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BL用語ってたくさんありますよね。
その筋の人でないとわからないよな用語も多いです。
今回はそのBL用語の中でも「リバ」という単語についてお話します。
BL創作をする方、あるいは見る専の方は必見です!
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リバを語る上で必要なBL用語のタチとネコ
「リバ」の意味についてお話しする前に、基本となる考え方を二つご紹介したいと思います。
それが「タチ」と「ネコ」です。
プラトニックなBL創作が好きな方も多いでしょうから、BL用語はオブラートに包んで表現していきます。
タチとは
タチは「愛する方」です。
「攻め」と表現した方が馴染みのある人の方が多いですかね。
男性的か女性的かで言えば、男性的であると考えられるでしょう。
ネコとは
一方、ネコは「愛される方」です。
タチが「攻め」と言い換えられるように対して「受け」と表現されることが多いでしょうか。
男性的か女性的で言えば、女性的であるとされているはずです。
それを踏まえてリバとは
タチとネコについてはご理解いただけたでしょう。
そこでようやく本題の「リバ」についてです。
リバの意味は「タチとネコ、両方可能」ということを指します。
「Reversible(リバーシブル)」の略ですね。
「愛することも、愛されることもできる」
それがリバなのです。
リバの特徴と魅力
リバの意味を知っただけでは創作に活かすことはできません。
特徴を掴むことが大切です。
リバの最大の特徴は固定概念を取っ払うこと
BLにおいての基本は「タチ(攻め)」「ネコ(受け)」がそれぞれに存在して、原則として変化することは無いでしょう。
このことは「固定」と表現されることもありますが、基本になっているので特別表記されるケースはそれほど多くないです。
こうした役割が決まっていることが普通になっている中、リバはその「当たり前」を根底から覆す考え方と言ってよいでしょう。
役割の決まっている大半のキャラクターに対して、明らかに他の作品とは異なるリバというキャラクター。
それだけで読者の関心をひくには十分な存在です。
リバの魅力
「他の作品には無いイレギュラーな設定」
これだけがリバの魅力ではありません。
「一粒で二度おいしい」という言葉ありますが、リバがまさにそれです。
「タチの時」と「ネコの時」
リバはこの二つの相反する面を、一つのキャラクターが表現することができます。
キャラクターというのはBLだけに限らず「普段見せない一面」を見せると、読者の心を鷲掴みにします。
リバで言えば「普段は厳しいタチなのに、急に弱弱しいネコの様相を見せる時」や「普段甘えるのが好きなネコなのに、不意に男前なタチの様相を見せる時」ですね。
これこそが創作においてリバキャラクターを採用する際における最大の魅力ではないかと思います。
リバを創作に登場させる際の注意を炎上から学ぶ
前述したようにリバは魅力的な題材ではありますが、その特徴ゆえ取り扱いが少々難しいので注意点を押さえていきましょう。
二次創作の際は特に注意
まず、一次創作にリバキャラを出すことは問題ではないでしょう。
あなたが原案であるキャラクターですからね。
それを見に来る読者もあなたのリバキャラが好きで見てくれるのですから。
一方、二次創作であると話が変わってきます。
二次創作でキャラクターをリバにした結果、炎上につながったケースは一つや二つではないのです。
二次創作で既存キャラクターをリバにすること自体に問題があるのではありません。
リバであると表記しなかったり、固定であるかのように言及しておきながら実際はリバだったというのが炎上の元となっているのです。
単純にリバという属性が苦手な人や、固定であると思って読み進めていったのに後々リバだったことが判明して落胆することなどが批判の原因として考えられるでしょう。
そしてweb上で無料公開している作品に対してではなく、二次創作の同人誌として購入した後に発覚したことも炎上した背景にはあります。
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リバ作品に対する問題への対処法
ではこのようなリバにまつわる炎上にはどう対処すべきか。
答えはすでに出ているのですが「表記や検索避けによる住み分け」
これに限ります。
創作者側はリバであることを表記するのが無難でしょう。
同人誌販売では当然ですが、web上に公開する時も無用なトラブルを避けるために念のため一次二次関わらず表記を心掛けるのが望ましいかと思われます。
読者のためというより、自分自身をなるべく理不尽な批判から守るために。
せっかくの創作意欲がもったいないですからね。
読者の側も同じようにリバを避けたいならマイナス検索をするのがいいでしょう。
時には気を付けていても、創作者側がBLに不慣れで表記漏れや勘違いさせるようなことを行うことがあるでしょう。
その際には言及すべき事実には言及し、それ以上に過剰な罵詈雑言などは控えておくのが良いかと思います。
好きなジャンルや嫌いなジャンルこそあれど、お互いがいい気分で創作を楽しめる環境を作っていきたいですね。
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さいごに
今回は「リバ」についてお話してきました。
BL用語は一通りご存知の方は多いとは思いますが、やはり知らない方もいらっしゃると思うので今後も解説などをやっていきたいと思います。
それではまた次回お会いしましょう。
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