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創作で重要なキャラクターの一つが父親キャラです。
このキャラクターを魅力的に描けるかどうかで、他のキャラクターや作品全体の良し悪しが変わってくるものです。
今回はこの「父親キャラ」についてお話したいと思います。
涙も笑いも誘える父親キャラを創作に登場させたい方は必見です!
父親キャラの特徴やあるあるをタイプ別に紹介
父親キャラと言えば誰が思い浮かぶでしょうか。
そしてその思い浮かんだ父親キャラは「良い父親」でしょうか、それとも「悪い父親」でしょうか。
一見すると良い父親の方がキャラクターとしての人気が高いかのように思われます。
しかし、良い父親はもちろん悪い父親も同様に人気を獲得することが多いんですよね。
それではまず初めに、父親キャラの特徴について見ていきましょうか。
理想の父親キャラ
主人公にとっての理想が父親とされることがあれば、その父親キャラは正義感が強かったり腕っぷしが強かったりするでしょう。
あとは弱い者の味方であったり、他人を思いやることのできるタイプの人間であることも考えられますね。
父親キャラとして恐らくは一番よくある形であり、同時に故人である可能性も同じぐらい高いものになっています。
存命の場合、主人公の完全上位互換になってしまって主人公の人気を食ってしまうかもしれませんからね。
亡き父親の背を追いかけ、その理想にたどり着くのが物語のテーマにもなりえます。
[関連記事]創作の主人公に親はなぜいない?両親がいない設定のメリットとは?
等身大の父親キャラ
特に目立ったことをするわけでもなく、かといって誰かの邪魔をするわけでもない父親キャラも存在します。
このタイプの父親キャラは舞台の一つとしての役割しか持たないことが多いものの、ふとした時に父親として子に対して的確なアドバスを与えることで人気が爆発することがあります。
他の父親キャラと違い普通の父親なわけですが、普通だからこそ経験してきたことを子に諭す姿勢に説得力を与えます。
それに普通であることは簡単ではありませんから、その意味では特別な存在と言えるかもしれません。
「実は一般的な父親に見せかけて、実は強力な父親だった」という設定はワクワクさせられることがあるものの、安易には使うべきではないでしょう。
そうすると普通であることの良さは失われますし、主人公が「普通の家に生まれても特別になれること」をコンセプトにしていたのだとすれば台無しになります。
使いどころには注意しましょう。
[関連記事]平凡主人公が多いのは何故か?弱いキャラがどうしてウケるのかを解説
クズを体現したような父親キャラ
悪い父親としての典型が、このクズ系父親キャラです。
クズと言っても色々ありますが、例えば暴力を振るうタイプであったり子供を利用しようとしているようなタイプがクズとして扱われます。
主人公などのキャラクターはそんな父親の姿を見て「あぁはなりたくない」と反面教師にしていくのです。
父親から受けた扱いで劣等感やトラウマを抱えることもあり、それをどう乗り越えていくのかもポイントになるでしょう。
父親キャラ自体にはいい意味での人気がでることはまずないですが、その子供のキャラクターの乗り越えるべき障害物としての役割としては採用率の高いものになっています。
子供を利用するタイプの父親キャラは原則として嫌われはしますが、キャラクターが振り切れていたりして濃いとクズさと相まって妙な人気が出ることがあります。
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人気が出るタイプの悪い父親キャラ
先ほどのクズ系父親キャラではポジティブな人気は見込めませんが、悪いからと言って人気がないことにはなりません。
悪い、つまり敵であっても人気の出る父親キャラは存在します。
立場は敵であっても、戦いを通して子供の成長を喜んだり試練を与えて乗り越えさせようと父親らしいことをするのです。
最期は子に敗北し成長を認めて潔く退場するのもよいでしょうし、衝突を繰り返す中でわだかまりがとけるのもよいでしょう。
表面上のキャラクターはおどけていてもいいですし、無口でも構いません。
重要なのは子を思っているかどうかなのです。
父親キャラを創作に登場させる際に考えておきたいポイント
それでは次に、父親キャラを自身の創作に登場させる際に考えておくとよい点についてお話します。
主人公やキャラクターにとって父親とは何か
父親キャラを登場させる際は、主人公やキャラクターにとってどういう存在なのかについてを考えておきましょう。
前述のように理想なのか超えるべき壁なのか。
はたまた打ち倒すべき敵なのか、守るべき大切な存在なのか。
それによってキャラクターの動かし方は変わってきますし、どういう最後になるのかも変わってきます。
更に父親の存在意義をしっかりと決めるということは、主人公などのキャラクターの柱になることもあるので、ブレのないキャラクターを作る要素にもなりますので考えておきましょうね。
父親キャラが子の人気を食ってしまわないように注意!
父親キャラはカッコよく描くことができれば、無類の人気を誇ります。
「誰が人気になっても構わない」とするのであれば問題ありませんが、あくまでも子の方の人気を高めたいのであれば動かし方には工夫が必要です。
例えば出番は少ないぐらいでちょうどいいでしょうし、立ちはだかる問題を解決してしまうのではなく、アドバイスをしたり子の歩む道を切り開くために奮戦することで魅力を読者に伝えながらも人気を独占することを防ぐことができます。
それに数少ない登場だからこそ、キャラクターが光るというのもありますからね。
出番の多さがイコール人気になるとは限らないのです。
さいごに
今回は「父親キャラ」についてお話してきました。
故人になっていたり出張や行方不明などで直接的に登場する機会の少ない父親キャラですが、生きている状態で父親の生き方を子に教えるのも魅力的です。
是非、父親キャラを登場させてみてくださいね。
それではまた次回お会いしましょう。
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