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先日、友人との会話で面白い内容が出てきました。
何かというと「キャラ香水」なるものを購入したということでその良さを語ってくれたんですね。
キャラクターをイメージして作成された香水のようでしたが、非常に興味深いです。
これに関連して今回は「キャラクターの匂い」についてお話ししたいと思います。
あまり重要視されることの少ない匂いについて知りたい方は必見です!
キャラクターの匂いが与える印象とは?
キャラクターの匂いって考えたことがありますか?
二次創作をするにしても公式から「このキャラはこんな匂い」という設定が用意されているケースはかなり稀ではないでしょうか。
そもそもキャラクターの匂いを考えることに意味があるのかという疑問を持たれる方がいることでしょう。
それもそのはず、創作といえば「イラスト」「漫画」「小説」「アニメ」が多く、視覚と聴覚によって感受するものが殆どであり嗅覚を使うことが無いんですね。
しかし実際に匂いを感じ取ることはできずとも、設定を用意しておけば想像することはできます。
嗅覚のみならず五感を表現することは、キャラクターやシーンを肌で感じやすくする重要な要素です。
それではどんな匂いがどんなキャラクターを連想させるのかをご紹介いたします。
甘い匂いが与える印象
キャラクターの匂いといえば「甘い匂い」が一番に思いつくのではないかと思います。
ひとえに甘い匂いと言えど種類がありますよね。
ケーキのような甘さなのか植物のような甘さなのか、それとも香水のような甘さなのか。
甘い匂いのするキャラに共通するのは「優しい」という印象でしょう。
甘さというのは刺激がなく馴染みやすいという点から優しさを感じるのでしょう。
あとは「可愛さ」を強調するのにも一役買うことでしょう。
甘い匂いのするものは見た目が可愛らしいことが多いですからね。
さわやかな匂いが与える印象
さわやかな匂いは男性キャラに多い傾向があるでしょう。
ミントのようなさわやかさや制汗剤のようなさわやかな匂いもあります。
さわやかというのは匂いの一種ではありますが、「さわやかな青年」というように印象自体を指す言葉としても用いられます。
そこからさわやかな匂いがカッコいいイケメンの印象に繋がったのではないかと思います。
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自然の匂いが与える印象
森や海など自然の匂いがするキャラクターというのも良いでしょう。
飾りっ気のない自然体であることを前面に出し、純粋さを読者に印象付けることができるでしょう。
都会から田舎に来たキャラクターが森や海の匂いがする町に真新しさを感じるという描写にも使えます。
芳香系の匂いが与える印象
バラやフルーツなど、「いい匂い」の代表である匂いがするキャラも考えられます。
いい匂い、つまり芳香系の匂いがするキャラは「大人っぽさ」を印象付けるものであると考えられます。
現実の大人の女性が使用する香水などの化粧品に含まれる匂いから「大人っぽい」という印象に繋がったのでしょう。
そのまま大人っぽいキャラに使うのもよいですし、大人になりたいと背伸びをするキャラにも最適な匂いであると思います。
科学的な匂いなどいい匂いではない匂いが与える印象
例えば金属であったり柑橘系ではない酸っぱい匂いは「いい匂い」とは言いづらいですよね。
創作に用いるのであれば「キャラクターはいい匂いにしたい」と思うはずですから、自然とこれらの匂いは案から消えるはずです。
しかし創作キャラがいい匂いがしないとダメという決まりはありません。
むしろいい匂いではなく、クセのある匂いのほうが人間味を感じられて好きだという読者も存在するのです。
確かにマイノリティな考えではありますが、ターゲットをそのような層に絞る創作をするなら選択肢には入ってくるでしょう。
匂いのしないキャラが与える印象
匂いはどんな人にもあります。
香水であったりシャンプーであったり体臭であったりと。
しかし何でもありの創作では「無臭のキャラ」を登場させることも可能です。
無臭というところから与えられる印象としては「冷徹」や「機械的」というように「人間らしさを感じさせない」というものでしょう。
転じて「実は人間ではなかったキャラ」に対して序盤で「匂いがしない」という感想を述べることで伏線として機能させることができます。
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キャラの匂いを創作に活かす際に考えておきたいポイント
少し長くなりましたが、匂いが与える印象について見てきました。
次に創作に活かすポイントを解説していきますね。
匂いが与える意外性
匂いから感じ取れる印象を述べてきたわけではありますが、あえてそれに沿わないというのもアリです。
例えば「キザなイケメンなのに匂いがシュークリームっぽい」とどうですか?
非常に意外ですし「あんな顔してるのにシュークリーム食べるの?」と興味が湧いてくるはずです。
他には「可愛い美少女がおばあちゃん家の匂いがする」とどうでしょう。
これまた意外であり残念系美少女感や高嶺の花に見えて存外庶民的など受け手によって色々な感想を抱かせます。
キャラの印象とは似つかわしくない匂いを設定に盛り込むことは、読者の意外性を刺激して印象に残らせることができるでしょう。
ただ闇雲にちぐはぐな匂いにするのではなく、表現したい意外な性格を意識して設定しましょう。
匂いがするのはキャラクターだけではない
匂いはキャラクターの他にシーンを表現する際に有用です。
例えば戦場の火薬の匂いや降りしきる雨の匂い、それからおいしそうな食べ物の匂いなどあらゆるシーンにおいて匂いは背景を想像する上で重要なものになります。
シーンを匂いで説明する上で重要なのは「わかりやすさ」です。
ついつい難しい表現や特殊な匂いで説明したくなるでしょうが、読者に伝わらなくては意味がありません。
余程のこだわりがなければ平易な匂いでたとえる方が良いでしょう。
人物の匂いについても同様で具体的な香水名でたとえても伝わりづらいですね。
しかしそこから匂いの元である花の花言葉に関連付けるなど、読者が調べることを予測して「あぁそういう意味か!」と作品に引き込むための要素として使うことができることは覚えておきたいですね。
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さいごに
今回は「キャラクターの匂い」についてお話ししてきました。
「このキャラクターはこの匂い」というようにイメージした香水を作るのは楽しそうです。
キャラに対して「いい匂いがしそう」という感想をもつことは多いでしょうが、そこから具体的な匂いまで考える機会って無いですよね。
これを機にキャラの匂いを考えてみてくださいね。
それではまた次回お会いしましょう。
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