こんにちは。『そうとめ』管理人のるいつです。(@Soutome_ruitsu)Twitterでは独自の創作ネタを発信しておりますのでフォローお願いします。
創作には通常のストーリーに加えて、お約束の回が登場しますよね。
その一つが「水着回」です。
今回はこのやたらとアニメやラノベなどで出てくる「水着回」についてお話します。
水着回がどう創作に影響しているのかについて知りたい方は必見です!
ポケモンですらある水着回は何故ここまで頻出なのか
水着回とは、そのままの意味ですが登場キャラクターがプールや海に行って水着姿を披露する回です。
ストーリーの流れで海水浴などに行くのは理解できますが、割と突拍子もなくねじ込まれるのが水着回なのです。
さて、この水着回。
男性向けのアニメやラノベではもちろん登場率は高いですが、女性向けであっても存在しますし、ポケモンやコナンなど大衆向けの創作にも登場するのです。
何故ここまで水着回は創作に採用されやすいのでしょうか。
まずはその特徴や採用理由について考察していきたいと思います。
視聴者へのサービス
水着姿のキャラクターは、普段とのギャップがある場合は特に人気が爆発しやすいです。
そうでなくても水着姿のキャラクターは魅力的であり、目の保養になることは疑う余地がないでしょう。
水着姿というと女性キャラの印象が強いでしょうが、男性キャラであってもその水着姿は人気があります。
男性キャラの水着はオシャレなものかネタ要素の強いものかが、女性キャラよりはっきりしやすいのが特徴です。
アニメのDVDを購入してもらうため
特にアニメ制作において、その資金源の一つとしてDVDの売り上げは重要なものとなっています。
昨今ではサブスクリプションサービスの普及などで、以前よりはその重要度が下がったように思えるでしょうが、依然として直接的な収益となりやすいDVDの売り上げは最重要でしょう。
さて、そのDVDの売り上げをどうすれば良くできるのかですが、当然のことながら内容の良さで勝負できるのが一番でしょう。製作者とてそう思っているはずです。
しかし現実的ではありません。
限られた時間と十分でない資金から生み出すことのできる作品の完成度は、そのリソースに比例します。
派手なアクションや美麗なグラフィックはそう易々と再現することはできないのです。
そこで重宝するのが水着回です。
水着回にも労力は要りますが、上記のような場面を描写することに比べれば省エネができます。
アクションで静止画が頻繁に使われるとなると違和感をおぼえますが、水着回に静止画が増えたとしても「よく眺められるなぁ」ぐらいに思う人が多いはずです。
そしてただでさえ人気のある水着回に「DVD限定でより色気のあるシーンが見られますよ!」と宣伝すればそれを目的としてDVDを購入してくれる人が増えるわけです。
低コストでDVDの売り上げを見込めるので、水着回は制作者側からすれば採用したくなる回なのです。
物語の緩衝材として
説明の多い話やシリアスな話が連続すると、読者が疲弊し離れていきやすいとよく言われています。
これに関しては完全には頷くことはできないのですが、確かにそう言う人がいることも実感しています。
このような笑いの少ない話が続いた際に、緊張を緩めることのできる水着回が採用されることがあります。
ここでもまたギャップの話になるのですが、普段のシリアス続きの場面では決して見せないようなキャラクターの一面に対して読者は一層惹かれていきます。
キャラクターをあらゆる面から描写するのは、愛着を持ってもらう上で大切なことです。
しかし、下手に水着回を入れると緩衝材としてではなく雰囲気をぶち壊した回として認識されることもあり注意が必要です。
この場面の見極めができないのであれば、無理して水着回を入れる必要はないと思います。
水着回を創作に取り入れる際に考えておきたいポイント
それでは次に、自身の創作に水着回を登場させる上で考えておきたい点について解説していきます。
どんなシーンに力を入れるか
前提として女性キャラは可愛く美しく、男性キャラはカッコよく描写することは言うまでもないでしょう。
問題はそれ以外の部分です。
海やプールでのキャラクターの行動をどう描写するかです。
活発なキャラは目一杯泳ぐでしょうし、大人しいキャラはパラソルの下で本でも読んでいるでしょう。
チャラいキャラはナンパに勤しむでしょうし、運動神経の良いキャラはビーチバレーで大活躍しているはずです。
そう、どれもこれもどこかで見たことのあるキャラの行動です。
一言で言えば「テンプレ」です。
水着回という回自体がテンプレ中のテンプレです。
なのでキャラクターの行動もそれに則ってテンプレで良いのではないかと思うのです。
奇をてらって従来の水着回に関係無さげなことをしたところで、「普通の水着回が見たいんだけどなぁ」と思う読者が大半なのです。
年ごとに水着回があるような創作でなく、水着回が一度っきりしかない創作ならなおのこと。
元からそのような変わったことをすることが日常茶飯事の創作ならそれでも良いでしょうが、そうでない一般的な創作ではテンプレに近い水着回をオススメします。
無理矢理に水着回をしない
再三になりますが、水着回を突拍子もなく登場させるのは避けましょう。
アニメ制作側の都合でそうなるのは致し方無いですが、原作の時点では無理にねじ込む必要は皆無のはずです。
コメディやギャグ創作では毎回毎回、その季節や時事に合わせた場が舞台になることに違和感をおぼえることは少ないので水着回を突然入れても、読者が置いてけぼりになる可能性は低いです。
しかしそうでない創作だと、流れを無視したいきなりの水着回は物語の構成を壊す要因になるのです。
本当に今水着回をする必要があるのか、水着回ではなく温泉回や野球回ではダメなのか。
水着回を登場させる前に検討しておきましょうね。
さいごに
今回は「水着回」についてお話してきました。
女性キャラの水着のデザインは豊富で可愛らしい物にしやすいですが、男性キャラの水着って難しいですよね。
海パンを履かせるだけでは味気がないです。
帽子やTシャツ、指輪やネックレスなどアクセサリーの類も一緒に着用させてあげると、華のある姿になるのではないかと思いますね。
それではまた次回お会いしましょう。
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