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創作の世界では人ではない知的生命体が登場する機会が非常に多いです。
一体なぜこれほどまでに人気があるのでしょうか？
今回はこの「人外キャラ」についてお話したいと思います。
特にファンタジックな創作をしている方は必見です！
異世界転生物でも頻出の人外キャラの特徴など
人外とは「人ではないもの」を指す言葉です。
例えば猫の耳をもったキャラやエルフは人外ですし、巨大なドラゴンやゴーレムも人外です。
もっぱら「人外キャラ」として紹介されるのは前者の方が多いですね。
人の姿をある程度残した状態であり、種族的には人では無いキャラです。
では何故これらの人外キャラが人気なのかを特徴とご一緒に解説していきます。
人外度合
人っぽさのある、人では無いキャラが多い人外キャラ。
しかしここで疑問になってくるのは「人っぽさ」をどのラインで感じるかですよね。
二足歩行していれば人っぽいのか、顔に鱗や毛が少なければ人っぽいのか。
あるいは見た目ではなく意思疎通が可能であれば人っぽさを感じられるのか。
これは受け手によって変わってきます。
「じゃあ無難に多くの人が人と認識できるように限界まで人に近づけたらいいのか」と言えばそうとは限りません。
そうしてしまうと人外キャラの良さが無くなってしまいます。
人に近づけば近づくほどウケる客層は広がりますが、それはそのキャラがカッコいいあるいは可愛いからウケているのであって、人外キャラの良さでウケているかというと判断に困るところです。
なので人外をメインテーマにしていない創作では人に近づいたキャラに、人外マニアを読者と仮定している創作では人外度を上げたいです。
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では人外キャラの良さや人気のワケとは？
人外キャラの良さ、人気とは一体何なのか？
私は人外キャラの良さや人気の所以は「非日常性」を読者に与えてくれるところだと思うのです。
人気の異世界転生にしろ冒険譚にしろファンタジーは、そこに普段では感じることのできない非日常性を感じさせてくれます。
現実、日常に疲れ飽き飽きしている多くの現代人にとって創作、特にファンタジーはそんな嫌な事実を忘れさせてくれるオアシスと言ってもいいでしょう。
そして非日常性に飢えた読者はひたすら「現実と異なる設定」を追い求めていくのです。
その結果がハーレム物だったり最強物だったりするわけです。
これらは自身の自己投影や感情移入先の主人公の設定ですが、世界全体の設定にも非現実性を求めます。
例えば異世界とされている世界で現実と同じように人々が往来しているのと、人に交じりながら様々な人外キャラが歩いているのではどちらが非現実的でしょうか。
それは当然後者のはずです。
このような光景から感じとられる非現実性に惹かれ、「もっと関わりたい」と創作の世界にのめり込んでいくのです。
人外キャラを創作に活かすには
それでは次に人外キャラを自身の創作に活かすにはどのような点を考えておくとよいのかについて述べていきます。
バトル物と恋愛物にわけてご紹介しています。
バトル物に登場する人外キャラ
人外キャラは戦いの場においても活躍します。
人には到底真似できない離れ業を繰り出して戦うのです。
これは何の人外かによって戦い方は変わってくるでしょう。
例えばウサギの人外なら跳躍力、犬の人外なら嗅覚、エルフでは回復力のように多種多様な特徴を活かして戦います。
逆に人では無いからこそできない戦い方や行動によって人間側のキャラに勝ち筋を見出させることも可能です。
人外キャラと人間キャラ、どちらにも勝機を与えることでバトル物にありがちな人外キャラ一強の環境を回避できます。
どちらが勝つかわからないドキドキは大切ですからね。
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恋愛物に登場する人外キャラ
人外キャラの人気は先ほど述べた「非日常性」に関連して、非日常の塊である彼ら彼女らと関わり、恋愛することにも読者は惹かれるのです。
異種族間の恋愛は悲恋の割合が高めですよね。
それほど種族間の壁は高く、乗り越えるのが困難であることを意味します。
また、壁は高いほど乗り越えた時に見えるものは美しく感じるように、恋愛が成就したときの喜びは大きくなります。
悲恋もいいですが、しっかりと結ばれる展開も同じように人気です。
それから、恋愛でもできる限り人外ならではのリアクションを取らせることを意識していきましょう。
犬系人外キャラが尻尾を振って喜びを表現するのはよく見かけるリアクションの一つですよね。
人外キャラは身体的特徴に人間との違いが出やすいですから、そこをアピールする方針で良いでしょう。
人外キャラにしかできないリアクションと取らせることで人外であることの必要性を強調できます。
さいごに
今回は「人外キャラ」についてお話してきました。
普段は人に近い姿をしていて、戦う時に人と似ても似つかない本当の人外になるという設定も面白いですね。
人外好きが加速すると更に次の段階へ至るのですが、それはまた別の機会にお話しましょう。
それではまた次回お会いしましょう。
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