こんにちは。『そうとめ』管理人のるいつです。(@Soutome_ruitsu)
変わった質問をしますが、あなたは手足がすべてありますか?
「ある」と答える人が多いでしょうが、世の中にはそうでない人もいます。
その原因も様々で生まれつきだったり病気や事故が元であったり。
今回はその中でも腕にクローズアップした「隻腕」についてお話します。
人気の出やすい身体的特徴を持つキャラクターを創作したい方は必見です!
隻腕とは何か
意味は「片腕の無い状態」を指します。
「隻」という漢字は「対になっている物のもう一方」という意味があって眼が片方だと「隻眼」と表現されます。こっちのほうが知名度が高いでしょうか。オッドアイのキャラクターにも関連する設定ですね。オッドアイキャラについて
隻腕キャラを創作に活かす
用語の説明はここで終わりにして早速ですが創作への繋げ方を考えていきましょう。
隻腕のキャラクターといえば少し馴染みが無いと思う人がいるかもしれないですが、創作に登場する頻度は少ないとは言えないですね。神話やお伽話に昔から登場します。
一番有名なキャラで言うと「ピーターパン」の「フック船長」でしょうか。
片手が名の通りにフックになっています。
海賊とは何かよくわからない人であっても彼の義手を見れば「海賊っぽさ」が伝わるのではないでしょうか?いかりなどが連想できますよね。
時に隻腕というのはこのようにキャラクターの特徴づけとして非常に有効な設定です。
隻腕と義手
隻腕のキャラクターにはそれぞれ失った腕に対する対処が違います。
例えば先ほどのフック船長のように義手によって補うパターン。
この義手一つ取ってバリエーションが考えられます。かぎ爪や刃を付けたり、アンカーフックを取り付けたりロボットのように骨組みがむき出しの義手を使ったりなど。
当然人の手そっくりの義手でもいいでしょう。そこから一工夫して外見は普通の手なのに中には剣を仕込んでおくことも考えられますよね。
バトル描写での隻腕の能力
能力バトル系の創作物になると隻腕のキャラクターの特異性は際立つでしょう。
おぞましい魔物の腕に変異していたり、一時的に能力で構築できる腕だったり。
そして隻腕キャラクターの見せ所はデメリットと思われがちな隻腕という特徴をメリットへ転換させる展開でしょう。
例えば「腕が無いからこそ攻撃をかわせた」だったり「義手をおとりにすることで本体へのダメージを軽減できた」など。
最初は義手であることは相手に察知されていな展開運びで、かつ読者にも知らせないように描写すると戦法の意外性で読者をグッと引き込むことができるのではないでしょうか。
物語を綴る上で意外性というのは非常に重要だと思います。予定調和のわかりきった展開は読者を退屈にさせるだけですからね。
隻腕と原因となったエピソード
それでは次に隻腕キャラの隻腕となった原因について考えていきましょう。
冒頭でもお話したように現実世界では隻腕になった経緯は人それぞれです。ですから創作世界においては更に多岐にわたらせることができるんです。
現実でも起こり得そうなことからファンタジーなものまで考えられますからね。
事故や事件が原因となった場合はその出来事に対してどう考えているのかが重要です。恨んでいるのか割り切っているのか。どちらにせよシリアス調になりがちだと思います。
一方、現実世界では起こりえないこと。例えば義手のところで取り上げたように魔物が原因となった場合は比較的コミカルな創作に用いることができます。
そして魔物の意識が手にあるのか既に息絶えて消え去っているのかで演出は変わってきます。意識がある場合は敵対しているのか仲がいいのかを考える必要がありますね。
魔物の意識が消えている場合も同じですが、キャラクターが魔の力が宿った腕を一刻も早く切り離したいのか存分に力を利用したいと考えているのかも決める必要があります。
まとめ
今回は隻腕についてお話してきました。主に義手とセットで紹介してきましたが、義手無しにマントで覆ったりするのも歴戦の勇士感が演出できてカッコいいですよね。
こちらは今回ご紹介した隻腕を考える上で参考になる作品です。ぜひご覧ください。
それではまた次回お会いしましょう。
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ちょっとしたネタが貴方の大きな創作に繋がりますように。
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