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ライトノベル、通称ラノベと呼ばれる小説は若いオタク層を中心に人気があります。
アニメ化を通して知ったという人も多いかと思います。
店頭に並んでいるラノベはもちろんのこと、ネット上にアップされるweb小説を愛読している方もいるでしょうね。
さてそのようにラノベに触れていく中であることに気が付くと思います。
それは「タイトルの長さ」です。
今回はこの「ラノベのタイトルが長い理由と解決策」についてお話ししたいと思います。
ラノベはもちろんのこと、創作のタイトル付けに悩んでいる人は必見です!
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ラノベで長いタイトルが採用されがちな原因
ラノベに触れている人に
「ラノベってタイトル長いよね」
と言うと頷いてくれるでしょうが、あまりラノベを読んだりしない方にとっては今いちわかりにくいですよね。
ですのでいくつか例を挙げて考えてみましょう。
例えばどんなタイトルのラノベがあるのか
タイトルが長いと感じるか否かは、人によってばらつきはあるでしょうから長く感じない作品があるかもしれません。
まずは「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」
これは有名な作品でアニメ化や映画化もされたラノベです。
この長さだと長いと感じる人と普通だと感じる人が半々ぐらいではないでしょうか。
お次は「真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました」
こちらはweb小説サイト「小説家になろう」で人気を獲得し、出版されているラノベです。
この長さになってくると多くの人が長いタイトルだと感じるでことしょう。
最後は「(この世界はもう俺が救って富と権力を手に入れたし、女騎士や女魔王と城で楽しく暮らしてるから、俺以外の勇者は)もう異世界に来ないでください。」
ここまでくると、どこからがどこまでがタイトルなのかわからなくなるような長文タイトルの作品です。
しかし初めて見た方には確実に印象に残ることでしょう。
それが次の話に繋がります。
長文タイトルのが採用される理由やメリットとデメリット
さて長いタイトルのラノベの例を挙げたところで本題に入ります。
「なぜラノベ作者は長文タイトルにこだわるのか」
それには当然理由があります。
メリットとデメリットに分けて分析していきたいと思います。
長文タイトルにする背景とメリット
ラノベは今や大量生産・大量消費が基本で、かつweb小説サイトのお陰で参入の門戸が大きく開かれています。
当然、次から次へと新しい作品が世に生み出される中で、読者の人気を集めることができるのはほんの一握りの作品です。
しかしその前段階である「注目を集めるための機会」からして既に険しいのです。
作品が多すぎてweb小説サイトであれば、数秒や数分で検索結果の一覧からあっという間に消えてしまうんです。
いくら良い内容を書いたとしても、それが読者の目に届かなければ意味が無いと感じるでしょう。
ではどうすれば読者の目にとまらせることができるのか。
それが「タイトルの長文化」なのです。
具体的な内容をタイトルに入れることで、あらすじを一瞬で理解してもらってまず手に取ってもらう必要があるのです。
「そんなことをせずに、あらすじを詳しく書けばいいのでは?」
そう思う人がいるでしょう。
しかし読者の多くはあらすじを見ていないのです。
「タイトルを見る」→「あらすじを見る」→「読んでみる」
これが読者が作品に触れようとする順で考えられるルートです。
つまりタイトルに興味がわかなければ、あらすじを見る前の段階で離脱してしまうのです。
作品があふれんばかりにある中で、一つ一つあらすじを読んでいく人はそもそも少ないはずです。
なので長文タイトルは「あらすじ同然のタイトルにすることで読者の興味を早い段階で持たせることで作品の埋没を防ぐ」というメリットのもとで採用されていると考えられます。
長文タイトルのデメリットと解決策
さて次はデメリットについて。
これは「長文タイトルの作品を見てどう感じるか」です。
人によっては長ったらしくて鬱陶しいなと思ったり、タイトルっぽくなくて馴染めないなと感じた人もいるんじゃないでしょうか。
そのような感想は短いタイトルの作品には無いですよね。
長文タイトルは人の注目を得やすいですが、その分批判を受けやすいんです。
そもそも「長文タイトルは注目を得やすい」という前提からして怪しくなってきているのが現状でしょうか。
同じような魂胆で長文タイトルのラノベも増えてきた今、差別化ができづらくなっているように感じます。
では長文タイトルにせず、注目を得るにはどうすればいいのか。
結局のところ目立てばいいんです。
長文タイトルが多いなら極端に短いタイトルにするとか。
あとは読者に「なんだこれ?」と思わせることが大事なので、単語の組み合わせがちぐはぐなタイトルにするのも手段の一つでしょう。
今即興で考えましたが、「0点のエリート」「砂漠のイルカ」「500回目の初日の出」のように。
他作品とは違うオーラを出し、読者の注意を引き付けるのが重要ですね。
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さいごに
今回は「ラノベのタイトルが長い理由と解決策」についてお話ししてきました。
タイトルの長にさは長い短いがありますが、最終的に人気を博している作品にどちらが多いというのは無いと感じています。
ですのでタイトルの長さ自体に優劣はないのです。
自分の作りたい作品に合ったタイトルの長さを吟味しつつ、ついつい読者が手に取りたくなるような魅力的なタイトルを付けていきたいですね。
それではまた次回お会いしましょう。
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