こんにちは。『そうとめ』管理人のるいつです。(@Soutome_ruitsu)
最近「ヴェノム」って映画を鑑賞したんですが、かなり面白かったです。
ホラーかなと思っていたらコメディ色があって笑わされました。
王道のヒーロー物をずっと見てると不意にちょっと変わった設定のヒーロー物とか見たくなったことってないですか?ヒーローにも色々タイプがいるのでそれぞれの特徴を知っているとより一層楽しめるはずです。
その中でも今回は「ダークヒーロー」についてお話します。
他とは違うヒーローを創作に登場させたいと考えている方は必見ですね!
ダークヒーローの意味とは
「ダークヒーロー」って言葉を聞いたことありますか?最近の映画で言うと「ヴェノム」が当てはまるんですが……どうでしょう。
「黒いヒーロー?」
なんていう感想をもつ人がいるかもしれません。日本ではまだまだ王道のヒーロー物が人気ですから馴染みのない人がいるのは当然です。ではご説明しましょう。
「ダークヒーロー」とはアンチヒーローとも呼ばれている「反英雄」です。つまり従来の勧善懲悪としたヒーローから逸脱したヒーローなんです。彼らは正義のために自ら悪の力を振るうんですね。 アメコミでよく見かけます。
そのアメコミの世界で一番ダークヒーローとして有名なのは「バットマン」でしょう。バットビークルに乗り悪党を夜な夜な狩り続ける様子はとてもクールですよね。他には「ゴーストライダー」「デッドプール」「パニッシャー」。グループだと「スーサイド・スクワッド」が当てはまります。
先程まだまだ日本にはダークヒーローが少ないと記述しましたが、これは創作者の皆さんからしてみれば大きなチャンスなんですよね。この設定を存分に活かすことができれば他の作品とは一味違った創作物になります。確かにメジャーではないんですがこの設定を採用した作品は軒並み人気を集めているんですね。以下に日本でのダークヒーローの代表例を抜粋しました。
- アーカード(ヘルシング)
- 一方通行(とあるシリーズ)
- グリード(鋼の錬金術師)
- ルルーシュ・ランペルージ(コードギアス反逆のルルーシュ)
- 衛宮切嗣(Fate/zero)
やはり人気の出ている作品が多いですよね。主人公とサブ役、どちらもダークヒーローなり得るんですね。
ちなみに「かいけつゾロリ」のゾロリもダークヒーローなんですがこれでピンとくるような方もいるかもしれませんね。
ダークヒーローを漫画や小説などの創作物で活かすには
ダークヒーローを活かすにはその特徴を知る必要があります。個々のキャラクターに信条があるので一概には言えないのですが、おおよその目安として参考にしてください。
まず一つ目は「殺しをいとわない」
これは多くのキャラクターに当てはまるのではないかと思いますし、これがダークヒーローと呼ばれる所以のような印象があります。正義のヒーローにありがちな説得というかお説教が無いのでバンバン敵を斬り伏せるんですね。説得して「はいみんな仲良し♪」みたいな「きれいごと」で終わらせないところが好印象です。
二つ目は「孤独」
どうにもダークヒーローは孤独を好む傾向があります。一般人には理解されにくい立場ということで周囲から誤解されていたり敵視されているんですね。例えなんらかの組織に属していても、「仲間」という点にクローズアップされることは少ないです。
三つめは「合理的」
これは一つ目の特徴と関係しているのですがダークヒーローの考え方は非常に合理的です。逆に王道ヒーローは感情的ですよね。無茶な計画は実行しませんし、殺せばうまくいくのであれば容赦なく手にかけるんです。しかしこの合理的な考え方だけでは人間らしく生きられないので、割り切れていないダークヒーローは時折その苦悩にさいなまれることがあります。
最後は「正義の定義が異なる」
ダークヒーローをダークヒーローたらしめている特徴です。それぞれ正義に対しての解釈が大きく異なりますし、もっと言えば本人が「自分は正義を志していない」と考えている場合もあります。総合的に見れば正義なのですが、手法などの過程を断片的に見ると悪に見えてしまうので自覚が無いんですね。
かっこいいダークヒーローを演出する
以上の特徴を踏まえてダークヒーローを創作で取り扱うなら更に世界観を考える必要があります。
主人公かサブキャラにするかという点で世界観自体をダークな物にするかどうかって変わってきそうですね。正攻法の正義ではどうしようもない狡猾な悪がはびこっている環境こそがダークヒーローという設定を存分に活かすことができます。
どうしようもないクズたちを正面切って御託なしにブッ飛ばす爽快感こそがダークヒーローの持ち味ですから。
恋愛話に絡ませるのであればヒーローだけではなくてヒロインにして「王道ヒーローとダークヒロイン」なんて組み合わせも面白いんじゃないでしょうか。
まとめ
今回はダークヒーローについてお話してきました。
王道のヒーローに食傷気味の人にはうってつけのネタですよね。しばらくダークヒーローの邪道さに触れた後、王道のヒーローを見ると今度はこちらの良さもわかってくると思いますよ。
こちらは今回ご紹介したダークヒーローを考える上で参考になる作品です。ぜひご覧ください。
それではまた次回お会いしましょう。
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ちょっとしたネタが貴方の大きな創作に繋がりますように。
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