こんにちは。『そうとめ』管理人のるいつです。(@Soutome_ruitsu)
前回は絵師と絵師にまつわる炎上に対する回避策をお話してきました。まだご覧になってない方は先にチェックしておくといいかもしれません。
さて今回はその続きのようなものです。
前回が「絵師であるor絵師になりたい方」向けの話題だったのに対して、今回は「絵師に関わる機会のある方or関わろうと考えている方」に対しての話題です。
今回は「絵師にイラストを依頼するときに心掛けておきたいこと」についてお話したいと思います。
創作する方は媒体に問わずに絵師にお世話になる可能性が高いので必見です!
絵に興味が無いからと言って絵師と関係を持たないとは限らない
絵師に依頼するのは何もイラスト好きや企業だけではありません。
小説を書く人なら挿絵や表紙絵の依頼をするでしょう。
作曲ならカバー絵ですよね。
自分自身が絵師であっても、他の絵師の持ち味に憧れてお金を払って絵を描いてもらいたいと思うことがあるでしょう。
創作家であれば何かしらの形で絵師と関りを持つことは将来的にあるでしょう。
ですので今は関係ないと思っている方もしっかりとマナーを知っておくべきであると思います。
絵師にイラストを依頼する
昔とは違ってSNSが普及した現在では、絵師との距離が随分と近くなりました。
絵師にイラストを依頼するときもメールで申し込むことはもちろん、TwitterのDMやLINEで依頼を募集しているケースが多くなりました。
距離が近いということはやりとりが手軽にでき、ファンとの交流が行いやすいという利点があります。
逆に距離が近いとマナーを勘違いしたファンや理不尽な要求をしてくるファンとのいざこざがデメリットとして考えられます。
あなたが絵師に依頼する立場だった場合、どんな対応をしてどんな対応を避ける必要があるのか一緒に考えていきましょう。
敬語を使う
案外できていない人が多いのですが、絵師とのやり取りは敬語が基本です。
絵師に限ったことではありません、初対面の人と話すときは敬語を使うようにしましょう。
「絵師が偉いから敬語を使うの?」
そう思う方がいるかもしれませんが、偉い偉くないは関係ないのです。
敬語は立場に関係なく、初対面であったり親しくない人にも使う言葉です。
絵師との距離が近くなりすぎて友人感覚で接していまうのが原因でしょう。
原則は敬語を使うようにして、相手から自発的に敬語じゃなくていいと言われたらタメ口に切り替えていいでしょう。催促しちゃダメですよ。
創作物を依頼するのはタダじゃない
イラストはタダではありません。
そこには時間はもちろんのことアイデアや道具など目に見えづらい費用がかかっています。
しかし当たり前のようにタダを前提として依頼してくる人は多いのです。
見えない費用には対価を必要だと考えることのできないのが原因でしょう。
あとは「リクエスト」と「依頼」を混同していることも考えられます。
リクエストは絵師がアイデアを募集したり暇つぶしや純粋に楽しみたいと思って募集するものです。こちらには費用がかかりませんし、どんどんアイデアを供給してあげてください。
一方で依頼は絵師にとっての仕事であり、当然賃金は発生するものです。
「無償依頼」とされている場合のみタダを前提で受け付けてくれているので、その場合はありがたく利用しましょう。
金額はしっかりと提示する
金銭のやりとりはきっちりしておかなければなりません。
ここをあやふやにしてしまうと後々大きい問題になります。
絵師の依頼される歴が浅く、依頼する側も依頼経験が少ない場合に金額という一番重要な事項をすっ飛ばしてしまうケースが多いんですね。
金額の相場というのは一概に決まっていません。
ですから依頼や取引を重ねてわかってくるのですが、最初のうちはわからないので絵師に金額の提示をお願いしましょう。
そこで高いか安いか妥当かを考えて、取引するか否か回答しましょう。
依頼する絵師について知っておく
依頼するぐらいですから、当然その絵師については熟知しているファンであると考えられるでしょうが、中には「人気だから」「話題だから」という理由で依頼を考える人がいます。
それ自体に問題があるのではなくて、絵師について特に画風について知っておかないと完成したときに想像とかけ離れている可能性があります。
ですので依頼する前に絵柄や特徴が自分の好みに沿うものであるかはきっちりと確認しておきましょう。
具体的に完成イメージを伝える
自分が想像している完成図が、絵師が最終的に描きあげたイラストと乖離していることがあります。
それは依頼する側のオーダーが抽象的過ぎたことが原因かもしれません。
それを避けるには具体的にイラストの要望を伝えましょう。
絵師側としても具体的に想像図を伝えてもらった方が助かるのです。
なぜなら依頼側から聞かされていない分は絵師の想像力で補完しなければならないからです。
修正要望は早くする
依頼をすると絵師側からラフ画の段階などで是非を聞いてくることがあるでしょう。
その後は線画、彩色、加工など順を追って制作されるのですがラフ画の段階ならともかく最終段階で
「あ~やっぱ別のにしてもらえますか」
といった風に0からやり直しを要求するのは絵師に相当な負担がかかるのでやめましょう。
ラフ画は構図、線画は線の強弱、彩色は色の配置、加工はするかしないか。
このように、それぞれに対応できるキャパシティーが違います。
ラフ画、線画の段階ではスルーしているのに、加工の段階で構図の見直しを要求するのは相応しいことではないというのがわかっていただけるでしょう。
まとめ
今回は「絵師にイラストを依頼するときに心掛けておきたいこと」についてお話してきました。
イラスト依頼は企業相手しか行っていない絵師もいるので、そういった場合も考えて事前リサーチはしっかり行っておきましょうね。
敬語を使うのが苦手な人が多い印象を受けるので、以下に敬語の書籍を掲載しておくので、是非チェックしてくださいね。
それではまた次回お会いしましょう。
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