こんにちは。『そうとめ』管理人のるいつです。(@Soutome_ruitsu)
最近何やらTwitterで同人誌に対する値段の考え方でTwitterがざわついているようです。
この手の話題は定期的に取り沙汰されては治まって、そしてまた注目されての繰り返し議論されていることです。
それだけ創作界隈に生きているとぶち当たりやすい問題なのでしょう。
ところで同人誌やTwitterやpixiv、あるいは自サイトでイラストを公開している人たちを何と呼びますか?
イラストレーター……絵描き……それとも絵師でしょうか。
今回は「絵師と炎上が起こる理由と解決策」についてお話したいと思います。
現時点で絵師の方はもちろん、イラストを描くことに興味を抱き始めている方は必見です!
そもそも絵師とはどのような人を指すのか
絵師というのは元来の意味として「浮世絵などを描く生業をしている人物」を指していました。
現在では「画家」という言葉が存在することもあって、この用法を耳にすることは少なくなってきました。
もっぱらネットが普及しだしてからは「絵を描く人」という大きいくくりの意味で使われることがほとんどです。
絵師とイラストレーターは何が違う?
ではイラストレーターとの違いは何か?そう思う方がいるでしょう。
結論から言うと絵師とイラストレーターを分ける定義は存在しません。
人によっては「プロがイラストレーターで趣味・アマチュアが絵師」と考える人もいるでしょう。
確かに絵師という言葉が使われだしたインターネット黎明期はこうだったかもしれませんが、昨今ではあいまいになっています。
誰でも簡単にSNSで気軽にイラストを投稿できるようになり、目に触れる機会や金銭を得られる機会が増えたために、そもそもプロとアマチュアの境界自体が線引きするのが困難になっているという背景があります。
twitterやpixivで見かける絵師の炎上と心理
SNSの普及がきっかけで絵師と呼ばれる人たちが増えたことによって、それだけ問題も散見されるようになりました。
インターネットを使う上での特徴の一つが匿名性であるわけですが、それが問題の規模の拡大に拍車をかけています。
名前が知られていないことで、誹謗中傷をすることに罪悪感をおぼえにくくなっているのです。
創作しているほとんどの方が意識せずともクリアしていることなのですが、念のために炎上の種類と回避方法を載せておきますね。
自作発言
「自作発言」とは他の人が描いた作品を自分が描いたものだと主張し、掲載することです。
中には「あまりうまく描けなくて~」など盗用しているにもかかわらず、何とも失礼な前書きを載せる人が存在します。
そして自作発言がバレて炎上するのです。
このような人の心理は「簡単に有名になりたい」や「他人のふんどしであろうがなんであろうが、注目されるならなんでもいい」と考えているものです。
なんなら絵でなくても良いんでしょうね。
この炎上に対する回避方法は至ってシンプルです。
「自分の絵は自分で描く」
これだけです。
もっとも当サイトを閲覧してくれている方は、それこそ自ら何かしらの創作で使うためのアイデアを探しに来られたのですから、無縁ではありましょうが。
自作発言をされない為の回避策には「イラストにクレジット表記をする」が考えられます。
キャラの小物のデザインの一部に記すなど、自然にかつ消しづらい場所に記載するのがベストです。
しかし、自作発言をするような人々は例えクレジット表記されてようと、平気な顔で無断転載してきます。
その場合は各SNSにある、違反報告を行いましょう。
[関連記事]無断転載への対策は何ができる?自身のアイコンやイラストを守るには
キャラやストーリー設定の誤記
これは二次創作に限定される問題です。
と、以前は記載していたのですが、一次創作であっても作者が設定を誤ってしまった場合に炎上に繋がる件をいくつか見たので同様に注意が必要です。
オタクの中には人一倍キャラやストーリーの設定に敏感な人たちがいます。
なので設定周りの話題は論争になることが非常に多いです。
ややこしい設定ならともかく、ストーリーやキャラの根幹をなすような設定を知らないまま絵を描いて炎上するといったケースは少なくありません。
特に絵師がイラストを販売していたりすると、人気の作品に知識0のまま参入して、金銭目的で絵を描いているんじゃないかといったことが囁かれます。
お金云々というよりは作品愛が無い状態でその作品を利用して商売しようというのが許せないのでしょう。
この問題の回避法は「作品を見ておく」ということです。
最初から知識がある人はいませんし、知識がないことは悪いことではないのです。
アニメなら作品を見る。ゲームならプレイする。漫画なら読む。
隅々まで把握する必要はありません。
「人気作品だな~これ描くか」ではなくて
「面白い作品だな~これ描きたいな」と思うことができればいいのです。
[関連記事]オタクが陥る公式との解釈違い!二次創作者でも考えておきたいこと!
「トレス」
これもよく炎上する話です。
トレスとは既存の絵のポーズやデザインを紙に透かして写すことを指します。
「そんなのバレる?」
そう思う方もいるでしょうが、これが結構バレるんです。
トレスを検証する人たちが存在しますし、普通に見ている人でも絵に触れる機会が増えて判別する力が自然に養われている人は多くなっています。
トレスした作品が売り出されていたりしたときなどは大炎上必至です。
これは先ほどの自作発言と似ていて、トレスという行為自体は問題ないのですが他人の作品を勝手に使って自分が描いた物だと主張するのが問題なんですね。
この問題の回避策は「ポーズやデザインを自分の手で描くことから逃げない」ということです。
複雑だったり魅力的なポーズやデザインを表現しようとすると、画力が高くないうちは絵全体が崩れてしまってげんなりしてしまうでしょう。
しかしそこでトレスに頼ってしまってはその場は取り繕えても本質的な画力は一切向上していないのです。
トレスはいずれバレるんです。
上手になってきた頃に過去のトレスが判明して炎上だなんて目も当てられません。
逆にポーズやデザインに時間をかけて向き合っていくと、絵全体もじわじわと見栄えが良くなるはずです。
日々の研鑽。それこそが重要ですね。
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政治ツイートなど創作には関係のない話
絵師のツイートは、絵のことだけでしょうか。
実際には絵だけを淡々と投稿する人の方が少数派で、多くの絵師は絵以外のことも沢山投稿します。
それはペットのことだったり料理のことだったりアニメやゲームのことだったりしますよね。
このことを指して「絵師は絵だけをツイートしろ」という趣旨のツイートが度々投稿され、炎上に繋がります。
とりわけ政治ツイートや差別的なツイート、攻撃的なツイートをする絵師は炎上に繋がりやすいですね。
この問題に関しては、意見が分かれることでしょう。
絵が評価され、ファンが増えたことにより発信力は高まります。
そうなると絵以外の主義主張も、以前までは誰にも聞き届けられることのなかったものが、影響力を持つようになるので、したくなってしまうのではないでしょうか。
SNSで絵師や小説家が主義主張を発信するのは決して悪いことではありません。
問題になるのは発信の是非ではなく、発信した内容の正誤です。
間違ったことを発信した場合、無名の人と有名な人では指摘してくる人の数に差が出てくるのは当たり前のことです。
問題の本質をはき違えてはいけません。
そして間違いを指摘する側も、指摘と誹謗中傷は異なることをしっかり考えて行ってください。
どのSNSにもブロックやミュートといった機能があります。
絵師にせよ何にせよ、フォローするのもブロックするのも自由なのです。
「合うな」と思ったら距離を縮め、「合わないな」と思ったら距離を置く。
これが双方にとって炎上による無駄な体力と精神力を使わない方法です。
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まとめ
今回は「絵師の意味や炎上解決策」についてお話してきました。
正直「当たり前のこと言ってるだけじゃないか」という感想を持たれた方がほとんどでしょう。
しかしその当たり前のことができてない人は多いのです。
それから、炎上の火種を作っていないにも関わらずにとやかく言ってくる人は無視しましょう。
変な人って絶対いますからね。相手にするだけ時間と精神の無駄です。
指をさして非難してくるつまらない1人に心を砕くのではなく、背中を押して応援してくれる大切な99人がいることを忘れないで下さい。
それではまた次回お会いしましょう。
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ちょっとしたネタが貴方の大きな創作に繋がりますように。
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