こんにちは。『そうとめ』管理人のるいつです。(@Soutome_ruitsu)
以前に「異世界」と「タイムパラドックス」について取り上げたことがありましたが、今回はそれに関連する設定について触れたいと思います。異世界について タイムパラドックスについて
今回ご紹介するのは「パラレルワールド」についてです。
特にSF創作やバトル系の創作を考えている方は必見です!
小説で見かけるパラレルワールドの意味
小説やアニメでも頻繁に取り上げられる設定ですね。
パラレルワールドの意味は「並行世界」であり、「Parallel」は並行を表す言葉です。
並行世界は異世界ではありますが、異世界は並行世界ではありません。
ここが異世界と区別できるポイントですね。
並行世界とは
そもそも並行世界というのがイマイチわかりづらいという人もいるでしょうから簡単に解説しましょう。
世界という概念には色々な考え方があるのですが、その一つがこの考え方なんです。
私たちが今生きているこの世界と少しずつ異なった世界がいくつも存在しているという考え方、それが並行世界です。
少しずつほんのちょっと違う世界でも、それが積み重なっていくとかけ離れた別物の世界があることがわかります。
「自分」という存在が並行世界の数だけ無数に存在していて、今いる自分はその一つに過ぎない……全然そんな実感ないですよね。
パラレルワールドを創作に取り入れる
SF作品に多いパラレルワールドですが、一般の作品にも活用することができます。
いつもと同じようにバトル物と恋愛物に分けて考えていきましょう。
バトル物創作にパラレルワールドを
先ほど「自分以外の自分」に触れましたが、バトル物ではこの考えが非常に生きてきます。
物語の主人公をオリジナルと称するなら、「オリジナルの主人公vs並行世界の主人公」という展開がとても熱いです。
オリジナル=正義、並行世界=悪。そうするのではなく、どちらも向いている方角が違うだけで同じ正義であるというのがパラレルワールドのミソでしょう。
オリジナルと並行世界のキャラクターの信条が異なるのは当然ですが、視覚的に特徴を分けるのも必要になってくるでしょう。
容姿が同じだと読者が混乱してどっちがどっちかわからなくなってしまいますからね。
例えば髪色を変える、瞳の色を変える。喋り方を変えるのもいいでしょう。一人称の違いがあればよりわかりやすいですね。
恋愛物にパラレルワールドを
次に恋愛物に採用する場合ですね。
これはヒロインの属性の一つになるケースがあります。
オリジナルのヒロインと並行世界のヒロインが登場すとします。
そこでお互いのヒロイン同士が仲良くできる場合と敵対している場合が考えられますね。
仲良くできているなら無問題ですが、敵対している場合だと決着をつける方法は一つですよね。それは
「どちらかを選ぶ=選ばなかった方の世界を消す」ということでしょう。
主人公にとっては当然オリジナルのヒロインは大切です。しかし並行世界のヒロインも同じく彼女ですから、これは生半可な意志では決めることはできませんよね。
何かを選ぶということは、同時に何かを捨てることを意味するのでシリアスな展開が続くでしょう。
パラレルワールドは不可能を可能にする
最後につけたしておきたいのがパラレルワールドは既に物語の中で亡くなっているキャラクターを登場させることができるということをお伝えしておきます。
これは非常に有用で、例えば連載していて初期段階で死亡させたキャラが後々人気になってきた場合に再度登場させる事ができます。
ただし乱用は禁物であり、そのままパラレルワールドからオリジナルの世界に居座ったままではなく元の並行世界に帰るのが望ましいでしょう。
なぜなら「キャラクターの死」にカタルシスを感じて人気が出た場合に、並行世界であれ生き返ったような演出を続ければ萎えてしまう可能性が高いからです。
パラレルワールドにおける死亡済みのキャラクターの再登場は大胆に登場するのではなく、陰ながらサポートしていて何となく読者に勘付かせるのがいいのではないかと思います。
まとめ
今回は「パラレルワールド」についてお話してきました。
あなたは並行世界が存在していると考えていますか?
自分がしてきた選択、しようとしている選択で世界が分岐しているという考えは慎重に物事を考えるきっかけになりそうですね。
以下に「パラレルワールド」について創作で参考にできる作品を掲載しておくので、是非チェックしてくださいね。
それではまた次回お会いしましょう。
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ちょっとしたネタが貴方の大きな創作に繋がりますように。
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