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長い人生では忘れたくない大切な思い出ってたくさんできますよね。
両親や兄弟、友人や恋人などとのかけがえのない思い出です。
しかし人生においては忘れたくない大切な思い出とは真逆の「忘れたい思い出」というのも同時にできてしまうのです。
今回はこのことに関係した「トラウマ」についてお話したいと思います。
創作キャラクターの過去に重い影を落とすシリアスな設定を取り入れたい方は必見です!
トラウマとは何か
トラウマとは心的外傷と呼ばれ「心や体に何かしらのショックを受けて精神に影響を及ぼすこと」を指します。
それではトラウマの原因となることや、その症状の種類について考えていきましょうか。
トラウマの原因
トラウマの意味にあるように、その原因となるものは肉体的にダメージのあったものと精神的にダメージのあったものが挙げられます。
まずトラウマになるような肉体的ダメージとは何なのか。
これは例えば「海水浴に行って溺れ、生死の境をさまよった経験」や「病気を患って病院に行ったところ、ひどい苦痛を伴う検査を受けた経験」などが考えられるでしょう。
なにかしらの痛みを感じた際に特にトラウマになりやすいのではないかと考えています。
いかに楽しく幸せに感じていたことであっても、たった一度の苦痛がそれまでの快楽全てを覆すようなトラウマになることがあるのです。
次はトラウマになるような精神的ダメージについて。
これに関しては例えば「ずっと可愛がっていた猫が亡くなった経験」や「偶然事故現場に居合わせてしまったために凄惨な現場を目撃した経験」などが挙げられるでしょう。
心に受ける傷は他人にとっては些細なことでも、当人にとっては重大であるということもあるでしょう。逆も然りです。
それ故に精神的なトラウマは察してあげることが非常に困難であり、ナイーブな問題であります。
トラウマの症状の種類
さてそのように心に刻みこまれてしまったトラウマは人体にどう影響するのでしょうか。
トラウマの原因が心身両方から発生するように、その症状も同じように心と体に見られます。
体に対してはトラウマを思い出した際に動悸やパニックから過呼吸に陥ったり手足が震えたりします。
心に対しては第一にトラウマを忘れることができずに、その苦しみが薄れることなく度々思い出すことです。
ついさっきトラウマの原因となった出来事があったかのような感覚になるんですね。
そして「トラウマを連想してしまう」ということもあるでしょう。
トラウマの原因となったこととは無関係のことに関連性を見出してしまって恐怖を覚えてしまうんです。
なのでやることなすことトラウマに直結してしまってやりたいことができなくなっちゃうんですね。
アニメや漫画などの創作で頻出のトラウマの活かし方
こうしたトラウマはアニメや漫画、ゲームなどの創作において非常によく出てきます。
製作側から意図的にトラウマとなるように組み込まれたものもあれば、製作側が意図していないもののユーザー側が予想外にトラウマを感じてしまったものもあります。
これらは例えばゲームであれば「トラウマゲー」としてユーザー間で話題になります。
ではこのように印象に残るようなトラウマはどう表現すればいいのでしょうか。
バトル物と恋愛物にわけて解説していきます。
バトル物におけるトラウマ
バトル物、特に人間の生死に関わるような戦いが繰り広げられる創作にはトラウマは出しやすいでしょう。
戦いにおける死に関係することはもちろんのこと、戦士として鍛え上げられた厳しい過程に対してや戦いの果てでの虚無感がトラウマになりうるでしょう。
演出としては「優勢な敵と戦っている最中にひょんなことからトラウマを思い出してしまい劣勢になる展開」や「突如思い出したトラウマによって能力が覚醒する展開」が考えられます。
変わり種としては「敵のトラウマを突く」というものがあります。
この戦法は敵が味方に行ってきそうものですが、あえて主人公など味方が敵に行うのです。
これで獲られた勝利は、なんだか後味の悪いものになるでしょうが読者の記憶には深く刻みこまれることでしょう。
ただ正統派主人公が行うと違和感があると思うので、ヒールなダークヒーローが行うとしっくるくるのではないかと考えています。
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恋愛物におけるトラウマ
トラウマは恋愛事にも起こりえます。
わかりやすいところで言えば「失恋」ですよね。
失恋といえど多種多様でありますが、こっぴどく振られた経験はトラウマになりやすいでしょう。
あとは異性にトラウマがある場合ですね。
男性恐怖症、女性恐怖症と呼ばれるものです。
親から虐待を受けていたり、殺人現場に出くわした犯人の性別に恐怖を抱いたりなどですね。
バトル物にも言えることなのですが、トラウマを扱う作品では「トラウマを克服すること」も同時にテーマにできます。
辛いトラウマを塗り替えてくれるような素敵なパートナーとの出会いや、なにかしらの真実を知りトラウマであった経験に対しての考えの変化がキーになるでしょう。
トラウマから生じていた迷いが晴れたキャラの姿に読者は惹かれるはずです。
さいごに
今回は「トラウマ」についてお話してきました。
誰しもがトラウマの一つや二つ抱えているとは思いますが、悪いことだけではなく良いことの方がたくさんあったんだと思うことができれば随分と気が晴れます。
創作でもトラウマになることがあるかもしれませんが、辛い時は一旦離れてまた気力が湧けば関わるようにするのをお勧めします。
それではまた次回お会いしましょう。
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