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物語で主人公に並んで人気のあるヒロイン。
女性主人公であれば男性キャラクターです。
しかし人気のあるヒロインの中で「メインヒロイン」は何故か人気が無いと言われることがあります。
今回はこの原因や解決方法についてお話します。
自創作のメインヒロインが今ひとつ人気が無いと感じている人は必見です!
メインヒロインが交代させられるほど人気の無い理由
メインヒロインの人気があることは普通のはずが、どういうわけか後々出てきたサブヒロインに取って代わられたり、他にライバルヒロインがいないのにも関わらずにフェードアウトしてしまうことがあります。
まずはメインヒロインがメインヒロインとしての人気を得ることができない原因について考えていきましょう。
サブヒロインに負けてしまう理由
メインヒロインが後発のサブヒロインにお株を奪われることは非常に多く感じます。
読者からしてみれば「こっちのサブヒロインの方をメインにしておけばもっと人気が出たんじゃないか?」と思うことでしょう。
しかし、これには理由があるのです。
前提として、物語に一番最初に登場させるヒロインがメインヒロインになる傾向があります。
なるだけ早い段階でメインヒロインを出しておかないと読者の定着が困難になるからです。
そうして登場させるメインヒロインの設定を考える時、どうしても無難な性格になりがちなんですね。
なぜならメインヒロインを個性的にしてしまうと、その特徴が受け入れられずに離れてしまう読者が多くなるリスクが高いからです。
一方でサブヒロインが登場する段階では、すでに作品に一定の読者がついており、挑戦的なヒロインを出せるようになるのです。
メインヒロインは100点中70点を確実に取ろうと設計するのに対し、サブヒロインは0~100点を一か八かで狙うような設計するイメージです。
そして偶然に100点を叩き出したサブヒロインが、70点のメインヒロインを超えてしまうのです。
実際にメインヒロインとサブヒロイン達を並べてみるとよくわかるはずです。
確かにサブヒロインで抜群の人気を誇るキャラもいる一方で、不人気だったり空気になっているサブヒロインがとても多いことを。
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メインヒロインがフェードアウトする理由
中にはメインヒロインなのにも関わらず、物語の後半でフェードアウトしてしまうことがあります。
これは特にバトル物創作で起こりやすい現象です。
なぜなら戦いの場において、メインヒロインの役割が「守られること」の一辺倒になりやすいからです。
主人公の目的が「守ること」になりやすいことの影響でもあります。
それに最近では「守って!」「助けて!」と連呼するメインヒロインに嫌気がさしている読者も多く、メインヒロインのフェードアウト化が激しくなっているのです。
「じゃあ戦わせりゃいいんじゃね?」と思われるでしょう。
しかしメインヒロインを戦わせるのはとても大変なのです。
なぜなら戦いでは殴る蹴るが頻繁に行われるからです。
メインヒロインでなくとも女性キャラがそのような目に遭うのは不快であるとする声が大きいのです。特に顔面に対しては。
あとは男性キャラが多い創作では、男性キャラの人気が高くなりすぎてメインヒロインを含んだ女性キャラ全体の出番が著しく少なることがあります。
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メインヒロインを魅力的に描写するためのポイント
メインヒロインが不人気になりやすい原因を見てきたので、次はどうすれば人気が出るのかについて考えていきます。
メインヒロインがサブヒロインに勝つには
メインヒロインが無難な設定なままでは、尖った設定でウケたサブヒロインに人気を奪われる可能性があります。
ではどうすればいいのか。
解決策として「性格の二段構え」が挙げられます。
例えば「主人公の幼馴染の優しい女の子」として売り出したメインヒロインがいるとします。
そして物語中盤、サブヒロインが出揃ったところでメインヒロインに性格や特徴を加えるのです。
それはヤンデレ要素であったり、イケメンっぽさだったりします。
サブヒロインや他のキャラを出している中で、どんなキャラがウケてどんなキャラがウケないかが大体わかってくるはずなので、それも考慮して決めてください。
こうすることでサブヒロインにも勝る、一粒で二度おいしい特徴的なメインヒロインが完成します。
メインヒロインはどう戦わせる?
メインヒロインは戦わせることが困難であることを解説しました。
しかし、戦わせることは不可能ではありません。
まず、「ヒロインが暴力を受けることに対する嫌悪感を抱く読者」が多いことに関してです。
これは直接の暴力で特に顕著になる傾向にあります。
殴る蹴るは言わずもがな、得物を使った直接攻撃なども該当するでしょう。
一方で魔法や銃弾などの遠距離攻撃や範囲攻撃、巨大なモンスターからの攻撃には嫌悪感を覚える人の割合は随分と減ります。
つまり、どれだけ現実の暴力を想起させないかが肝になりそうです。
フィクションとわかっていても無意識のうちに現実と結び付けてしまって嫌悪感をおぼえるのかもしれません。
ですのでヒロインが攻撃を受ける際には上記のようなものが良いでしょう。
そして「メインヒロインが守られてばかり」なことに関してですが、一方的に守られているだけではなく、主人公を守れるぐらいのパワーバランスにするのが得策でしょう。
交互に守り守られをするのが丁度いいのではないでしょうか。
あとメインヒロインの戦闘スタイルを指揮官だったり遠距離攻撃に特化させたりすると、守られ続けている印象や直接暴力を受けることが無くなりやすいのでオススメです。
さいごに
今回は「メインヒロインの不人気さ」についてお話してきました。
主人公と結ばれるからメインヒロインというわけではありません。
少年誌だと特にそうで、異性の相棒なのがメインヒロインなケースが多いです。
それ以外では大体が主人公と結ばれるキャラ=メインヒロインという認識ですかね。
どちらにせよメインヒロインの人気は、作品の人気にも大きく影響するので魅力的に描写できるように工夫していきたいですね。
それではまた次回お会いしましょう。
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