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創作ではお馴染みの学園物は主人公をはじめとしたメインキャラクターは殆どが生徒です。
生徒同士のいざこざや友情を経て大人に近づく過程が描かれます。
しかし学園物では生徒の他にも外してはいけないキャラクターが存在します。
それこそが今回ご紹介する「先生キャラ」です。
学園物創作を手掛けている人や、学校に関係なくとも「先生」と呼ばれるキャラを作りたいと考えておられる方は必見です!
よく見かける先生キャラの特徴
先生キャラは作品ごとにそれぞれ特徴があります。
どんな先生キャラがいるのかを見ていきましょう。
熱血タイプの先生
先生と言えば生徒に対してぐいぐいと接してくる俗にいう「熱血先生」が思い浮かぶ人もいるでしょう。
特に体育を担当する先生に当てはまりやすく、校門の前で竹刀を持っている印象が強いです。
声が大きくてガタイがいいのも特徴です。
そして生徒に対しては暑苦しいほどの気合の入ったアドバイスやわが身のように相談に乗ってくれるような先生です。
人によっては「親身でいい先生だ」と感じたり「距離感が近くて苦手」ということもあるでしょう。
熱血先生と言えば上記の印象もあり男性教師と考えがちですが、熱いハートを持つのは女性教師も同じですから「熱血女性教師キャラ」もいいですね。
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幼稚園や小学校にいそうなタイプの先生
学園物の舞台になるのは大抵が高校か大学です。
これは読者層に合わせた結果でしょう。
ですが先生のキャラクターとして「幼稚園や小学校にいそうな先生」が登場するケースがあります。
具体的にどのような先生なのかというと雰囲気はほわほわしていていかにも優しそうな先生ということです。
熱血先生が「おいお前ら!」とデカい声で生徒を呼ぶのに対して、「みなさ~ん」とふにゃっとした顔で手を振るのがこのタイプの先生です。
可愛い先生として男性向け作品では人気のある先生のタイプですね。
教科ごとに考える先生の印象
先生キャラの特徴はその担当する教科に左右される傾向があるように思います。
どんな印象を抱きやすいかを教科ごとに述べていきます。
国語担当→落ち着いていて和風の装いが似合う
数学担当→クールで物事を論理的に考える
英語担当→明るくて日常でも時折英語を交えて話している
社会担当→話が上手で生徒からの人気が高い
理科担当→変わった感じの人が多く面白い
体育担当→熱血系かつ強キャラ
保健担当→何故か美人。とりあえず美人。
あくまでおおよその印象であり現実には当てはまらないですし、創作であっても例外はあるでしょう。
しかし教科によって印象が変わってくるのは確かなので、創作する際に先生キャラを登場させる際の性格の目安として担当教科もセットで考えるのが良いでしょう。
男性向け作品では国語の先生、女性向け作品では数学の先生が人気が高めかなという印象です。
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先生キャラを創作に活かす際のポイント
先生キャラの特徴を押さえたところで、次はそれをどう自身の創作に活かすことができるのか考えていきたいと思います。
バトル物と恋愛物に分けて解説していきますね。
バトル物に先生キャラを登場させる
バトル物において先生キャラは強キャラとして描かれがちです。
それゆえ先輩として主人公をはじめとした主要キャラクター達の見本となるような振舞いをします。
ここで重要なのは「主人公らの活躍を食わない程度の良い活躍をする」ということです。
先生キャラは強力ですが、本来主人公たちが倒すべき敵ですら一蹴してしまうと「主人公いらなくね?」となってしまいます。
逆に主人公たちを活躍させようと先生キャラの敗北ばかりを描くと「先生のくせに弱くね?」と読者をがっかりさせます。
そこでオススメなのが「先生キャラと同程度のライバル」を作ることです。
このキャラの強さは主人公たちが戦っている敵より少し上ぐらいがいいでしょう。
ポジション的には第三勢力ですかね。
主人公と剣を交える機会は少なめであり、多くは敵キャラか先生キャラと戦うのです。
そうすることにより主人公たちからは「強い」という印象を持たれるものの、直接決着をつける必要のあるキャラではなくなるのです。
主人公たちはあくまで敵を倒すことを目的とし、先生キャラはライバルである第三勢力と戦う。
ライバルキャラは敵キャラより強いので互角に渡り合える先生キャラは強キャラのまま終盤まで活躍できるということです。
ややこしくなっていますが簡潔に言うと「倒すべき敵を分けよう」ということですね。
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先生キャラとの恋愛物
先生キャラは恋愛物でとても人気があります。
生徒と先生の恋愛はご法度とされますが、禁じられた恋が読者に求められるのは常でしょう。
女性向け作品では主人公の女性生徒が男性教師と恋に落ちることを主題としたものをよく見かけます。
一方で男性向け作品では女性教師が主人公である男性生徒へ恋することはありますが、サブヒロインとしての立場で留まっているいることが多いように感じます。
アプローチも男性生徒が受け身の傾向があります。
ですので「主人公の男性生徒が女性教師に恋をする」ことをテーマにした作品は予想以上に少ないのです。
市場に参入するならここが狙い目ではないでしょうか。
さいごに
今回は「先生キャラ」についてお話ししてきました。
先生キャラはファンから「~先生」や単純に「先生」と呼ばれることが多いように、キャラクターとしての印象に先生という部分の占める割合が高いです。
先生というだけで十分に味付けされたキャラではありますが、そこへ更に特徴を与えてやると愛着の湧くキャラクターが完成するのではないかと思います。
それではまた次回お会いしましょう。
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