こんにちは。『そうとめ』管理人のるいつです。(@Soutome_ruitsu)Twitterでは独自の創作ネタを発信しておりますのでフォローお願いします。
以前に「かっこいいことわざ」について取り上げたことがあります。
今回はこれに関連して「美しいことわざ」についてお話したいと思います。
創作をするなら知っておいて損はない比較的マイナーな部類のことわざを知りたい方は必見です!
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- 美しいことわざ一覧表
- 落花流水の情(らっかりゅうすいのじょう)
- 柳絮の才(りゅうじょのさい)
- 柳眉を逆立てる(りゅうびをさかだてる)
- 艱難汝を玉にす(かんなんなんじをたまにす)
- 邯鄲の夢(かんたんのゆめ)
- 亡羊の嘆(ぼうようのたん)
- 比翼連理(ひよくれんり)
- 尾生の信(びせいのしん)
- 酒は憂いを払う玉箒(さけはうれいをはらうたまははき)
- 三尺下がって師の影を踏まず(さんじゃくさがってしのかげをふまず)
- 雀百まで踊り忘れず(すずめひゃくまでおどりわすれず)
- 断琴の交わり(だんきんのまじわり)
- 鬼も十八番茶も出花(おにもじゅうはちばんちゃもでばな)
- 鴛鴦の契り(えんおうのちぎり)
- 越鳥南枝に巣くい胡馬北風に嘶く(えっちょうなんしにすくいこばほくふうにいななく)
- 輿馬を仮る者は足を労せずして千里を致す(よばをかるものはあしをろうせずしてせんりをいたす)
- 焼け野の雉子夜の鶴(やけののきぎすよるのつる)
- 麒麟も老いぬれば駑馬に劣る(きりんもおいぬればどばにおとる)
- 九仞の功を一簣に虧く(きゅうじんのこうをいっきにかく)
- 鳴く蝉よりも鳴かぬ蛍が身を焦がす(なくせみよりもなかぬほたるがみをこがす)
- 名を捨てて実を取る(なをすててじつをとる)
- 恋は思案の外(こいはしあんのほか)
- 外面如菩薩内心如夜叉(げめんにょぼさつないしんにょやしゃ)
- 捲土重来(けんどちょうらい)
- 月に叢雲花に風(つきにむらくもはなにかぜ)
- 栴檀は双葉より芳し(せんだんはふたばよりかんばし)
- 有為転変は世の習い(ういてんぺんはよのならい)
- 埋もれ木に花が咲く(うもれぎにはながさく)
- 仰いで天に愧じず(あおいでてんにはじず)
- 胡蝶の夢(こちょうのゆめ)
- さいごに
美しいことわざ一覧表
「美しい言葉の響きであることわざ」と「美しい意味のあることわざ」
この二つを美しいことわざとして定義づけ、ご紹介していきますね。
読み方と意味を併記しております。
落花流水の情(らっかりゅうすいのじょう)
川などに落ちた花と水の流れは互いに「水に身を任そう」「花を乗せてやろう」と思いやるように、男女が相思相愛であることのたとえ。
柳絮の才(りゅうじょのさい)
並々ならぬ文才をもっている女性のこと。
柳眉を逆立てる(りゅうびをさかだてる)
柳の葉を美人の眉にたとえ、美人がひどく怒る様子を指す。
艱難汝を玉にす(かんなんなんじをたまにす)
様々な困難を克服してこそ一人前の人間になれるということ。
邯鄲の夢(かんたんのゆめ)
人の世における栄光や衰退といったものは実に儚いものであること。
亡羊の嘆(ぼうようのたん)
学問はあまりにも多くの種類に分かれているので、道を極めて真理に到達するのは困難であるということ。
比翼連理(ひよくれんり)
夫婦など男女の仲が大変睦まじい様子のこと。
尾生の信(びせいのしん)
約束をしっかりと守ることや、融通の利かないことを指す。
酒は憂いを払う玉箒(さけはうれいをはらうたまははき)
お酒はずっと悩んでいたことや嫌なことを忘れさせてくれる(掃き出してくれる)玉箒のようなものだというたとえ。
三尺下がって師の影を踏まず(さんじゃくさがってしのかげをふまず)
師匠の後を続く際は影を踏まない程度である三尺を下がっておくとよいのと同じように、どんなときも師匠に対しては礼儀を重んじるべきだということ。
雀百まで踊り忘れず(すずめひゃくまでおどりわすれず)
雀が一生飛び跳ねることを忘れないのと同じように、人間も幼い頃についた習慣はなかなか忘れることはないということ。
断琴の交わり(だんきんのまじわり)
とても堅く結ばれた友情を指す言葉。
鬼も十八番茶も出花(おにもじゅうはちばんちゃもでばな)
恐ろしい鬼でも一八歳の頃は美しく見え、番茶も淹れたての頃は香りがあるように、人間の女性も元の容貌が優れなくとも年ごろになれば魅力的になるということ。
鴛鴦の契り(えんおうのちぎり)
夫婦の仲が非常に睦まじいこと。夫婦限定で使う。
越鳥南枝に巣くい胡馬北風に嘶く(えっちょうなんしにすくいこばほくふうにいななく)
故郷がとても恋しいこと
輿馬を仮る者は足を労せずして千里を致す(よばをかるものはあしをろうせずしてせんりをいたす)
何か他のうまく利用することによって物事を簡単に進めることができるということ。
焼け野の雉子夜の鶴(やけののきぎすよるのつる)
親が子を想う愛情が深いこと。
麒麟も老いぬれば駑馬に劣る(きりんもおいぬればどばにおとる)
どんなに大成した人間であっても、年を取ってしまえばそこらの凡人より劣ってしまうということ。
九仞の功を一簣に虧く(きゅうじんのこうをいっきにかく)
今にも努力を重ねてきたことが達成しようというときに、最後の一手で失敗してしまうと完成に遠のくということ。
鳴く蝉よりも鳴かぬ蛍が身を焦がす(なくせみよりもなかぬほたるがみをこがす)
なんだかんだと口うるさい者より、語ることの少ない者の方が物事をよく考えていることのたとえ。
名を捨てて実を取る(なをすててじつをとる)
名誉は捨ておいて、実利を優先したほうが賢い選択であるということ。
恋は思案の外(こいはしあんのほか)
人間の友情や愛情は常識の範囲だけでは捉えることができないということ。
外面如菩薩内心如夜叉(げめんにょぼさつないしんにょやしゃ)
見かけは菩薩のように優しい雰囲気を醸し出しているが、内心はさながら夜叉のように恐ろしい女性のこと。
捲土重来(けんどちょうらい)
一度は敗れた者が勢いを取り戻すこと。
月に叢雲花に風(つきにむらくもはなにかぜ)
月に雲がかかって見えなくなったり花が風で散らされるように、良いことには常に何かしらの邪魔が入って長続きがしないこと。
栴檀は双葉より芳し(せんだんはふたばよりかんばし)
成功を残す人は小さい頃から優れた面を見せていること。
有為転変は世の習い(ういてんぺんはよのならい)
世の中の移り変わりは非常に早いということ。
埋もれ木に花が咲く(うもれぎにはながさく)
ずっと恵まれない境遇におかれていた人が、思いもよらぬ幸運に巡り合うこと。
仰いで天に愧じず(あおいでてんにはじず)
自身の行いを考えても、なんら心に後ろめたいものはないということ。
胡蝶の夢(こちょうのゆめ)
人生の儚さや、現実と夢の区別があいまいな状態になっていること。
さいごに
今回は「美しいことわざ」についてお話してきました。
是非これらのことわざを使って創作を美しく彩ってみてくださいね。
それではまた次回お会いしましょう。
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ちょっとしたネタが貴方の大きな創作に繋がりますように。
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