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創作では主人公が重要というお話は何度がしましたが、同じようにヒロインも重要です。
可愛いヒロインや美しいヒロインなど人気のあるキャラは狙って作ることができますが、作品によっては作者が意図していないかったモブのようなキャラが人気になってヒロインに昇格するケースもあります。
今回取り上げる「うざいヒロインや嫌われるヒロイン」について考えることで、それを反面教師とし魅力的なヒロインを作る参考にしてみてください。
人気がでなかったりアンチの多くなるヒロインを知り、人気の出るヒロインを創作したい方は必見です!
うざいヒロインや嫌われるヒロインの特徴
あなたは今までにヒロインキャラを嫌いだと感じたことがあるでしょうか?
作品全体は良かったのにヒロインが今いちで残念だなと肩を落とした経験はありますか。
好き嫌いは人によってさまざまですので嫌われるヒロインの定義が難しいと思うでしょう。
確かに明確な線引きは難しいです。
しかし明らかに嫌われているヒロインにはパターンが存在します。
SNSや掲示板で否定的な感想を述べている人の数が普通ではない場合はわかりやすいです。
そんな多くの人に嫌われやすいヒロインの特徴を挙げてますね。
仲間の足を引っ張り続ける
非力なヒロインやドジっ子なヒロインっていますよね。
それは彼女たちの特徴であり、大きな魅力です。
しかし「仲間の足を引っ張るタイミング」を見誤ると読者にうんざりされるのです。
どうでもいいような日常のシーンで足を引っ張るのではなく、重要な局面や積み上げてきたものが成就するタイミングでへまをすると「ドジな可愛さ」より「台無しにした苛立ち」が上回ってしまうんですね。
むしろ日頃非力だったりドジだったりするからこそ重要なシーンでは活躍した方がギャップもあって人気が出やすいのではないかと思います。
[関連記事]創作ネタ「ドジっ子の意味とは?アピールはかわいいのかウザいのか」
男性キャラにフラフラする
ヒロインが嫌われる特徴として「主人公以外の他男性キャラにも肩入れする」ということが挙げられます。
これは「揺れる恋心」とはまた違うんですね。
あえて作品名は出しませんが、主人公と敵対している男性キャラを終盤で庇って大きくヘイトを稼いでしまったヒロインがいます。
どちらにも好意を向けておきながら、危機的状況に陥るとあっさり切り捨てたり保身に走るヒロインは嫌われるのも無理ないのかもしれません。
特に男性向け創作ではそのようなヒロインは汚い言葉ですが「尻軽女」「ビッチ」と呼ばれるように非常に嫌われています。
一方女性向け創作では嫌っている人もいますが、ある意味リアルでそういうキャラも必要だと肯定的な意見を持っている人もいます。
さしずめ男女で反応に温度差のあるヒロインだと考えられます。
暴力的なヒロイン
ツンデレヒロインを筆頭とした気の強いタイプのヒロインに関するもので「暴力的なヒロイン」は嫌われる傾向にあります。
わがままを言いながら何かあればすぐに殴る、蹴る。
気の難しさや感情表現を素直にできないヒロインの手法として用いられがちですが、それに何も言い返さないやり返さない主人公も相まって「理不尽すぎだろ」と読者は怒るのです。
何にしても「一方的にされるがまま」という状況は見ていて気持ちいものではないですよね。そうでもない方もいるかもしれませんが……
[関連記事]創作ネタ「ツンデレの意味や特徴!アニメでの人気は女キャラだけ?」
嫌われるヒロインは……さすがに創作に活かせないのか?
嫌われるヒロインは避け、好かれるヒロインを。
これは当然ですが、例外として「あえて嫌われる役ヒロインを作る」という方法があります。
最後にこちらを紹介しておきますね。
嫌われるヒロインと嫌われ役のヒロインは違う
意図せずして読者から嫌われるヒロインと、作者が嫌われ役として設けたヒロインは全くの別物です。
前者は作品に対してマイナスにしかなりませんが、後者は作品にとって必要なパーツです。
嫌われ役のヒロインはしっかりと嫌われる役目があるのです。
なぜ嫌われ役が必要なのか。
その理由はいくつかあります。
まずは「ヘイトを稼いだ後に痛い目を見させる」というもの。
さんざん嫌なことをして、後々に大どんでん返しがある展開は好きな人多いですよね。
「ざまぁ見ろ!」と心が晴れるでしょう。
この役は女性キャラであれば嫌われ役ヒロインにしかできないですよね。
つぎに「愛される嫌われ役」が考えられます。
これは「確かに嫌われることをしているが、見方を変えれば愛おしい」というもの。
この感覚は多くの人の共感は得られないことでしょうが、一部の読者にとってはそう見えてくるのです。
「劣等感」や「嫉妬」を交えた嫌われる行動はそう捉えられやすいのではないかと思います。
最後は「主人公やその仲間の打ち倒すべき目標にする」ということ。
昨今は勧善懲悪の物語は随分と減少し、「敵には敵なりの正義がある」という考え方で作られた作品が多いです。
確かにそのような考えさせられる敵は必要です。
しかし単純に勧善懲悪、御託なしで悪役はしっかりコテンパンにされる物語を見たい人もいます。
その時の打ち倒すべき理由として嫌なことをずっとしてきた嫌われ役の敵ヒロインが必要になってくるのです。
このように嫌われ役のヒロインが時には必要になってくるので上手く利用して物語を魅力的にしていきたいですね。
[関連記事]創作でかっこいい悪役をつくるには?人気になる秘訣を考えてみよう!
さいごに
今回は「うざいヒロインや嫌われるヒロイン」についてお話してきました。
好かれる目的で作ったキャラは好かれるように、嫌われることが目的で作ったキャラは嫌われるように使い分けていければよいですね。
この記事ではヒロインに焦点を絞りましたが、今後は主人公や他の立場のキャラについても述べたいと考えています。
それではまた次回お会いしましょう。
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