えてどうにか強さを維持した状態で活躍させていきたいですね。
さいごに
今回は「裏切りキャラ」についてお話してきました。
「どう見ても裏切るだろコイツ……」と思っていたキャラが結局裏切らずに普通に良い人だった時の何とも言えない感じが好きです。
人気創作には裏切りをメインに据えたものもありますよね。
それだけ裏切りが物語に与える影響は大きいということですから、自身の創作に際しても要点をしっかり押さえて活用していきたいですね。
それではまた次回お会いしましょう。
ちょっとしたネタが貴方の大きな創作に繋がりますように。
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