こんにちは。『そうとめ』管理人のるいつです。(@Soutome_ruitsu)
以前に取り上げた「ツンデレ」「ヤンデレ」に関係することを述べたいと思います。
今回はデレシリーズ第三弾「クーデレ」についてお話したいと思います。
人気の出る打率が高いヒロインを作りたい方は必見ですよ!
クーデレの意味と概要
クーデレという言葉を聞いたことのある人はツンデレやヤンデレに比べると少ないでしょう。
1番メジャーなのがツンデレで2番目がヤンデレ、最後3番目がクーデレといったところでしょうか。
クーデレとは「クール」と「デレ(照れ)」を合わせた造語です。
「クールでありデレる」ということですね。
クーデレキャラの例
クーデレキャラといってもパッと浮かばない方もいるでしょうから例を挙げて考えてみましょう。
一番有名な作品では「新世紀ヱヴァンゲリヲン」の綾波レイが挙げられます。クーデレというよりはクールな部分が強調されているキャラではありますが。
あとは「化物語」の戦場ヶ原ひたぎや「涼宮ハルヒの憂鬱」に登場する長門有希も該当するでしょう。
「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」の雪ノ下雪乃も人気の高いクーデレキャラですね。
他にもクーデレキャラクターはツンデレやヤンデレキャラに比べると少ないものの、数としてはかなりのキャラが採用されているほど人気があります。
クーデレキャラが人気のワケ
色々な作品に登場するクーデレキャラ。
しかもその人気は正ヒロインを抜く勢いのクーデレサブヒロインが存在したりします。
なぜこんなに人々を魅了することができるのでしょうか。
私なりに分析してみました。
考えられることとして「”デレ”を抜きにした場合であっても魅力が高い」というのが挙げられます。
恋愛物において最初はヒロインの好感度0からスタートすることって多いですよね。
ヒロインが主人公にまだ惹かれていない段階で「デレ」という真価を発揮できていない状態であっても読者にヒロインの魅力を伝える必要があります。
ツンデレキャラであればデレを抜けば「ツンツンしている」という状態です。
ヤンデレキャラだと「病んでいる」という状態。
これは主人公に当たりが強かったり、陰鬱とした雰囲気を醸し出しているだけの状態ですよね。
そう考えるとデレを抜きの初期段階では好き嫌いが結構分かれてしまいそうですよね。
これでは主人公に思いを寄せてツンや病みとデレの兼ね合いで本領発揮する前に読者に離脱されてしまうかもしれません。
この離脱を避けるために「チョロイン」というタイプのヒロイン。つまりすぐにデレるキャラが量産されることにも繋がります。
一方クーデレキャラは物語序盤のデレを切り離した状態であっても、人気が確保できると考えられます。
クールなキャラは男女問わずにそれだけで人気の設定ですからね。
つまりクーデレキャラは最初の段階からしっかりと人気を獲得し、中盤から終盤にかけてデレとの絶妙なバランスで新たに読者の心を鷲掴みにできるのです。
創作でクーデレキャラを出す際に考えておきたい特徴
そもそも「クールでありデレる」といっても解釈は一つではありません。
ツンデレ本来の意味と同じように、「他人がいるとクールで二人っきりの時はデレデレな状態」だったり「心ではデレデレなのに感情表現がクールなままの状態」が考えられます。
それに「出会った頃はクールだったが後はデレデレ状態」や「デレの割合が少なくほとんどがクールである状態」もあります。
ここは理想のヒロイン像に合わせてここは使い分けてくださいね。
男性キャラのクーデレ
クーデレヒロインという前提でお話したのですが、おおよその特徴は男性キャラであっても当てはまります。
男性キャラの場合はデレの割合は控えめで、よりクールの方にフォーカスされる傾向があるでしょう。
これは、変にデレさせるよりクールキャラを貫いた方が人気が出やすいことも後押ししているでしょう。
しかしクールなキャラが不意に見せるデレはその回数が少なければ少ないほど威力は高いので、使いどころを見極めて導入したいですね。
クーデレキャラの作り方
感情の表現が乏しければクールさを出せそうと考える方もいるしれませんが、それが正解とは限りません。
感情表現の乏しさは「人間味が無い」のであって「クール」とは言い切れないからです。
クールであっても笑いますし激怒することもあるでしょう。
大切なのは表現の方法です。
笑い方では「ガハハハッ」なんてふんぞり返るのではなく、優しく声に出ないようなゆったりとした笑いをする。
怒り方では声を張り上げて怒鳴るのではなく、鋭い目つきや平時と変わらない声のトーンであるが故の計り知れない恐怖を表現する。
このように喜怒哀楽を表現しつつ、他キャラとの差別化を行ないクールさをアピールしましょう。
外見に関しては落ち着いた容姿が好ましいと考えられます。
知的に見えるメガネをかけさせるのもいいでしょう。
しかし、例えば「ギャルでクール」というのもそれはそれで面白そうですから、一概に決まったテンプレのようなものは無いでしょう。
クールさを演出するのに大切なのはやはりキャラの内面ですね。
まとめ
今回は「クーデレ」についてお話してきました。
デレシリーズは続けたいですが、なにか他にありますかね……
メジャーなのは今回のクーデレとツンデレ、ヤンデレだと思うので結構マイナーなものになってしまうかもしれませんが見てくれると嬉しいです。
以下に「クーデレ」について創作に取り入れたいときに参考になる作品を掲載しておくので、是非チェックしてくださいね。
それではまた次回お会いしましょう。
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ちょっとしたネタが貴方の大きな創作に繋がりますように。
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