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創作するとき既存のキャラクターを自分で描くことを「二次創作」って言いますよね。
Twitterなど画像を掲載できるSNSを見ると二次創作のイラストや小説が非常に多く目に触れると思います。
二次創作が増えたのはやはりソーシャルゲームの普及による後押しが大変大きいでしょうね。
一方で同じように創作の一つの形として続けられてきているのが、既存のキャラクターを使わずに自分自身が手掛けた「オリジナルキャラクター」と、彼らが登場する「一次創作」があります。
今回はこのオリジナルキャラクター、通称「オリキャラ」についてお話しますね。
オリキャラを作ろうか悩んでいる人は是非参考にしてください。
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オリキャラ創作の特徴とイラストや小説が痛いとされる理由
オリキャラは既存キャラクターのように「○○出身」「○○が好き」「○○と因縁がある」など二次創作をするうえで外してはいけない設定がありません。
自分自身がキャラクターの出身地や性別、他キャラクターとの関係性まで自由自在に作り込むことができます。
二次創作をしていると設定の解釈が異なってTwitterでは言い争いになったり、時には炎上したりとしたリスクがありますがオリキャラを用いた一次創作にはありません。
この設定の解釈の違いというのは実に厄介で例えるならば「にんじんが嫌い」というキャラ設定があったとして「にんじんを親の仇のように嫌い」という解釈があったり「にんじんを茹でたらいけるけど生は嫌い」みたいに、すごく周囲から見れば小さいことでも大きな論争になることがあるんです。
そんな厄介なことが起きないのは一次創作の大きなメリットであり、最大の特徴ともいえるでしょう。
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オリキャラの欠点
二次創作が設定関連で論争になると言うのは、裏を返せばそれだけ必死になるほど作品に思い入れがある人が多いということです。
逆にオリキャラを使う一次創作はあまり論争にならないです。
商業化しておらず、個人でやっているならなおのこと。
オリキャラに思い入れのある人が自分しかいないのですから。
自分だけが楽しめれば大丈夫!という人はそのスタンスを貫いて頑張って欲しいですが、他の人にも楽しんでもらいたいと言う人は、最初にオリキャラの魅力を伝えるのが大変だと思います。
なぜ大変なのか。
既存のキャラはアニメや漫画、ゲームなどメディアからの宣伝があり、人々にとって見慣れたものになっています。
一方オリキャラはそういった大きな宣伝が無い分、自身のイラストや小説だけでグッと見る人を引き込む必要があります。
最初は作品がクオリティの割に中々伸びずに悶々とすることでしょう。
そこをどう耐えられるかが、その後の人気に直結します。
オリキャラを「痛い」と揶揄する風潮
「黒歴史」って言葉ありますよね。
中学生の頃の日記やイラスト。
過去の自分や他人の創作物を指してそう呼ぶことがあります。
そこでは、しばしばオリキャラに対して「痛い」という感想を述べる人たちがいます。
自分自身の過去の作品は現在と比べて、稚拙で面映ゆい気分になるのでしょう。
私もその気持ちはよくわかります。
現に私も過去の記事を書き直していて、のたうち回りたくなっています。
しかし本人ではない他者がオリキャラに対して「痛い」と揶揄するのは正しいことなのでしょうか?
ゲーム、アニメ、漫画。
この世に存在する創作物の既存のキャラクターも、リリース前は作者のオリキャラだったわけです。
全てはオリジナルから成り立つのに「痛い」と一蹴するのはいかがなものでしょうか。
邪気眼、羽、異能力。
このような一般的に痛いオリキャラとされる特徴を採用している既存のキャラクターって存在しますよね。
過去に自由帳に描いたキャラクターは人気作のプロットになる可能性だってあります。
ですからオリキャラ創作には胸を張ってください。
その痛いとバカにされたキャラクターは、将来多くの人々を魅了するキャラクターになるかもしれないのですから。
ただ、相手が鬱陶しく思っているのに「見てくれ!」としつこくオリジナルキャラクターを見せつけてくるのは紛れもなく痛いです。
この痛さはキャラクター自体ではなく、その行動を指します。
一次創作をする上で必要なオリキャラの設定
オリキャラを制作する際には十分に設定を練る必要があります。
・性別
・名前
・ニックネーム
・性格
・出身
・好き嫌い
・属している集団
・年齢
・立ち位置
・物語を通してどう変化するか
・容姿
・長所と短所
・特技
・バトル物であれば能力
・恋愛物であれば恋愛する上でのスタンス
・過去
などを最初に考えておき、そのあとに他のキャラクターとの関係性を考えていきたいですね。
オリキャラ創作で一番考えておきたいこと
上記の他にも沢山肉付けしなければいけない設定はありますが、私がオリキャラを作る上で一番重要だと考えるのは「信条」です。
信条がブレブレだと見ている側はどこに共感していいのかわからずに宙ぶらりんになってしまうでしょう。
信条というのは例えば「弱き者の味方」とか「強さだけを求めるキャラ」などです。
「強さだけを求めるキャラ」がなんの脈絡もなくいきなり
「俺は弱くてもいい!強さなんて必要ない!」とか言い出したら
「……え?」ってなりますよね。
物語を通して考え方が変わるのとは話が違います。
説得力のない心変わりも好ましくないでしょう。
キャラクターの信条がブレないと物語全体の軸もブレません。
ですのでキャラクターごとにしっかり信条・軸を決定しておきたいですね。
そして、設定を固められたらペンをとって物語を動かしてみましょう。
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まとめ
今回はオリキャラについてお話してきました。
二次創作は人気の出方が早くて爆発的ですが旬を過ぎれば落ち込みます。
一次創作は人気の出方はかなり遅いですが人気が落ち込むことはないでしょう。
それぞれの利点欠点を理解して選択していきましょうね。
そしてオリキャラを愛しすぎたゆえに暴走してしまう「うちの子厨」には気をつけてください。
それではまた次回お会いしましょう。
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