こんにちは。『そうとめ』管理人のるいつです。 (@Soutome_ruitsu)
創作の世界では頻繁にある設定が現実に無いことって結構ありますよね。
あったとしても、きらびやかなことではなかったりします。
もっとも味気の無い現実を華やかな理想として見せてくれるのが創作なんですけどね。
今から取り上げる内容も人によっては縁のないことかもしれないです。
今回はネットのSSでもよく目にする「幼馴染」についてお話しますね。
恋愛物での主人公とヒロインの関係性に悩んでいる方は必見です!
SSでも人気のある幼馴染設定
幼馴染は「幼いころから親しくしている(していた)人」です。
幼いというは人によってとらえ方が違うでしょう。
幼稚園ないし保育園の頃だったり小学生だったり、あるいはそれ以上かもしれないですね。
平均的に考えると小学生までと考えるのが一般的ではないのかなと思います。
幼馴染設定は何故人気なのか
幼馴染という属性は創作ではかなり高い確率で採用されている超人気設定です。
その理由を考えていきましょう。
まずは「主人公のことを解説できる」ということ。
主人公の生い立ちを主人公の言葉を介さずに説明できます。
例えば主人公自ら「俺は過去に学内トップの成績を取った」と言わせるより、幼馴染が「彼は過去に学内トップの成績を取った」と言わせる方が説得力がありますし何より自慢気な不快感が無いですよね。
ただ注意すべきは主人公のいい点ばかりではなく悪い点にも言及しましょう。いい点ばかりだとヨイショしすぎて違和感を覚える読者が出てきます。
次にヒロインに限りますが「メインヒロインになりやすい」というところです。
主人公と誰よりも時間をともにしてきた幼馴染のヒロインは、それだけ主人公の強さも弱さも知っています。ヒロインが複数登場する場合においては、このような「一番主人公を理解している」という条件が最もメインヒロインとして読者に納得されやすいのです。
幼いころから主人公を慕ってきた幼馴染ヒロインには、主人公と結ばれて報われてほしいと思う人が多いのです。
最後は「過去と現在の対比がしやすい」というところ
幼馴染が知っている主人公の過去と今の主人公の考えや信条が異なっている時や、逆に幼馴染が過去と変わってしまった場合に歩んだ人生の違いを描写しやすくなります。
「いつまでも変わらない主人公と変わってしまった幼馴染」というように、幼馴染と主人公が対峙しているケースで活かすことができるでしょう。
幼馴染を創作の2つの観点から考える
それでは幼馴染設定の活用方法をバトル物と恋愛物、それぞれの場合で考えていきましょう。
バトル物での幼馴染の活用
バトル物では幼馴染と共闘しているのか敵対しているのかで描写の仕方は異なってきます。
共闘、つまり仲間だと長年お互いを知った仲ということで強力な連携プレーをバトルで発揮しましょう。互いを信頼しているからこそ、相方のカバーで何とかなるような危険な攻撃を繰り出すことができます。
技術が格上の相手にコンビネーションで圧倒する展開は読者をワクワクさせること間違いないでしょう。
敵対している場合だと、どうして敵対するようになったかを考えることが必要です。
成長するにつれて思想が異なったのか、どうしようもない外的要因なのか。
外的要因とは「子供のころは仲良くできたが、実は親同士が敵対していた」なんてのが当てはまりますね。
次はこのように敵対した後、結局どうなるのかですね。敵対したまま終わるのか、以前のように仲良くなるのか。
異性の幼馴染出会った場合は仲良くなった後に恋愛展開になるのもいいでしょう。同性でも可能です。
幼馴染設定を恋愛物で活かす
恋愛においてはどの時点で主人公に好意を抱いていたのかを考える必要があります。逆も然り。
小さいころからずっと好きだったのか、それとも成長していく過程で好きになったのか、はたまた物語の中で好きになるのか。
幼馴染ヒロインの利点は冒頭で人気の理由として解説したので、欠点を述べますね。
それは「幼馴染」という設定が強力なゆえにそれ以外の特徴が薄くなりがちなところです。
時には「ツンデレ幼馴染ヒロイン」という風に他の属性が混じってキャラが確立されることもありますが、多くは「幼馴染=優しい性格」というところで終わってしまうんですよね。ツンデレについて
後々にって出てくる他のヒロインが濃いキャラクターになりやすいので、幼馴染がメインヒロインだとしても人気がどんどん薄れていってしまうんです。これは悲しいですよ。
解決策としては「ただの優しさ」で終わらせないことです。時には主人公のためを考えて鬼になるような性格だといいんじゃないでしょうか。
最近の風潮としてオカン気質のキャラクターの受けが非常にいいです。オカンとは優しく厳しく全てお見通しなんです。
このオカンキャラと幼馴染という設定はシナジーが高いと考えているのでミックスしてキャラクターを創り出すのがオススメですね。
まとめ
今回は「幼馴染」についてお話してきました。
私には幼馴染がいませんね……どうなんでしょうか、幼馴染って他の方は結構いるもんなんですかね?
アニメを見てはじめて幼馴染という概念を知った悲しい人間です。
以下に「幼馴染」を創作に採用するのに参考にしたい作品を掲載しております。是非チェックしてくださいね。
それではまた次回お会いしましょう。
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ちょっとしたネタが貴方の大きな創作に繋がりますように。
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