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以前にご紹介した脳筋キャラに関連したキャラクターの話になるんですが、強いキャラによくある共通点のうちの一つで戦闘を楽しんでいることが挙げられますよね。
ということで今回は「戦闘狂」についてお話したいと思います。
かなり濃いキャラクターを創作に登場させたいと考えている方は必見です!
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戦闘狂の意味と実在の是非について
戦闘狂の意味としては「戦いに快楽を見出す狂人」です。
我々一般人からすると戦いというのは避けて通りたいですよね。
戦いなれている軍人だとしても正常な精神状態であるなら、なるべく戦闘を行いたいとは思わないでしょう。
しかし例外というのは常に存在するんですね。それが戦闘狂です。
戦いを手段ではなく目的として楽しむんです。
生きるための戦うのではなく、戦うために生きるって感じです。
戦闘狂は実在するのか
そんな戦闘狂は創作の中だけの存在なんでしょうか?
その答えは正直はっきりとは言えないんです。
なぜかというと仮に創作に出てきそうな戦闘狂が存在したとしても、そういった人物は歴史に名を残すことができないからです。
現実では戦いの原則は軍が率いる集団戦ですから統率が執れていないといけないわけです。
そんな中で一人、傍若無人に作戦を無視して敵をなぎ倒すだけでは軍の規範から大きく外れちゃいますよね。
ですからそのような見本とならない兵士は後世には語り継がれることが無いんです。
なので我々が知る由が無いんですね。
それに戦闘狂といえど現実ではどこまでいこうが所詮は人間止まりですから限界があります。無双ができるのは創作の世界だけですからね。
ですから100人200人倒したならいざ知らず、現実的な数字の敵を倒して
「ヒャッハー!戦いってのは楽しいぜぇ!!」
と戦闘狂キャラによくありがちな発狂したところで
「頭がおかしくなったんだな……」
としか思われないです。
実際にそういう病気はありますしね。
ほんの少数ですが戦闘狂として語られている歴史上の人物も存在します。
例えば織田家に仕えた森長可(もりながよし)はよく戦闘狂として謳われているわけですが、そのエピソードは信憑性に欠けます。
戦闘狂とされる人物は、後世で脚色が施された状態であることが多いのです。
戦いが当たり前の世界では、設定を盛らなければ狂気を出してキャラを立たせることができませんから。
本当の意味での戦闘狂は、我々が想像している以上に地味に戦いを楽しんでいるかもしれないですね。
[関連記事]狂人キャラの狂気はどう表現する?ありがちな特徴や人気の秘密を解説
女でも戦闘狂になり得る?創作で扱う際に考えておきたいこと
それでは本題。戦闘狂キャラを創作で活かすことを考えていきましょう。
まずは戦闘狂の特徴からですね。
男性だろうが女性だろうが大人だろうが子供だろうが、戦闘に快楽を求めた時点で戦闘狂です。
戦闘狂は男性キャラに多い印象ですが、女性キャラであっても構いません。
描写についてですが印象として先ほどのセリフのように
「ヒャッハー!!」
みたいなノリがありますが、奇声を挙げるタイプのキャラは安っぽく感じてしまいます。
別段、行動や言動のおかしさを強調する必要はないと思いますね。
快楽の一部が戦闘になるわけですから我々が快楽を欲している時の考え方と同じはずなんです。
快楽という単語がピンとこなければ「楽しく感じること」と置き換えましょう。
どうでしょう、どんな気分になりましたか。
ショッピングをしたい。スポーツをしたい。ゲームをしたい。
そういった快楽を求める時にいちいち奇声なんて発しないですよね。
ただただワクワクするだけ、気持ちが高揚するだけなんです。
なので戦闘狂を描写する際にも「あぁ、今日は何人と戦えるんだろうか」と純粋で子供のような表情のキャラを描いてください。
きっとその方が狂気を感じることができるはずです。
それから戦闘狂が戦いたいと思う相手は強くしてください。
格下相手に無双するのは爽快感はあるかもしれないですが、小物臭が拭えません。
格上相手、勝てないような相手に圧倒されながらも何度も何度も立ち上がって戦いを所望する。
それが戦闘狂の魅力であると考えています。
戦闘狂の戦い方
それでは戦闘狂の戦い方を考えていきましょう。
戦闘に快楽を見いだすという部分では狂っているのですが、戦い方自体は狂っている必要はありません。
むしろ戦える喜びを嚙み締めるように冷静に動くでしょう。
戦闘方法としては大胆に戦ってもいいですしゲーム感覚で戦うのもいいでしょう。
要は「楽しんでいるな」と読者に伝われば良いのです。
それでも戦闘狂キャラにヒャッハーさせたい方は
ここまでお話した過程で
「うーん……そうは言ってもやっぱり戦闘狂ってヒャッハーってしてないとそれっぽくなくね?」
そう感じた方がいるかもしれません。
それは従来の創作でありがちな戦闘狂キャラに見慣れているからと言う他ないんですが、気持ちはわかります。
どうしてもそのヒャッハー感を出したいのならメリハリをつけましょう。
ずっと発狂していては噛ませ犬のようですので、数ある戦闘のうちでも特に心が躍った時に限定して発狂させるといいかと思います。
戦闘狂キャラの恋愛
それでは最後に恋愛に絡ませて考えていきましょう。
戦闘狂の恋愛では男女どちらであっても、きっかけとしては「戦闘以外に楽しいこと=恋を見つけることができた」という展開でしょう。
そこで戦闘狂としての役目を終えて一般的な思考に戻すのか、恋をしていても戦闘狂で居続けるのかは各々の判断ですね。
個人的には後者をお勧めします。
なぜなら、折角の戦闘狂というスパイスを捨てる理由が無いからです。
ただ、相思相愛になってストーリーがエンディングになるのであれば一般人に戻ってもいいかと思いますよ。
まとめ
今回は戦闘狂についてお話してきました。
我々の周囲には戦闘狂どころか争いが身近にない分実感がわきづらいですが、ひょっとしたらあなたのすぐそばに戦闘狂がいるかもしれま……いやいないでしょう。
とにかくどう狂気を演出するかがキーになってきますから、そこを意識して創作するようにしましょうね。
それではまた次回お会いしましょう。
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