こんにちは。『そうとめ』管理人のるいつです。(@Soutome_ruitsu)Twitterでは独自の創作ネタを発信しておりますのでフォローお願いします。
楽器は世界に多く存在し、古くから人々を楽しませてくれる存在です。
そして、楽器は創作の舞台でも世界観をつくりだしてくれる重要な要素です。
今回は楽器の中でも「日本の和楽器一覧」についてお話したいと思います。
日本を舞台にした創作をしようと考えておられる方は必見です!
日本古来の和楽器まとめ!
お祭りなどの行事で見ることの多い和楽器。
その音色を聞くだけで、ここが日本であることを深く実感させてくれるものです。
また、一般的なバンドでは使われることが少ないですが、そこを突いて和楽器をバンドに取り入れているもグループがあります。
さて、これら和楽器をあなたはいくつご存知でしょうか。
いざこの和楽器の奏でる古き良き日本の雰囲気を創作に取り入れようとしても、和楽器自体を知らなければしようがありません。
以下ではいくつか有名なものから知られていないものまで、様々な和楽器を紹介しています。
和楽器は日本発祥のもの以外に、大陸から渡ってきた楽器が変化して日本で広く使われるようになった楽器も存在します。
是非、和風の創作に役立たせくださいね。
琵琶(びわ)
出典 かつては藤原隆能が書いたとされていた。(源氏物語絵巻参照) – 『源氏物語絵巻』徳川美術館編・出版、1937年, パブリック・ドメイン, リンクによる
琵琶は弦楽器の一つで、弦をはじいて演奏する和楽器です。
銀杏のような形をした物は、ギターで言うところのピックのようなもので「撥(ばち)」と呼ばれます。
現在、主に使わている琵琶の張られている弦の数は四つで、四弦(しげん)と呼ばれます。
日本にある琵琶は、多くは中国から渡ってきました。
一番ポピュラーな楽琵琶や平家物語を語る際に使用する平家琵琶が存在します。
筝(そう)
出典 Settei Hasegawa – Library of Congress, パブリック・ドメイン, リンクによる
別の読み方には「こと」があります。
中国の唐から伝わった楽器で、雅楽をするための楽筝として使用されてきました。
近世以降は筝曲に「俗筝(ぞくそう)」が使用されるようになりました。
同じ読み方の「琴(こと)」がありますが、筝が柱(じ)と言う器具で弦の音を調整しますが、琴はこの柱が無く演奏者が弦を押えて音を調整します。
和琴(わごん)と呼ばれる筝が日本には古くから存在し、現在でも使用されています。
三味線(しゃみせん)
出典 喜多川歌麿 – from en:, パブリック・ドメイン, リンクによる
三味線は撥(ばち)で演奏する弦楽器です。
現在の沖縄県である琉球からやってきました。
現在では犬の皮などが使われていることが多いですが、琉球ではニシキヘビの皮が使われていました。
三味線には細棹(ほそざお)と中棹(ちゅうざお)太棹(ふとざお)に分類されます。
ここに含まれないものでは、三味線より小型の三線(さんしん)が有名です。
横笛(よこぶえ)
出典 Ken@Okinawa – Japanese traditional flute “Ryuteki”, CC 表示-継承 2.0, リンクによる
別名「おうてき」
横に構えて鳴らす楽器です。
雅楽や神楽に使われる「雅楽笛(かぐらぶえ)」や「龍笛(りゅうてき)」が存在します。
尺八(しゃくはち)
出典 Lombroso – 投稿者(Lombroso)が撮影, パブリック・ドメイン, リンクによる
こちらは縦に構えて鳴らす縦笛です。
中国の唐から伝来しましたが、日本国内で広まる過程で変化していきました。
語源は「一尺八寸(いっしゃくはちすん)」とする笛のサイズから来ているとされています。
箜篌(くご)
出典 仇英 – Scanned from Mitchell Clark (2005年) Sounds of the Silk Road – Musical Instrument of Asia, MFA Publications, p. 22 ISBN: 0-87846-688-6., パブリック・ドメイン, リンクによる
天女様がよく弾いている楽器です。
西洋の楽器で言うところのハープ。
朝鮮半島の高句麗から伝わったとされています。
演奏する他に、インテリアとして飾られていることも多い楽器です。
阮咸(げんかん)
出典 Piccolist – 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, リンクによる
胴の部分が円になっているのが特徴的な撥(ばち)を使用する弦楽器です。
正倉院にある桑木阮咸(くわのきげんかん)が有名。
鼓(つづみ)
出典 岡田三郎助 – ngGuyZfjQAotaQ at Google Cultural Institute maximum zoom level, パブリック・ドメイン, リンクによる
インドが発祥の楽器であり、中国を通して日本に伝来しました。
音に合わせて掛け声を出しながら演奏するのが特徴です。
緒(お)が巻かれており、これを緩めたり締めたりすることで音を調整します。
小鼓(こつづみ)大鼓(おおつづみ)などがに大きさによって分けられます。
拍子(ひょうし)
その名の通り、音楽全体の拍子を整えるのに使われる楽器です。
ジャンルとしては打楽器に分類され、左右の手に持って互いを打ち鳴らして演奏します。
笙(しょう)
出典 月岡芳年 – http://www.japancollection.com/japanese-print-images/p550-yoshitoshi-moon-at-mt-ashigara-6890.jpg, パブリック・ドメイン, リンクによる
少し変わった形状をした管楽器です。
ハーモニカと似ていますが、吸った時と吹いた時の音色に違いが無いのが特徴です。
似た楽器に、「芋(う)」と呼ばれる物があり、一オクターブ低い音域を出せます。
胡弓(こきゅう)
出典 不明 – Playing on Samisen, Yokin and Kokin, パブリック・ドメイン, リンクによる
三味線を小型化した三線を更に小型化した楽器です。(画像こちらから見て左の女性が演奏している楽器)
弓を使用して演奏しますが、動きとしては本体を動かして音を出すのが特徴として挙げられます。
法螺(ほら)
出典 Jnn, CC BY 2.1 jp, リンクによる
法螺貝をベースにして作られた楽器です。
戦国武将が合戦の合図として使っている印象がある人も多いでしょう。
山に籠って修行をする修験道で用いられる際は、修験者の合図として使用したり、悪魔を退治するために使用されました。
鉦鼓(しょうこ)
出典 katorisi – 投稿者自身による作品, CC 表示 3.0, リンクによる
仏教でも使用されることのある打楽器です。
左右にある撥を使って演奏します。
仏教では首からさげて練り歩いて演奏されることもあります。
篳篥(ひちりき)
出典 Youtetsu – Youtetsu, パブリック・ドメイン, リンクによる
中国から伝来した管楽器で、「大篳篥」と「小篳篥」が存在します。
現在、一般的になっているのは「小篳篥」の方です。
先ほどご紹介した「笙(しょう)」「龍笛(りゅうてき)」に加えて「三管」と呼ばれる楽器です。
和太鼓(わだいこ)
出典 Georges Seguin (Okki) – 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, リンクによる
恐らく現在でも見られる楽器の中で一番の馴染みがある楽器ではないでしょうか。
特に「長胴太鼓(ながどうだいこ)」と呼ばれる和太鼓が、祭りなどの行事でよく目にする楽器ですね。
演奏方法は種類や大きさによって様々で、据え置きのものから手で持てるものまであります。
銅鑼(どら)
出典 お館さま – 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, リンクによる
試合開始の合図で使用されることの多い、金属でできた円盤を撥で打つ楽器です。
和楽器と言うより、どちらかと言えば中国の楽器である印象ある人が多いかと思います。
鈴(すず)
出典 久次米一弥 – 自身で撮影, CC 表示-継承 3.0, リンクによる
振るとシャンシャンと鳴るお馴染みのあれです。
創作で使われる機会があるとするのなら、神楽で使用する神楽鈴でしょうか。
鈴をいくつか付けた道具であり、巫女さんがよく使用します。
簓(ささら)
出典 Jason7825 – 投稿者自身による作品, パブリック・ドメイン, リンクによる
竹や木などを重ねてできている楽器です。
楽器の他に現在ではあまり使われることがありませんが、洗浄器具として使用されていました。
さらさらと小気味よい音を出すのが特徴です。
筑子(こきりこ)
不明 – 『藝能事典』(東京堂出版), パブリック・ドメイン, リンクによる
「こきりこ節」と呼ばれる民謡を歌う際に使用された楽器です。
竹を両手に取り、打ちながら踊って歌います。
鳴子(なるこ)
手に持って踊りながら打ち鳴らす楽器です。
よさこい祭りやソーラン祭りで多く使われているので、実際に見たことがある人もいるんじゃないでしょうか。
赤色が多いですが、他にも青や緑などカラフルな色が塗られています。
さいごに
今回は「日本の和楽器一覧」についてお話してきました。
創作で「~の音色が聴こえてくる」と表現するだけでも、随分と和の雰囲気が感じ取られるものです。
冒頭にお話した和楽器のバンドのように、和楽器と縁の無さそうなものに結び付けることで、思いもよらない良い創作が出来上がるかもしれないですね。
是非、和楽器を創作に取り入れてみてくださいね。
それではまた次回お会いしましょう。
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ちょっとしたネタが貴方の大きな創作に繋がりますように。
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