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自身の創作物を読者の手に取ってもらうには様々な工夫が必要です。
以前はタイトルの付け方のポイントをご紹介しましたが、今回はタイトルに次いで大切な「あらすじ」についてお話します。
今いち読者に見てもらえないと悩んでいる作者の方は必見です!
小説や漫画などで重要な役割を担うあらすじ
人が小説や漫画などを手に取るきっかけにはいくつかのポイントがあります。
店頭で平積みされているケースだと一番に表紙絵が目に入るでしょう。
次にタイトルに注目するはずです。
表紙が簡素なものであったりすると一番がタイトルになるでしょうね。
その次に来るのがあらすじです。
では、この「あらすじ」の重要性について解説していきます。
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あらすじは何故見られるか
昨今、特にweb小説サイトではタイトルの長文化が進んでおり、あらすじをタイトルで説明しているような作品は多いです。
しかしながら当然タイトルの長さには限度があり、あらすじはなくてはならないものです。
本を読む人の中にはあらすじを全然読まない人もいるでしょう。
何にも知らない状態で物語を楽しみたい人にとっては必要のないことなのかもしれません。
しかし多くの人はしっかりと読むことはなくとも、手に取ったからには一応目を通すはずです。
それはなぜでしょうか。
理由の一つには「嫌いな要素が無いか」をチェックしていることが挙げられます。
同じように「好きな要素があるか」もチェックしているはずですが、嫌いな要素を含んでいるか否かの方が重要になるのです。
もしかすると当サイトをご覧になっている方の中にもいらっしゃるかもしれませんが、アニメや漫画を見る際、事前にWikipediaなどで大方の流れをチェックしている人は多いんですよね。
長い間作品を追ってきて、大して好きな要素が無いと「まぁ面白くなかったなぁ」ぐらいでしょうが、突然嫌いな要素に出くわした時には「もう二度と見るか」となるのはまだ良い方で、それがトラウマのようになることすらあるようなのです。
あらすじではそこまでの展開までは知ることはできませんが、極力嫌いな展開を避けるために目を通すのです。
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あらすじを付ける上でのポイント
それでは次にあらすじを付ける際にしてはいけないことと、しておくとよいことについて解説していきます。
作中の専門用語はなるべく使わない
あらすじで内容を説明しきろうとして、作中での専門用語を羅列してしまいがちですが、それでは読者は離れていってしまうでしょう。
作者にとってそれらの専門用語は馴染みのある言葉でしょうが、読者からしてみれば初見の言葉であり全く馴染みのない言葉です。
わからない言葉を多用された作品は、読む前から避けられてしまいがちです。
ですので、できるだけ作中での専門用語は使わずにあらすじを書きましょう。
あらすじの長さ
あらすじは長すぎても全部読まれることはありませんし、短すぎるとあらすじの役割を十分に果たすことはできません。
掲載する媒体によってあらすじを書くことのできる文字数が異なるので、一概に何文字が良いとは言い切れません。
その媒体の人気の高い作品群のあらすじの文字数を平均化して参考にすると良いでしょう。
気になるところを書かない
当たり前のことではありますが、あらすじに本編での出来事を全て書いてしまってはいけません。
読者があらすじを読んで「どうなるんだろ?」と思わせることが重要です。
なので本編を読みたくなるような出来事に誘導するような形であらすじは書きましょう。
わかりやすく「~はどうなってしまうのか!?」と表記してしまっても良いでしょう。
最低限書いておいた方が良いこと
主人公の性別、NLかBLかGLか、ハーレム(逆ハーレム)か否か、時代、世界、ジャンルについては最低限書いておく方が良いでしょう。
これらはその一点だけで読者になるか否かが分かれるほど重要なものです。
ただ、このようなポイントはweb小説サイトではタグでつけることができるケースが多いため、特段あらすじに必要が無いこともあります。
また、書籍化したものであれば表紙で大体は察することができます。
なのでそういったところで説明が不要な部分は削除し、必要なところだけあらすじに記載するようにしましょう。
主人公の目的
物語中で主人公が何を目的としているのかは、あらすじでも載せておきたいところです。
目的のない主人公もいますが、そうした昼行灯なキャラクターは、現在は今ひとつウケがよくありません。
具体的な目的でなくとも「~を守りたい」や「~を倒すため」と大雑把にでも書いておきましょう。
ここの主人公の目的で他の作品との違いをアピールすると、読者を惹きこむことが可能になります。
さいごに
今回は「あらすじ」についてお話してきました。
あらすじを見るのは一巻や一話が多く、その先になればなるほど見ることも少なくなります。
あらすじは読者になってもらうための重要な取っ掛かりなので、めんどくさいと感じても序盤は力を入れて書いていきましょうね。
それではまた次回お会いしましょう。
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