こんにちは。『そうとめ』管理人のるいつです。(@Soutome_ruitsu)Twitterでは独自の創作ネタを発信しておりますのでフォローお願いします。
ツイッターをいつものごとく開いていたら珍しい言葉がトレンド入りを果たしていました。
一般的に使われているわけではなく割とマイナーな言葉だったので驚きました。
そしてこの言葉は創作とも深く関わっているため当サイトでも取り上げることにしました。
その言葉というのが「バウムクーヘンエンド」です。
特殊なエンディングを知っておきたい方やBL創作を手掛けている人は必見です!
バウムクーヘンエンドの意味と特徴
バウムクーヘンエンドという言葉を聞いたことがある方は少ないでしょう。
私は以前、偶然にこの言葉を知りましたがその時に記事として取り上げるべきか否かを考えた結果先送りにしたんですね。
まさか注目を浴びるような設定だとも思わなかったものですから。
さてバウムクーヘンエンドの意味は「他キャラや視聴者から見てもお似合いの二人が別々の人と結ばれる」というエンディングを指したものです。
バウムクーヘンを結婚式の引き出物として一人でいただくということから来ている言葉のようです。
バウムクーヘンエンドと言ってもピンとこないものの、意味を知ると「あぁ、あれか」と納得する方もいらっしゃることでしょう
ではこの設定の特徴を一緒に見ていきましょう。
バッドエンドやメリバに近いもの
本来であれば結婚するようなキャラクター同士が別々になるというのは見ている側からすればモヤっとすることでしょう。
バウムクーヘンエンドがエンディングとして用いられる場合はそのままバッドエンドとされたり、あるいはメリバに近い形で物語の幕を閉じることが多いでしょう。
相手のことを思って涙をのみながら別れを受け止めるのは純粋なバッドエンドではなく前向きな要素はあるものの物悲しさが残ります。
この何とも言えない感情は嫌だなと感じる人がいる一方で、しみじみ感じることで好ましいと受け止める人もいます。
ここは結構両極端な印象を受けます。
創作に取り入れる際は自身のファン層を鑑みて判断しましょう。
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バウムクーヘンエンドをエンディングとして扱わない
バウムクーヘンエンドはその名の通りエンディングの一種なわけではありますが、エンディングとしては扱わずに導入や作中の転換点の一つとして採用するケースもあります。
むしろこちらの方が多いかもしれません。
例えば「幼馴染が結婚するのを阻止する」というのを導入としたり、「親の命令で突如現れた婚約者!」という物語中盤の展開ですね。
いずれにしても互いのキャラ間の愛を確かめる機会になることでしょう。
ずっと一緒にいたから気づくことのできなかった愛が、遠くに離れそうになることで初めて実感できるというのは皮肉なことですよね。
傾向としては前述のエンディングとして採用したものよりハッピーエンドになりやすいと考えられます。
「本来別の人と結婚するはずだった」など運命に抗うようなテーマはやはり人気が高いですね。
バウムクーヘンエンドはその別の人というのが、いけ好かなかったり意地悪だということが少なく普通に幸せにしてくれそうな良い人が多い点が特徴ですね。
だからこそ強引に奪うなんてことができずに悩みに悩むわけです。
誰の幸せを一番に考えるのかが一貫してテーマになることでしょう。
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バウムクーヘンエンドを創作に活かすポイント
バウムクーヘンエンドの特徴を掴んだところで次は自身の創作にどう役立てることができるのかを考えていきたいと思います。
BL創作やGL創作に定評のあるバウムクーヘンエンド
バウムクーヘンエンドはどちらかというと一般の創作よりBL創作やGL創作に馴染みのあるものでしょう。
同性婚が一般的ではない日本だからこそかもしれません。
「結婚することは幸せかどうか」と問われればどう答えますか?
ここは人によって様々に解釈が分かれるポイントでしょう。
仮に「結婚することが幸せを感じるられること」とするのであれば、好きな人には幸せになって欲しいと他の異性との結婚を涙をこらえて後押しすることも考えられるでしょう。
自分の幸せより他人の幸せを優先した考え方です。
そこから気持ちを押し殺すことができなくて再び愛を求めるのか、それとも夢の終わりとし歩き出すのかは作者次第です。
ポイントとしては同性ならではの結ばれることに対しての壁の高さや世間の目、そしてそれを打ち砕く互いの愛を重点的に描きたいですね。
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バウムクーヘンエンドと相性の良い設定
最後にバウムクーヘンエンドと親和性の高い設定をご紹介します。
まずは「時間遡行」
時間を遡ることによってバウムクーヘンエンドを覆すように過去を変えていくというものですね。
過去ではなく未来でバウムクーヘンエンドが待ち受けているのを知り、未来を変えることも考えられますね。
次に「世界線移動」
好きな人が他の人と結婚する世界から、自分が好きな人と結ばれる世界を探し求めるというものです。
どちらにしてもやがて努力が実り結ばれる展開も良いでしょうし、あるいは「どれだけ時間を巻き戻してもどれだけ世界を移動しても決して二人は結ばれることのない運命だった」というのも中々くるものがありますね。
さいごに
今回は「バウムクーヘンエンド」についてお話ししてきました。
その名前とは正反対の甘くないエンディングですね。
中々考察の深め甲斐のある設定です。
そもそも結婚式の引き出物にバウムクーヘンって出るんですかね。
それではまた次回お会いしましょう。
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