こんにちは。『そうとめ』管理人のるいつです。(@Soutome_ruitsu)
創作していると感じやすいですが、美男美女キャラって人気が高いですよね。
当然といえば当然なんですけどね。
美男キャラクターは俗に「イケメンキャラ」と呼ばれて、女性ユーザーを中心に人気を集めています。
通常「イケメン」と聞くとどんなキャラクター像が浮かび上がるでしょうか?
内面ではなく外見だけで考えてくださいね。
どうでしょうか。
おそらくほとんどの人は「若くて顔のパーツが整っている男性」を想像するでしょう。
しかしイケメンというのは年齢の若いキャラ以外にも存在するのです。
それが今回ご紹介する「イケオジ」なんですね。
他の人とは一味違った男性キャラクターを創作したい方は必見です!
イケオジとは何か
「イケオジ」とは「イケメン」と「オジサン」を組み合わせた言葉です。
一般的なイケメンのイメージである「若さ」とは対照的な意味ですよね。
しかしこの「イケオジ」は根強い人気があるんですね。
世の中には現実においても「枯れ専」と呼ばれる「オジサン」に惹かれる人が存在するのです。
その影響は創作においても例外ではないんですね。
若い男性キャラでは見出すことのできない、イケオジだからこそ発揮できる魅力があるのです。
イケオジの種類と特徴
イケオジにはいくつかのパターンか存在するので、パターンごとに特徴を解説していきますね。
紳士系イケオジ
イメージとしては英国紳士といった感じでしょうか。
積み重ねてきた経験から一挙手一投足全てが上品な紳士です。
当然物言い一つとっても品が感じられることでしょう。
若いころから紳士のような立ち振る舞いをしていたとするのもよし、若かりし頃はやんちゃだったものの何かしらのきっかけで改めるようになったというのも良いでしょう。
これはイケオジ全般に言えることなのですが、若いころの片鱗のようなものをちらつかせることができるとキャラの魅力が高くなりやすいと考えています。
ビジュアルに関しては執事服や燕尾服、それにシルクハットなどのフォーマルな服装が似合うでしょう。
眼鏡の一つであるモノクルを装着するのもいいでしょう。
現代が舞台ならば、スーツをピシッと着こなしてさえいれば問題はないでしょう。
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パワー系イケオジ
俗にいう「やべぇジジイ」ですね。
主にバトル物で頻出の若者に劣らない、むしろ凌駕するような力を持ったイケオジです。
容姿に関しては筋肉質でいかにも強キャラ感を匂わせているものから、定番の仙人のような姿だったり、パッと見た感じでは普通のおじさんといったキャラまで様々です。
HUNTER×HUNTERや鋼の錬金術師によく登場しています。
この手のキャラの口癖は「若いころより劣った」というのが定番ですが、そこがポイントなんですよね。
というのも、バトル物において「本当に勝てないキャラ」を出してしまうとストーリーはそこで詰んでしまうのです。
そこで「老人である状態ではなんとか勝てそうだが、仮に若いころの姿では勝てない」というキャラが絶妙に主人公の壁となりつつもご都合展開っぽさを感じさせないのです。
それに若いころの力を読者に想像させることで議論を行わせ、コンテンツ自体を活発にさせることができるのです。
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オシャレ系イケオジ
「ダンディなオジさん」がこれに該当します。
一般的なイケオジはこのタイプを指す割合が高いような気がしますね。
「TIGER & BUNNY」 の虎徹はオジサンというには若いかもしれませんが該当するでしょうか。
このタイプのおじさんは、若作りをしているのではなくて単純に若いんですよね。
それは容姿もさることながら考え方も柔軟で凝り固まっていないんです。
容姿のイメージとしてはバーテンダーとかクラブの支配人といった感じでしょうか。
若者のようなお茶目な場面と年相応の真面目なシーンのギャップが大きいとキャラの魅力がグッと引き出すことができるでしょう。
イケオジキャラの外見の描き方について
さてイケオジキャラのイラストに関連したことを少しお話したいと思います。
最初に、オジさんキャラ自体描くのが他のキャラと比べると難易度が高いです。
当然個人差はあると思いますが、キャラクターに年齢を感じさせるのはやってみると難しいんですね。
ですので魅力的なイケオジを描くのも難しいんですね。
単にほうれい線を引いただけではオジサンを表現するのは困難です。
それは若者にほうれい線があるだけにしか見えずに違和感を与えてしまうことでしょう。
ですのでポイントをいくつか紹介しますね。
イケオジを描くポイント
まずは「髪」です。
色は白髪が直感的に老いを感じやすいでしょうが、無理に白にする必要はありません。
黒や灰色でもよいでしょう。
髪型はおでこを露出するタイプが一番似合うでしょう。
おでこを隠すヘアスタイルは若く見られる傾向がありますからね。
それこそ「若いころ」を想起させたいシーンでのみ髪を下ろしてギャップ萌えを与えてみるのがよさそうです。
次に「体格」
全盛期の若いころを比べて多少小柄なっていて、筋肉が落とすとよいでしょう。
現実では老いた時であっても身長はそんなに変わらないようですが、創作では少々オーバーに表現するくらいがわかりやすく差別化できていいかと思います。
筋肉が落ちるということは太っていない場合だと皮と骨が目立ちますから、イラストを描くときはゴツゴツとした手を意識していきたいですね。
最後は「顔」
しわはもちろん必要ですが、無理にしわだらけにする必要はないでしょう。
目を少し垂れ気味に描いたり、おでこに凹凸をつけることによって老いは表現できるでしょう。
時々見せる鋭い目つきで心を鷲掴みにしていきましょう。
まとめ
今回は「イケオジ」についてお話してきました。
おばさんキャラが若いのにおばさん扱いされるのに対して、おじさんキャラは本当におじさんっぽいキャラが多いのが面白いですよね。
読者が求めているものの違いがはっきりしているんですよね。
創作ではどういうものが描きたいか、どういうものが求められているかを考えていきたいですね。
以下に「イケオジ」を創作に採用したい際に参考になる作品を掲載しておくので、是非チェックしてくださいね。
それではまた次回お会いしましょう。
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ちょっとしたネタが貴方の大きな創作に繋がりますように。
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