こんにちは。『そうとめ』管理人のるいつです。(@Soutome_ruitsu)
人間の外見は内面の成長に伴って変化していくものです。
子どもの精神には幼い体。
大人の精神には成熟した体。
しかし創作においてはその限りではありません。
今回はその例外の一つである「ロリババア」についてお話したいと思います。
注目を集めやすいヒロインを創作に登場させたいと考えている方は必見です!
ロリババアの意味
ロリババアという言葉は「ロリ」と「ババア」の二語によって作られた造語です。
ロリとは幼い女の子を指す言葉であるのに対し、ババアとは高齢の女性を指す蔑称です。
意味としては反対を表す言葉ですが、合わさることによりまた別の意味になります。
その意味は「肉体は幼く(ロリ)、精神が熟しきっている(ババア)女性キャラ」を指すのです。
ババアの部分はネットスラングである「BBA」が代わりに使用されて、「ロリBBA」とされるケースもあります。
創作に登場するババアという言葉の特異性
ロリババアキャラというのは人気があります。
その人気の理由を解説……する前に「ババア」という言葉についてお話しておきたいです。
「創作の世界で扱われるババアとは本当に高齢の女性を指すか」と言われれば、違うことが多いです。
現実の世界でババアと言われてしまう年齢はどれぐらいでしょうか。
仮に50歳がババアであるとされるラインだとして、創作に出てくるババア呼びされるキャラが50歳以上であるでしょうか?
そうです、そんなケースはごくごく稀なんです。
創作でババアと呼ばれる年齢のボーダーは非常に低いんですね。
ババアキャラは20代後半~30代でほぼ構成されているでしょう。
つまり読者は「ババア」という属性に惹かれるのではなくて「ババアと呼ばれるお姉さん」が好きなんです。
羞恥心とか出会いや結婚がなくて焦っているキャラがかわいく見えるのでしょう。
なのでロリババアにおいても大しておばさんではない場合があることを頭に入れておいてください。
ロリババアの人気
ロリババアキャラってパッと思いつきましたか?
何キャラか浮かんだ方もいるでしょうが、思えばそれぞれのキャラでロリババアとしての意味が異なっていませんか?
「ただ単に口調がババア臭いだけのキャラ」や「心だけ成長したのに体は成長しなかったキャラ」と。
後者は「不老不死」の肉体を手に入れたのが若いころだったから肉体の老化が無かったというのが考えられるでしょう。
それから「魔女」や魔法を能力として使う者にありがちな設定ですが、魔法によって若返った結果が精神と肉体の年齢がちぐはぐになっているキャラもいますよね。
このようにそれぞれロリババアになった過程に違いがあれど人気は高いですよね。
その一番の理由としては「ギャップ萌え」の存在は大きいでしょう。
あとは「インパクトがある」というもありますよね。
ランドセル背負ってそうな外見幼女がタバコをふかしている……なんていう演出はよくありますけど、かなりそのキャラについての印象は深くなりますよね。
読者の記憶に残りやすいというだけで大きなアドバンテージです。
外見と内面の年齢の乖離については「外見小学生で内面が20代後半」というババアと呼ぶには憚られる年齢が内面であるケース。
あるいは「外見小学生で内面2000歳」というぶっとんだ年齢が内面であるケース。
この二パターンが人気であるように感じます。
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ロリババアの口調について
ロリババアの口調は、「そのまま少女のような口調」「語尾に『~のじゃ』をつけるような古めかしい口調」「粗暴な口調」のいずれかでしょう。
少女のような口調であったのに、正体がバレると口調が荒くなったりすることも考えられます。
補足しておくと、この「粗暴な口調」とは単に口汚い言葉で喋るというよりは、大人が使うようなやさぐれたような雰囲気や年相応に達観した態度が出た結果、外見とのギャップとして荒っぽく聞こえるというニュアンスです。
また、語尾が「~のじゃ」とするのは「のじゃロリ」と呼ばれるジャンルがあるように、非常にポピュラーなものです。
使う一人称も大体決まっていて、「妾(わらわ)」や「儂(わし)」だったりします。
どの口調にするかは、表現したいロリババアキャラに合わせてください。
ただ、のじゃロリ口調のキャラは多いので、競合作品のことや読者に与えるマンネリ感を意識するのなら避けておくほうがいいかもしれないですね。
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ロリババアキャラを小説やイラストなどの創作に活かそう!ショタジジイも……?
では次に、ロリババアを自身の小説やイラストで登場させる際に考えておきたいポイントについてお話します。
バトル物と恋愛物に分けて考えていきましょう。
ロリババア~バトル物~
ロリババアをバトル物に出すときは、やはり最大の持ち味である年齢ギャップを大いに活用したいですね。
外見が幼いということで敵を油断させて、子供が決して使えないような武器で叩きのめす。
例えばゴツイ銃火器や鈍器を担いで登場したり、人形やおもちゃに見えていたものが恐ろしい呪いをかける道具だったりですかね。
あと、車を運転してカーチェイスさせるのもいいかもしれません。
内面は大人なので運転免許証は取れる……はずですよね。
車のことは詳しくないのですが、ロリババアが乗る車はやっぱり大きい方がいいでしょう。
車から降りるときに、足が地面につかずに飛び降りる描写はロリババアポイントが高いです。
ロリババア~恋愛物~
ロリババアは恋愛においても、読者の目に魅力的にうつりやすいです。
普通のロリキャラとの恋愛とはまた違った味が楽しめるでしょう。
なんといっても中身は一人前の女性なんですから。
しかし大半の場合は人生経験が豊富であっても恋愛経験が無いという設定が多くを占めます。
ですから日常ではリードしてくれるものの、こと恋愛の話になるとどぎまぎするというキャラがウケのいいロリババアであることがわかります。
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ショタジジイについて
どうやら数こそ少ないものの「ショタジジイ」なるものも存在するようです。
外見が少年で中身がおじさんというキャラですね。
数が少ないのでジャンルを新規開拓したいなら狙い目かもしれませんよ!
ロリババアとアピールポイントは似ていて、外見とはかけ離れた言動や行動をすることを一番強調しておきたいですね。
ロリババアキャラの声がそのまま少女らしい声が多い反面、ショタジジイキャラは声も大人の男性を感じさせる設定を採用している傾向があると思います。
素直に少年ボイスとして描写するのか、それともダンディーな大人のボイスとして描写するのかは作者さんの好みで考えていただいていいと思うので、「これだ!」ときた方にしてくださいね。
まとめ
今回は「ロリババア」についてお話してきました。
ババアババアと連呼してすみません。
気になったんですが、ロリババアほどではなく「外見年齢が30歳ぐらいで、実年齢が80歳ぐらいのキャラ」ってたまに見かけますけど、あの手のキャラって採用されてない割には人気があるんですよね。
ロリババアはちょっと……という人は、そういったキャラを採用するのも一つの手ですね。
それではまた次回お会いしましょう。
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ちょっとしたネタが貴方の大きな創作に繋がりますように。
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