こんにちは。『そうとめ』管理人のるいつです。(@Soutome_ruitsu)Twitterでは独自の創作ネタを発信しておりますのでフォローお願いします。
創作のパロディには様々なものが存在します。
その中でも今回は「現代パロディ、現パロ」についてお話したいと思います。
一次創作や二次創作で現パロ創作をしてみたい方は必見です!
現パロとは何か?人気のでるワケ
現代パロディ、略して現パロ。
パロディ物の中で恐らく一番人気であろうジャンルですが、その理由を考えたことはあるでしょうか。
まずは現パロの特徴と読者がどこに惹かれているのかについて考えてみましょう。
場所と時間
現パロの舞台になるのはおおよそが学校です。
学生にあたるような若いキャラが作品に多いことと、学校に通うのは多くの作者が経験していることなので描きやすいからでしょう。
元となる作品のキャラクターたちの年齢を考慮して、どの学年に相当するのかを考えます。
以下に年齢とそれに相当する学年について記載しておくので、参考にしてみてください。
小学校1年生から大学院4年生まで記載してあります。
6歳~7歳 | 小学校1年生 |
7歳~8歳 | 小学校2年生 |
8歳~9歳 | 小学校3年生 |
9歳~10歳 | 小学校4年生 |
10歳~11歳 | 小学校5年生 |
11歳~12歳 | 小学校6年生 |
12歳~13歳 | 中学校1年生 |
13歳~14歳 | 中学校2年生 |
14歳~15歳 | 中学校3年生 |
15歳~16歳 | 高等学校1年生 |
16歳~17歳 | 高等学校2年生 |
17歳~18歳 | 高等学校3年生 |
18歳~19歳 | 大学1年生 |
19歳~20歳 | 大学2年生 |
20歳~21歳 | 大学3年生 |
21歳~22歳 | 大学4年生 |
22歳~23歳 | 大学院1年生 |
23歳~24歳 | 大学院2年生 |
24歳~25歳 | 大学院3年生 |
25歳~26歳 | 大学院4年生 |
もちろん学校での学生生活をパロディする他に、社会人として仕事をしていたり生活している様子をパロディする創作も人気です。
社会人として描く場合は、年齢とキャリアをできる限り釣り合いのとれた状態で設定するとリアリティが出るでしょう。
そういう場合は事前に描きたい職業について、あらかじめおおよその年齢と役職の関係を軽く調査しておくと良いかもしれませんね。
時間としては「現パロ」なので現代になります。
ここで気になるのが、「現代とはいつのことを指す言葉なのか」ということですが、時代区分を考えるのであれば戦後になります。
しかし、ほとんどの現パロは時間として「今」を指す言葉である現代を指すので、現在の私たちの生きる今を題材にして問題ないかと思います。
ただ平成はともかく、昭和の雰囲気のある現パロは結構少ないので狙い目かもしれないですね。
現パロというより「昭和パロ」なんて呼ばれるかもしれませんが。
現パロが人気のワケ
タイトルに挙げさせていただいている「進撃の巨人」と「鬼滅の刃」
これらは特に現パロが人気であると感じております。
確かに作品自体の人気があるので、それが影響して現パロも人気になっている所はあるでしょう。
しかしそれだけではないのです。
この2つの作品に共通するのが「主要人物や死ぬような印象の無いキャラがいきなり死ぬ展開」が非常に多いのです。
ある程度の人気キャラであってもあっけなく退場します。
そこに作品に登場するキャラに儚さ、無常さを感じてより惹かれる読者が多いのでしょう。
現パロはこのように死人の多い作品、特に悲惨な最期を遂げたキャラクターと相性が良いのです。
本編で悲惨だったからこそ、幸せそうに人生を謳歌するキャラクター達を見たくなるのです。
なので現パロは陰鬱としたものより、楽しそうにキャラクター達が過ごしている方が人気は高くなりやすいですね。
あともう一つの人気の理由が「本編とは違ったキャラクターたちの側面を見ることができる」というものでしょう。
例えば本編が戦っていることが多かったキャラが、現パロでは戦うことはないわけですから、見せたことのない一面を描写されやすくなります。
そこに読者は意外性やギャップ萌えを感じて、惹かれていいくわけです。
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現パロを創作に取り入れる際に考えておきたいポイント
現パロの特徴や人気の理由について考えてきたので、次は現パロを自身の創作に採用する際に考えておきたい点について解説していきます。
元の作品の要素を入れる
現パロは本編とは異なる場所であり時間であるわけですが、要所要所に本編を匂わせるような描写を挟んでおくのが効果的です。
別の時空なのに元の世界のことを想起させる描写を導入するのは、「たとえ世界が変わろうと、変わることがないものがある」と読者に伝えることができます。
これは何も悲惨な出来事を取り入れろと言っているわけではなく、例えば「本編で主人公が沢山の人を殺すのに使っていた刀が、現パロで実家に飾られている」とかです。
そうすることで読者は元作品と現パロ作品との繋がりを見出し、心が良い意味で締め付けられるのです。
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本編で悲惨だったシーンを現パロで回避する
これは先ほどの内容と少し重複するのですが、本編で悲惨だったシーンや事柄を現パロで回避するシーンを描写することをオススメします。
例えば本編で車両に轢かれて死亡したキャラがいたとすれば、同じように車両に轢かれそうになるものの、事前にしていた何かによって回避したり誰かに助けられたりする描写を入れるのです。
多用しすぎると本編を茶化すような印象を与えてしまいますが、要所に取り入れると読者は一瞬本編を思い出してヒヤッとしながらも、その後の展開にホッとし「救われてよかった……」と現パロのありがたみを痛感するのです。
さいごに
今回は「現代パロディ、現パロ」についてお話してきました。
そもそもいつもと違う服装のキャラクターってだけで良いですよね。
制服だと乱暴な戦い方をするようなキャラは着崩し、計算高い知将キャラだとキッチリとボタンを閉じているように、服装一つでキャラクターがよくわかるのも良い点です。
場合によっては本編とは正反対の性格や容姿をしたキャラクターが現パロに登場するのも面白いですね。
是非、心があたたまるような現パロを描いてあげてくださいね。
それではまた次回お会いしましょう。
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