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創作で好きな展開ってありますよね。
見ていると心の底から気持ちが湧きあがってくるような。
私にもそのように大好きな展開があります。
それが今回ご紹介する「主人公が仲間やヒロインと敵対する展開」です。
そう聞いて共感してくれた人や、その良さを知りたい方は必見です!
主人公は何故大切な人たちと袂を分かつことになったのか
主人公が敵対する展開……ワクワクする人いるんじゃないでしょうか。
主人公は仲間やヒロインと目的を同じにして行動するという前提を覆すこの展開は物語の見方を大きく変えるものになっています。
何故主人公は敵対の道を選ぶことになったのか。
その理由として考えられるものをいくつかご紹介しましょう。
大切な仲間だからこそ敵になった
恐らく主人公が敵対する展開で一番多い理由がこれです。
「一緒にいると仲間に迷惑をかけてしまう」ということや「敵サイドでしかやれないことが仲間を救うことになる」という背景があります。
闇堕ちとは異なり、敵対という形をとっているものの敵だと認識しているわけではありません。
あくまで手段の一つとして背に腹は代えられず敵対しているだけということが多いでしょう。
心は仲間を思っているままなので、その様子を仲間が感じ取って「あいつひょっとして……」と主人公の敵対の意図を汲んでくれる場合もあります。
結果的にハッピーエンドになりやすい理由と言えるでしょう。
属している団体や組織の腐敗を感じ離反
主人公の在籍する組織や集団に対し何らかのマイナス感情が蓄積していった結果、組織に未だ籍を残している仲間との敵対に繋がることもあります。
わかりやすい例を挙げるのであれば「化け物を掃討する組織に在籍していたが、そのやり方が残酷で化け物たちにも自我などがあることを目の当たりにした」という理由からの離反です。
ポイントは物語の当初では知らなかったことが、物語の進行に合わせて明らかになることで離反意識を持ったというところでしょう。
この場合、主人公が離反する前に仲間に対して「この組織はおかしい」「敵の彼らにも事情がある」と言及して仲間がどういう反応をするのかも考えておきたいところです。
「おかしいのはお前だ」と突き放すのか「確かにおかしい」と同意するのか、それとも「おかしくはないと思うが、お前の言っていることも正しい」と敵対しながらも尊重するのか。
様々な反応が考えられます。
[関連記事]前作主人公の扱いに正解はあるのか?敵にするのか弱体化させるのか?
敵に唆される、力を求めてしまうなど闇堕ちによる敵対
当然「闇堕ち」が影響して敵対するケースも考えられます。
闇堕ちによる敵対は目が覚めさえすれば元通りになるので、意外にも上記二つの理由からくる敵対より短期的なものになりやすいですね。
ずっと心の中に抱え込んできた主人公らしからぬ欲求や不満さえあれば、敵に少し背中を押されるだけで闇堕ちしてしまうのです。
詳しくは闇堕ちの関連記事からご覧ください。
[関連記事]創作ネタ「闇堕ちキャラの特徴!理由は正義のあり方にあった!?」
敵対主人公を創作に活かす際に考えておきたいポイント
主人公が敵対してしまう理由についてご紹介してきました。
では次に敵対する主人公を自信の創作に取り入れる際におさえておきたいポイントについて解説していきますね。
バトル物と恋愛物にわけてお話します。
バトル物における敵対する主人公
敵になる主人公といえば、やはりバトルでの敵対になりますよね。
これまで肩を並べて戦ってきた仲間たちにとっては、さぞ戦いにくい相手になることでしょう。
そしてなによりお互いに手の内を知っている上での勝負になり、奇策なしの純粋な力のぶつかり合いになりやすいでしょう。
味方であったころの主人公あるいは仲間は頼もしさしかなかったのに対し、敵対するとこれほどまでに厄介な相手だったかと相手の力量を再評価することにもなるでしょう。
ポイントとしては「主人公に敵のシンボルを与える」というところです。
敵のシンボルとは、そのまま敵の掲げるマークを施した服装につけくわえたり、敵だけが使う能力を習得していたりすることです。
そうすることでより「主人公は本当に敵になってしまった」と強調することができるのです。
敵側の構成員になるどころか、首魁になっていて構成員たちをズラッと従えているような構図も非常に「来るところまで来てしまった感」があっていいですね。
[関連記事]魔王を題材としたなろうやアニメが人気なのは何故?娘と関係がある?
恋愛物において敵対する主人公
主人公が敵対するのを好む人々の中には「ヒロインとの敵対」が非常に心にくる方もいらっしゃることでしょう。
「好きな者同士が敵対するから好き」「敵対しているうちに互いに惹かれあっていくのが好き」というのがおおよその理由ではないでしょうか。
前者であれば戦うたびに胸を締め付けられているかのような表情を見せるヒロイン、後者であれば敵意と思っていた感情が好意へ変わっていくことに戸惑いを見せるヒロインを見ることができます。
ポイントとしては「好意が見え隠れする塩梅」です。
完全に慈悲も容赦もない主人公やヒロインだと恋愛物として見てもらえません。
だからと言って逐一好意駄々洩れで隙を見せまくりだと「遊んでんのか?」と思われざるをえません。
ですので好意があることを部分部分で意識させながらも、しっかり敵対しなければならない場では油断せずに敵対するのがいいでしょう。
「少し好意の描写が少ないかな?」と感じるラインがちょうどいいはずです。
好意の描写は思っている以上に目立つものなのです。
さいごに
今回は「主人公が仲間やヒロインと敵対する展開」についてお話ししてきました。
この設定が人気なのは、一番敵になってはいけない主人公が敵になったことによる周囲の反応や主人公の葛藤を見たいという人が多いのではないかと思います。
敵になった主人公というIF設定を出すというのもファンサービスとして非常に高評価を得られるものであると思います。
それではまた次回お会いしましょう。
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