こんにちは。管理人のるいつです。(@Soutome_ruitsu)Twitterでは独自の創作ネタを発信しておりますのでフォローお願いします。
さて突然ですがこのサイトをご覧になっているあなたは結婚していますか?
している方に続けて質問です。
結婚することを決めたのはあなたですか?
「そんなもん当たり前だろ」
そう感じる方がほとんどでしょう。そう、現代であれば。
しかしそうではない場合があったのです。
それが今回ご紹介する「許婚・許嫁」です。
恋愛物の創作を考えている方は必見です!
許嫁・許婚とは
結婚することを自分で決めていない。
つまり第三者によって結婚が決められていたことが昔にありました。
それを「許婚・許嫁(いいなずけ)」と呼びます。
正しくは「古くから結婚を誓い合った仲」という意味なので結婚する当人同士の約束も当てはまるのですが、実際に使われていた場としては第三者による結婚の決定を指すでしょう。
何故許嫁という考えが存在するのか
許嫁という概念は今生きている人たちからは許容しにくいでしょう。
あらゆる点において自由が叫ばれる中で、結婚相手を決定する自由も当然のことだと考えているはずです。
では自由を奪うことになる許嫁はどうして必要だったのでしょうか。
許嫁が存在したのは日本だけではありません。
世界のあらゆる国で許嫁が存在していました。
その多くは政治利用や家系の存続を主としていました。
「政略結婚」という言葉は聞いたことがあるでしょうか?
あれなんかは政治利用の代表例ですよね。
隣国などと協調をはかるために、いわば人質として娘を嫁がせるのです。
「家系の存続」も現代では重要視されることも比較的少なくなった考えですね。
昔は家族が代々職を継いでいくのが一般的だったので、子孫を確実に残すことは重要だったんです。
なので親同士が小さいころから許嫁を定めて血筋が絶えないようにしていたんです。
現在も許嫁は存在するのか
今では考えられない許嫁。
しかし時代の流れと共に許容する人間が減っても、いまだに風習として残っていることがあるようです。
都心では無いでしょうが、農業や工芸などを脈々と受け継いできた家では今でも許嫁が存在するケースがあるのです。
創作で許嫁を活用するには
現実での許嫁の印象が自由の無い束縛を感じさせられるマイナス感情が多い中で、創作における許嫁はその限りではありません。
許嫁とは言い換えれば「結ばれる運命」なんです。
その運命にまつわるストーリー展開が面白く描きやすいので人気があるんですよね。
では恋愛創作での活かし方を考えていきましょう。
許嫁を恋愛物に活かす
恋愛創作においては許嫁で定められた二人の好感度はいかほどなのかを最初に考える必要があります。
許嫁であっても最初から両想いなのか、片思いなのか。はたまた両者ともに惹かれてないのか。
ゴールも同じく考えておきましょう。必ず結ばれるとは限りませんからね。
前述したように、許嫁とは「運命」に関係する設定です。
親や周囲から定められた運命に抗うのか、それとも恭順するのか。
これは書きたい物語がシリアスかコメディかによっても変わってくるでしょう。
許嫁以外の人が好きな場合や許嫁のことを考えてあえて決別する……なんて展開がシリアスな創作では人気でしょう。
一方でコメディ調であれば「許嫁」というのは非常に強力な正ヒロイン属性を帯びています。
最大の強い繋がりである「結婚する運命」を与えられているんですからね。
最初は「なんでこんな奴が」なんて思っていながらも、許嫁として一緒に過ごすことで互いの良さが見えてきて、両想いになるというのが王道で人気な展開です。
正ヒロインという意味では幼馴染ヒロインと相性がいいでしょう。
[関連記事]幼馴染との恋愛や再会について!アニメや漫画の頻出設定
まとめ
今回は「許嫁」についてお話してきました。
許嫁って女性キャラに対した言葉な印象がありますが、男性キャラに対しても使いますのでNLはもちろんBLでも活かすことができるでしょう。
以下に「許嫁」を創作に登場させるときに参考になる作品を掲載しておくので、是非チェックしてくださいね。
それではまた次回お会いしましょう。
よろしければブックマークやフォローお待ちしております!Twitter(@Soutome_ruitsu)
ちょっとしたネタが貴方の大きな創作に繋がりますように。
コメント